会計事務所や税理士事務所を目指している方や、未経験で転職をした方は、会計事務所や税理士事務所の仕事内容や進め方が気になりますよね。
実際に私は転職で会計事務所や税理士事務所を目指した時に、会計事務所関連の本を数十冊読んでみました。
また、会計事務所で勤務している友人の税理士にも、実務で本当に役立った本をヒアリングしたので併せて紹介します。
この記事では、会計事務所の仕事内容を勉強したい方に向けておすすめの本を紹介しています。実際に会計事務所に勤める友人と経理で勤務する私が読んで実務で参考にした本なので役立つと思いますよ。
では、纏めていきます。
目次
【前提】会計事務所と税理士事務所は決算書を理解する必要がある
会計事務所や税理士事務所と聞くと【税金】のイメージが強いですが、申告書と同じくらい決算書を読めることも大事になります。
顧問契約を結んでいるお客様には、月次の決算書を作成して報告するので、決算書が理解できないと業務が進みません。
なので、決算書の読み方に自信がない方は、まずは決算書の読み方を学んでみてはいかがでしょうか。
決算書の読み方を勉強するのにおすすめの本→【決算書の読み方】の勉強におすすめの本5冊【分かりやすい書籍を経理が厳選】
【参考】会計事務所と税理士事務所にはExcelの技能が役立つ
会計事務所や税理士事務所では顧客の依頼に基づき資料を作成することがあります。
その際に、システムのデータからExcelの関数で数値を集計できれば、資料の作成スピードが大幅に短縮できます。
マクロなど複雑なものでなくても、VLOOKUPやピポットテーブルなど容易にマスターできる関数を使えるだけで業務が楽になりますよ。
Excelの基本的な関数は本を一冊読むだけでマスターできるので、Excelに自信がない方は勉強してみてはいかがでしょうか。
Excelの勉強におすすめの本→【経理で使うExcelの勉強におすすめな本】現役経理が解説
【おすすめ】会計事務所や税理士事務所の仕事の勉強ができる書籍5選
では、おすすめ書籍を纏めていきます。
まずは箇条書きで紹介します。
- 会計事務所の仕事がわかる本
- 税理士事務所に入って3年以内に読む本
- 会計事務所職員が知っておきたい 会社の経理・労務ハンドブック
- 社長! こんな会計事務所を顧問にすれば あなたの会社絶対に潰れませんよ!
- 中小企業の税務の仕事―社長・経理担当者・会計事務所スタッフに読んでもらいたい
では、一つ一つ解説していきますね。
【初学者向け】会計事務所の仕事がわかる本
<内容>
会計事務所の業務を日々、月、年単位で仕事の流れを解説しています。本書を読めば会計事務所の仕事の流れが理解できます。
<実際に読んでみて>
会計事務所の仕事を流れに従って記載されているので、詳細な業務内容が分かりやすいです。会計事務所や税理士事務所の仕事内容の概要を知りたい方にはおすすめの本です。
【初学者向け】税理士事務所に入って3年以内に読む本
<内容>
会話形式で税理士事務所の仕事を専門用語を極力使わないで解説しています。本書を読めば税理士事務所の仕事の意味が理解できます。
<実際に読んでみて>
申告書など専門的なことも解説していますが、初学者が分かりやすい言葉を選んでいるので読みやすいです。専門書をいきなり読むのが難しいけど、税理士事務所の仕事内容を理解する必要がある方におすすめの本です。
【実務者向け】会計事務所職員が知っておきたい 会社の経理・労務ハンドブック
<内容>
中小企業の労務と税務について必須の知識に絞って解説しています。本書を読めば中小企業の労務と税務について最低限知っておくべきことは理解できます。
<実際に読んでみて>
中小企業の経理は経理だけを担当をすることが少なく、労務についても担当することが多いです。なので、顧問の会計事務所の担当者に労務の問い合わせをすることが多々ありまよ。税理士事務所や会計事務所で中小企業の担当を持つ方にはおすすめの本です。
【実務者向け】社長! こんな会計事務所を顧問にすれば あなたの会社絶対に潰れませんよ!
<内容>
中小企業の財務戦略を資金繰りの観点から解説している本です。本書を読めば中小企業での資金繰りの重要性と戦略を理解できます。
<実際に読んでみて>
資金繰りから中小企業をサポートする戦略が具体的に解説されていて、顧問先の倒産を防ぐ戦略が学べます。コンサル系統を強みとする会計事務所に勤めている方にはおすすめの本です。
資金繰りを学ぶのにおすすめ本→【資金繰りを学ぶのにおすすめな本5冊】解説が分かりやすい書籍を紹介
【実務者向け】中小企業の税務の仕事―社長・経理担当者・会計事務所スタッフに読んでもらいたい
<内容>
中小企業に必要な税務に絞って解説をしている本です。本書を読めば中小企業の基本的な税務知識は理解できます。
<実際に読んでみて>
税務は幅が広くて何から学べば良いか悩みますが、本書は中小企業に必須の税務について解説しているので、効率的に実務に必要な知識が学べます。まずは実務で役立つ税務を効率的に学びたい方におすすめの本です。
消費税を学ぶのにおすすめの本→【消費税法の実務の勉強におすすめな本5冊】解説が分かりやすい書籍を紹介
【参考】自分の適職を科学的に調べてみる
自分の強みや適職が気になったら、科学的に適職診断をしてみてはいかがでしょうか。
選択式の質問に答えるだけで、科学的な根拠に基づいて貴方の適職を診断してくれるプログラムがあります。
コンピテンシー診断は、ミイダスが提供する無料の自己分析プログラムです。
貴方の選択した回答に基づいて、適職診断を自動で行ってくれる仕組みです。所要時間は約30分程度なので気軽に行えます。結果を見て頂ければ分かりますが、詳細に性格や職務適性を分析してくれます。無料なので気軽に試せるのでおすすめです。
具体例を見て頂いた方が分かりやすいかと思いますので、私の結果を貼り付けます。

適職診断で使うのは、【職務適性】です。
実際に職務適性を見ると、経理が9と出ています。私自身も経理にとても向いていると考えていますので、分析の精度の高さが伺えます。
※無料登録によりコンピテンシー診断が可能となります。
仕事の価値観診断の纏め→【仕事の価値観の無料診断】転職の成功には適性を知るのが大事な理由
【参考】会計事務所の仕事は簿記2級があると楽になる

会計事務所の仕事は仕訳の起票から財務諸表の作成と、簿記の知識を必要とすることが多いです。
また、税務は簿記と無関係と感じるかもしれませんが、法人税の申告書は会計と税務の相違点を調整する仕組みとなっています。なので、会計(簿記)の知識があると法人税の申告書も楽になりますよ。
簿記のおすすめポイント3つ
- 転職で年収UPに繋がる
- 問題を解くことにより知識が定着する
- 簿記2級は絶対評価なので合格しやすい
<簿記2級の独学でおすすめなテキスト>
会計事務所の仕事を学ぶのにおすすめな本の纏め
会計事務所の仕事内容は多岐に渡るので、慣れるまでは時間がかかります。
税理士である友人は、最初の1年は仕事の全体像が掴めないので、効率的に仕事ができずに残業が多かったそうです。
なので、本を読んで会計事務所の仕事の全体像を掴み、早期に仕事に慣れましょう。
一番のおすすめは税理士事務所に入って3年以内に読む本です。本書は税理士事務所(会計事務所)の仕事の年間スケジュールを会話形式で解説しているので、税理士事務所(会計事務所)の仕事の全体像が掴みやすいです。 気になった方は Kindle Unlimited で無料で読んでみて下さいね。
本が無料で読めるAmazonのサービスは下記の記事で纏めていますので良かったら見て下さいね。
【30日間は本を無料で読める】Amazonの電子書籍サービス3つを比較