会計事務所や税理士事務所（以下、会計事務所）に転職をしようと考えている人や働いている人でも自分は会計事務所に向いているか気になる方は多いのではないでしょうか。
友人は税理士になり一般企業の経理から会計事務所に転職をして現在も会計事務所で働いています。
会計事務所は向き不向きが分かれる職種なので、実際に働いている人の声を参考にしてみてはいかがでしょうか。
この記事では、会計事務所が向いている人の特徴が気になる方に向けて、会計事務所に向いている人の特徴を具体的に紹介します。実際に会計事務所に働いている友人にインタビューして記事にしましたのでお役に立てるかと思います。
では、纏めていきますね。
【前提】会計事務所や税理士事務所が求める人材とは
まずは、会計事務所が求める人材を把握しておきましょう。
会計事務所が求める人材が分かれば、会計事務所に向いている人材も理解をしやすいですよね。
- 顧客獲得ができる人材
- 顧客と上手くコミュニケーションが取れる人材
- 基本的な会計知識、税務知識がある人材
- データ処理能力が高い人材
- 繫忙期に柔軟な勤務対応ができる人材
会計事務所の職員が税務や会計に関するサービスを提供することにより、対価を得ているので会計事務所はサービス業です。
なので会計や税務の知識に加えて、顧客対応も重要な仕事になりますよ。
会計事務所の仕事が分かる本→【会計事務所の仕事を勉強できるおすすめ本５選】税理士事務所の仕事も理解できる書籍を紹介
【参考】会計事務所は資格なしでも働ける
会計事務所は税理士や公認会計士でなくても働けます。
しかし、会計と税務の知識は顧客から求められので、全く勉強が不要ということではありません。
会計事務所で働くならばまずは簿記２級程度の知識を身につけることをおすすめします。
【参考】簿記２級の独学におすすめな参考書
簿記２級は通信講座に通った方が効率的なのは間違いありません。
通信講座を検討している方は、まずは大手予備校に資料請求をしてみてはいかがでしょうか。
大原公式資料請求サイト→高い合格実績で選ぶなら資格の大原 簿記１・２級講座
予備校にいきなり通うのではなく、試しにテキストで独学で勉強をしてみたいと方は多数の合格実績がある予備校の参考書を利用することをお勧めします。
簿記２級の参考書は多数発行されていますが、中でも経理メンバーから高評価だったテキストを紹介しておきますね。
＜おすすめの参考書＞
【結論】会計事務所や税理士事務所に向いている人の特徴５つ
では、会計事務所に向いている人の特徴を５つ紹介します。
まずは箇条書きで纏めていきますね。
- 接客対応が好きな人
- 自分で考えて動ける人
- 体力がある人
- 勉強が好きな人
- 将来独立を考えている人 or 経営者の右腕になりたい人
では、一つ一つ解説していきますね。
会計事務所や税理士事務所への転職を考えているならば、転職エージェントに１度話を聞いてみるのもおすすめですよ。
経理や会計事務所への転職に強い転職エージェント→【経理に強い転職エージェントのおすすめ】未経験者と経験者別に紹介
①接客対応が好きな人
会計事務所は前述をした通りサービス業です。
基本的にはお客様の都合に合わせて仕事をする必要があり、自分のペースでは仕事ができません。急な依頼や連絡が入ることも度々ありますよ。
なので、お客様と接するのが苦にならない人が会計事務所に向いています。
ときにはお客様から無理な要求をされることもあるので、お客様を納得させる交渉術も必要不可欠となりますよ。
交渉術や折衝力が学べる本→【交渉力が身につくおすすめの本】折衝力を高めるのに役立つ書籍を紹介
②自分で考えて動ける人
会計事務所はイレギュラーな業務が多く発生をします。
会計事務所の職員は約２０件程度の顧問先を担当しますので、定型業務以外の質問や処理が発生します。その都度自分で解決方法を考えて、処理をする必要があります。
なので、指示待ちの人材でなく自分で考えて動ける人材が向いていますよ。
顧客からの依頼で急に資料を作る時などにExcelの知識があると素早く対応できるので、Excelの勉強はおすすめです。
Excelが学べる本→【経理で使うExcelが学べる本５選】エクセルで業務効率化を狙える書籍を紹介
③体力がある人
働き方改革が叫ばれていますが、会計事務所で繫忙期に残業がない事務所は少ないです。
友人も業務に慣れるまでは繫忙期は終電近くまでかかることがあり体力的に辛かったとのことです。また、外回りも多く人と話している時間が長いので、話疲れることもあるそうです。
なので、会計事務所は繫忙期の残業に耐えることができる、体力がある人に向いていますよ。
疲れを感じたときはサプリメントで疲労回復を図るのもおすすめですよ。
疲労回復に効果があるサプリメント→【勉強用のサプリメント大人向けおすすめ５選】疲労回復や集中力・記憶力向上に役立つ
④勉強が好きな人
会計事務所は税務・会計のサービスを提供するので、職員は税務・会計の知識が必要となります。
入社して直ぐに税務・会計の知識を全て求められることはありません。しかし、顧客対応を１人で行うために徐々に税務・会計の知識を勉強していく必要があります。
勉強をして知識を身につければ、担当できる業務や顧客数も直ぐに増えて年収もUPします。
なので、勉強が好きな人には会計事務所は向いていますよ。
会計事務所で働く上で法人税法と消費税法の知識は必須なので、時間があるうちに少しずつでも勉強をしておくことをおすすめします。
法人税法が学べる本→【法人税法の勉強におすすめの本５選】初心者にも解説が分かりやすい書籍
消費税法が学べる本→【消費税法の実務の勉強におすすめな本５冊】解説が分かりやすい書籍
⑤将来独立を考えている人 or 経営者の右腕になりたい人
会計事務所の顧客は経営者が多いので、起業をした経営者に出会う機会が沢山あります。
会計事務所で勤務経験を積んで税理士として独立するのも選択肢の１つですが、税理士以外でも他の経営者からヒントを得て独立する方はいます。例えば、会計事務所の勤務経験を活かしたコンサルタントなどが挙げられます。
また、経営者と接する機会があるので仕事が認められれれば、CFOなど幹部として引き抜きを受けることもありますよ。
なので、会計事務所は独立したい人や経営者の右腕になりたい人に向いています。
出世したい人におすすめな本→【出世したい人におすすめの本】社内の役員と部長に役立つ書籍を聞いてみた
【参考】自分の適職を科学的に調べてみる
自分の強みや適職が気になったら、科学的に適職診断をしてみてはいかがでしょうか。
選択式の質問に答えるだけで、科学的な根拠に基づいて貴方の適職を診断してくれるプログラムがあります。
コンピテンシー診断は、ミイダスが提供する無料の自己分析プログラムです。
貴方の選択した回答に基づいて、適職診断を自動で行ってくれる仕組みです。所要時間は約３０分程度なので気軽に行えます。結果を見て頂ければ分かりますが、詳細に性格や職務適性を分析してくれます。無料なので気軽に試せるのでおすすめです。
具体例を見て頂いた方が分かりやすいかと思いますので、私の結果を貼り付けます。
適職診断で使うのは、【職務適性】です。
実際に職務適性を見ると、経理が９と出ています。私自身も経理にとても向いていると考えていますので、分析の精度の高さが伺えます。
※無料登録によりコンピテンシー診断が可能となります。
仕事の価値観診断の纏め→【仕事の価値観の無料診断】転職の成功には適性を知るのが大事な理由
会計事務所に向いている人の特徴の纏め
会計事務所は多種多様な経営者と関われるのも魅力です。
一般企業の経理では社外の人間と関わることは少ないので、人脈は作りにくいです。
将来独立を考えているのであれば、会計事務所はおすすめの勤務先ですよ。
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