年収UPやワークライフバランスの確保のために、チャンスがあれば経理関連職で転職したいと考えている人は多いのではないでしょうか。
経理は文系の専門職の中で、断トツで転職が成功しやすい職種です。むしろ、会社を選べる職種なので、高年収が期待できますよ。
経理のキャリアがある方であれば20代、30代は勿論、マネジメント経験があれば40代、50代でも需要は十分に見込めます。
この記事では、経理で転職を検討している方に、経理が高年収で転職しやすいか解説します。実際に未経験から経理に転職をして現在は年収は1000万円を超え、経理の採用にも携わっているのでお役に立てると思います。
では、纏めていきますね。
【前提】経理はつぶしがきくので食いぱっぐれがない
経理の転職先は大きく分けて2つのルートがあります。
- 経理→他の会社の経理
- 経理→他の会社の経営企画など経理知識が活かせる職種
経理の強みは経理以外の職種にも経験者採用の枠で応募ができることです。
例えば、総務であれば総務→総務以外は経験者採用として応募ができずに、仮に経営企画に転職をしようとすれば未経験の扱いで応募する必要があります。
未経験扱いとなるとキャリアがリセットされるので、採用される可能性が低くなり採用されたとしても給与が低いことがほとんどです。
経理は経理以外の職種でも経験者として扱って貰えるので、多くの会社から需要が高く食いぱっぐれがないといえますよ。
経理出身の人は他部署で経験を積んでCFOを目指すのもおすすめですよ。
CFOを目指す人に読んで欲しい本→【CFOを目指す人におすすめな本5選】経理のキャリアが学べる書籍を紹介
【要注意】単体決算の経験がないと30代後半で行き詰まる
経理は転職しやすい職種ではあります、全ての経理経験者が転職しやすいわけではありません。
経理の経験者採用で特に重視されるのが決算の業務経験の有無で、決算書の業務経験がないと30代後半から転職が難しくなります。
単純作業しか業務経験がなく30代後半になると、転職が難しくなるので早めに決算業務の経験は積むことをおすすめします。
なので、現在の環境で単体決算の経験が積めないのであれば、直ぐに転職をすることをおすすめします。
【宣伝】経理のキャリア相談を承ります
経理のキャリアは多種多様なプランがありどの道を目指すかで優先して経験・勉強すべきことは異なります。
例えば、
- 年齢
- 将来経理以外の職種につきたいか
- マネジメントをしたいか
- 制度会計、税務、管理会計、財務、原価計算のどれを武器とするか
- 未経験から経理になるには何をしたら良いか
貴方が置かれている状況をヒアリングして、貴方に最適なキャリアプランをアドバイスさせていただきます。
また、キャリアに関する質問にも回答させていただきますよ。
ココナラで体験談をもとにキャリア相談を承っていますので良かったらご利用ください。→経理のキャリアアップ 経理の転職相談を承ります
【結論】経理は転職をしやすい理由5つ
では、なぜ経理が転職をしやすいか理由を解説していきますね。
まずは、箇条書きで纏めていきます。
- 経理は求人数が圧倒的に多い
- 経理の仕事は専門的である
- 経理は仕事の種類が豊富である
- 経理以外の職種でも需要が高い【経理はつぶしがきく】
- 社外で通用するスキルが身につきやすい
では、一つ一つ解説をしていきますね。
① 経理は求人数が圧倒的に多い
法務や経営企画部を担当する社員がいない会社は多くあります。
上場企業であっても、他の業務と兼業であったり、外部に委託している会社もあります。
しかし、経理を担当する社員がいない会社はないと言っても過言ではありません。
上場企業であれば、開示業務(株主に業績を報告する業務)があるので経理担当は絶対に必要です。
更に、経理部門は海外に駐在員を選出したり、工場などの拠点に数値管理のために人を送り込む必要があります。
人事や総務と比較して、会社の規模に比例して必要となる人数が圧倒的に多いです。
経理でおすすめな業界→【経理でおすすめな業界はIT?】ホワイトな製造業も紹介
② 経理の仕事は専門的である
次に、経理の求人は人気があるので、多くの候補者が集まります。しかし、企業が欲しいと思う業務経験がないことがほとんどです。
なので、求人を出しても企業が求める人材が集まらないことがあります。この傾向は経験者採用の場合は顕著です。
しかし、経理キャリアをしっかりと積んでいる場合は、内定が集中します。欲しいと思う業務経験は、どの企業も共通しているので、少ない人材を奪い合う構図が生まれます。経理キャリアを積んでいる方には、経理の転職は容易なことです。
なので、内定を複数貰える人材は高年収で転職していきます。
また、経理業務は他の職種と比較して、未経験者が出来る業務が少なく、人材を育てるのに時間が掛かります。
そのため欠員が出た場合、企業は業務に穴を開けないために即戦力を欲しがります。
経理に必要なスキル→【経理に必要なスキル4つ】転職で求められるスキルも解説【財務・会計職の方も必見】
③経理の仕事は種類が豊富である
経理と言っても仕事の種類が豊富です。
単体決算、連結決算、税務、管理会計、予算など上げれば切りがないです。
これらの仕事で求められるスキルはそれぞれ異なります。
勿論、数値を扱うので共通点はありますが、それぞれの分野で経験を積まなければ、仕事はこなせません。
経理部門は通常ローテーションで、これらの仕事を数年間のサイクルで順々に経験させます。なので、順調に経理キャリアを積んでいれば、複数の経理の仕事の経験があります。
企業の経理の求人は、仕事の種類ごとに募集されます。例えば、連結決算の担当に欠員が出れば、連結決算の求人を出します。
従って、複数の経験をしている経理の方は、応募できる経理の仕事の種類が増えますので、転職が容易となります。
④経理以外の職種からも需要が高い【経理はつぶしがきく】
経理は数値を扱う部門であるため、他部門からも需要がある職種となります。
なので、経理以外の求人にも経験者として応募できるので、転職で選べる企業が増えます。
経理なら未経験でも給与を落とさずに他の職種にチャレンジできるので、経理はキャリアチェンジもしやすいですよ。
例えば、経理から経営企画への転職は王道のキャリアチェンジでより経営層に近いところで仕事をしたい方にはおすすめです。
経営企画のやりがい→【経営企画はつまらない?】やりがいがあるか本音を同期に聞いてみた
⑤社外で通用するスキルが身につきやすい
経理は法令や基準に基づいて仕事をすることが多いです。
上場企業の開示業務、税務申告を筆頭に、定められた法令や基準に基づいて処理するため、経理経験者は全ての企業で通用するスキルが豊富です。
社外で通用するスキルが多いことは、転職で市場価値が高いことに密接に関係します。
経理はExcelのスキルも重視をしているので、Excelのスキルがあることも職務経歴書に積極的に記載すべきですよ。
経理で使うExcelが学べる本→【経理で使うExcelが学べる本5選】エクセルで業務効率化を狙える書籍を紹介
【参考】経理の転職におすすめな時期
経理の転職におすすめな時期は期末決算の2~3ヶ月前です。
多くの企業が3月決算(4月に決算作業を行う)であることを考慮すれば、年明けが求人が多い時期と言えます。
期末決算は経理の一大イベント&予算を使い切る時期なので、人数が足りない場合には期末決算に備えて募集をかけることが多いです。
2~3ヶ月あれば未経験者でも仕訳は入力できるレベルに教育ができるので、決算の2~3ヶ月前に求人を出します。
入社をおすすめしない時期は決算期です。決算期は忙しいので教育に時間を割けないので、放置される時間が長くなり辛いです。
転職時期にかかわらず転職エージェントには登録しておき、気になる企業が求人を出したら応募はできる体制にしておくことおすすめします。
入社時期は内定後にいくらでも調整できるので、応募の機会は逃さないようにしましょう。
経理の転職に強い転職エージェント
私は中小企業の経理から上場企業の経理へ転職をしたときは、下記の組み合わせをメインで転職活動を行ってました。
エージェント種類 | オススメなポイント | 体験談 |
リクルートエージェント | リクルートエージェントは求人数No.1 非公開求人の紹介、転職市場の動向、過去の事例などを考慮し、非公開求人も含めた多数の求人の中から最適な求人を紹介します。 | 【リクルートエージェントの特徴】体験談と評判からメリットとデメリットを解説します |
doda | dodaが取り扱っている求人のうち、80%以上がサイト上には公開されていない非公開求人です。 自分では見つけられなかった求人もエージェントサービスに登録することで見つけることができます。 | 【dodaの特徴】体験談と評判からメリットとデメリットを解説します |
MS-Japan | 「管理部門特化型エージェントNo.1」として多くの実績と評価あり。 経理の知見があるキャリアアドバイザーが付くため、経理の転職には強い。 | 【MS-Japanの特徴】体験談と評判からメリットとデメリットを解説します |
経理に強い転職エージェント→【経理に強い転職エージェントのおすすめ】未経験者と経験者別に紹介
【参考】自分の適職を科学的に調べてみる
自分の強みや適職が気になったら、科学的に適職診断をしてみてはいかがでしょうか。
選択式の質問に答えるだけで、科学的な根拠に基づいて貴方の適職を診断してくれるプログラムがあります。
コンピテンシー診断は、ミイダスが提供する無料の自己分析プログラムです。
貴方の選択した回答に基づいて、適職診断を自動で行ってくれる仕組みです。所要時間は約30分程度なので気軽に行えます。結果を見て頂ければ分かりますが、詳細に性格や職務適性を分析してくれます。無料なので気軽に試せるのでおすすめです。
具体例を見て頂いた方が分かりやすいかと思いますので、私の結果を貼り付けます。
適職診断で使うのは、【職務適性】です。
実際に職務適性を見ると、経理が9と出ています。私自身も経理にとても向いていると考えていますので、分析の精度の高さが伺えます。
※無料登録によりコンピテンシー診断が可能となります。
仕事の価値観診断の纏め→【仕事の価値観の無料診断】転職の成功には適性を知るのが大事な理由
経理が転職しやすい理由の纏め
経理は給与アップやキャリアアップを狙うことができる機会が多いので、 他の職種より転職希望者が多いです。
しっかりとしたキャリアがあれば、会社を選べるのため、ストレスなく働くことができるのも経理の大きな魅力です。
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本が無料で読めるAmazonのサービスは下記の記事で纏めていますので良かったら見て下さいね。
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