【総務の仕事は楽すぎる？】経験者が総務の大変が理由を解説【総務より楽な仕事はある】

総務は他部門から見るとデスクワークが多く専門的な知識が必要に見えないので楽そうに思うかもしれません。

もし、総務が楽そうだから総務に転職をしようと考えている人がいれば冷静に考えた方が良いです。

正直に言えば仕事が楽な点だけを考えれば、総務よりも仕事が楽な職種は他にもありますよ。

この記事では、総務の仕事が楽か知りたい人に向けて、総務経験者が総務の仕事が大変な理由を解説します。実際に総務の仕事を経験しているので、お役に立てるかと思います。

では、纏めていきます。

【前提】総務より仕事が楽なのは経理

私は管理本部長として総務・人事・経理を経験していますが、１番仕事が楽なのは経理です。

経理は専門知識が必要不可欠となりますが、逆に言えば専門知識があれば社内で特権階級に近い存在になります。

総務の仕事は総務未経験でもある程度は理解できるので部外者からも文句を言いやすいです。しかし、経理は専門領域が多いので経理の部外者からは文句を言われないので圧倒的にストレスが少ないです。

他にも経理が楽な理由は多々ありますが長くなるので他の記事で纏めてあります。良かったら読んでみてくださいね。

経理は楽？→【経理は楽なの？】現役経理が特に楽な業界と仕事の特徴を解説

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経理のキャリアは多種多様なプランがありどの道を目指すかで優先して経験・勉強すべきことは異なります。

例えば、

1. 年齢
2. 将来経理以外の職種につきたいか
3. マネジメントをしたいか
4. 制度会計、税務、管理会計、財務、原価計算のどれを武器とするか
5. 未経験から経理になるには何をしたら良いか

貴方が置かれている状況をヒアリングして、貴方に最適なキャリアプランをアドバイスさせていただきます。

また、キャリアに関する質問にも回答させていただきますよ。

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【結論】総務が大変な理由５つ

では、早速ですが総務が大変な理由を５つ紹介します。

まずは、箇条書きで纏めていきますね。

1. 業務区分が不明確
2. 役職が高い人の対応が多い
3. 広く浅く幅広い知識が求められる
4. 答えがない仕事が多い
5. メンバー間で仕事量に圧倒的な差が出る

では、一つ一つ解説していきますね。

① 業務区分が不明確

総務は企業によって様々な業務を担当します。

例えば、

• 安全衛生
• 従業員満足度の向上
• ESG（環境配慮への取り組み）
• 労務
• 庶務

資金や人員に余裕がある大企業ならば、ESGや労務などを専属で行う部門があります。

しかし、中小企業やベンチャー企業では資金や人員に余裕がないので、管理系統で部門がない業務は総務に集めることが多いです。

とりあえず総務に仕事を振り続けて気が付いたときには、総務の負荷が限界になっているのはよくあることですよ。

近年は企業に求められることも多様化してきており、総務の業務領域も増えていくと予想されるので仕事量は増加します。

＜総務の仕事が分かる本＞

② 役職が高い人の対応が多い

総務は秘書の役割も兼務することが多いので、役職の高い人の接点が多くなります。

役職が高い人とやり取りするのは気を使うのでストレスが溜まる要因となりますよ。

役員対応など大した仕事でない！と思うかもしれません。しかし、企業によっては役員に対応するために秘書という業務が専属である程なので、役員など役職が高い人に対応するのは大変なことです。

秘書は役員対応だけが仕事ですが、総務と秘書を兼務する場合には単純に業務増なのでしんどいですよ。

また、周りからも役員対応など大したことない！と思われるので、仕事が評価されにくいのも辛いです。

③ 広く浅く幅広い知識が求められる

総務は業務範囲が広いので広範囲の知識が必要となります。

例えば、

• 労務
• 法律・就業規則を読む力
• Excelのスキル
• 安全衛生
• 環境・経理の基本知識

上記の知識は多くの企業の総務で必要となるスキルですよ。

社労士などの専門家に専門的な内容を相談する場合でも、基本的な知識がなければ相談することすらできません。

なので、総務は専門家に相談できるレベルの広く浅く幅広い知識が必要となり、勉強が意外と大変な職種となります。

④ 答えがない仕事が多い

総務は答えがない仕事が多いです。

経理は数値と言う明確な答えがありますが、総務は対人関係がメインの仕事多いので正解がないことが多いです。

例えば、従業員満足度を高めるのも総務の仕事の１つとなりますが、様々な施策をしても思うように満足度が上がらないことがあります。

また、経理の仕事は自分で勉強をして努力をすれば成果が出やすいですが、総務の仕事は自分だけが頑張っても効果が出にくいですよ。

明確な答えがないなかで試行錯誤して改善業務を続けるには、忍耐力が必要な仕事となります。

⑤ メンバー間で仕事量に圧倒的な差が出る

総務は仕事ができる人とできない人の差が激しい部門となります。

具体的には

• 新卒・中途採用なので総務の核として期待される人
• 突然社内から異動した無能な人

新卒や中途採用で総務に配属された人は【わざわざ】総務が必要として採用しているので、総務で将来を期待されている可能性が高いです。逆に例えば、３０代や４０代で技術部門から突然総務に配属された場合には、何か問題がある社員である可能性が高いです。

会社が総務に無能（仕事が出来ない人）を集める主な理由は下記の通りです。

• 事業部に無能を配属すると事業部の本当の成績が分からない（事業部から総務に配属して要員カウントをしないため）
• 総務の仕事には雑務・庶務があるので無能（仕事が出来ない人）にも仕事を与えやすい
• 戦力として期待できない社員に単純作業を任せて自主的に退職して欲しい
• 総務部門の管理職は無能（仕事が出来ない人）や問題社員の扱いに慣れている

なので、仕事ができる人に圧倒的に仕事が集中して不平不満を感じやすくなります。

【参考】総務がやりがいを感じること

総務は楽でないし大変ですが、やりがいを感じる場面も沢山ありますよ。

例えば、

• 企画した社員イベントが好評で皆が喜んでくれたとき
• 従業員のサポートをして感謝して貰った
• 食堂が美味しいと評判になった

総務は従業員をサポートする仕事が多いので、従業員から感謝されることも多い職種です。

経理は従業員から感謝されることは少ないので、総務ならではやりがいですよ。

【無料相談可能】未経験者の転職におすすめな転職エージェント

私が未経験で転職をしたときは、下記の５社を中心に転職活動を進めていました。

【参考】総務に向いているかを科学的に調べてみる

総務に向いているか気になったら、科学的に適職診断をしてみてはいかがでしょうか。

選択式の質問に答えるだけで、科学的な根拠に基づいて貴方の適職を診断してくれるプログラムがあります。

コンピテンシー診断は、ミイダスが提供する無料の自己分析プログラムです。

貴方の選択した回答に基づいて、適職診断を自動で行ってくれる仕組みです。所要時間は約３０分程度なので気軽に行えます。結果を見て頂ければ分かりますが、詳細に性格や職務適性を分析してくれます。無料なので気軽に試せるのでおすすめです。

具体例を見て頂いた方が分かりやすいかと思いますので、私の結果を貼り付けます。

適職診断で使うのは、【職務適性】です。

実際に職務適性を見ると、経理が９と出ています。私自身も経理にとても向いていると考えていますので、分析の精度の高さが伺えます。

※無料登録によりコンピテンシー診断が可能となります。

仕事の価値観診断の纏め→【仕事の価値観の無料診断】転職の成功には適性を知るのが大事な理由

総務の大変な理由の纏め

総務は誰にもできるように見えて広く様々な知識が要求される部門です。

事務と総務を混同される人もいますが、明らかに総務が幅広く仕事をしなければなりません。

総務が楽そうという理由だけで転職をしたら間違いなく後悔しますので慎重に判断してくださいね。