未経験から総務に挑戦してみたいと思っている方は多いのではないでしょうか。
実際に私は子会社の管理本部長を勤めており総務も担当していますが、未経験から総務を志望する人は多いです。
20代であれば総務に未経験で転職することは企業が求めるポイントを意識すれば難しくはありませんよ。
この記事では、総務に未経験で転職したい方に向けて、総務への転職に成功するコツを紹介します。実際に総務の現場を理解しており、総務の採用も経験しているのでお役に立てるかと思います。
では、纏めていきます。
【前提】総務未経験からの転職は志望動機と自己PRが大事
20代の総務未経験の場合に企業が1番注目するポイントは、【総務への志望動機】と【自己PR】です。
年齢が若く未経験の場合には、前職の職務内容は参考にならないことが多いのでポテンシャルがどれ程あるかで採用可否を判断します。
志望動機と自己PRで企業が見ている箇所は下記の通りです。
- 総務への志望動機:総務を長く続けたいという意思があり、そのために何を努力したか
- 自己PR:総務の仕事に繋がる項目で自己PRをしており、自己PRの内容に根拠があるのか
書類選考や面接では上記のポイントを意識して回答すると面接官に好印象を与えやすいですよ。
職務経歴書が苦手な方は第三者からの職務経歴書の添削サービスを受けてみてはいかがでしょうか。客観的に添削して貰うことで、より魅力的な職務経歴書が出来上がりますよ。
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【結論】総務未経験の20代が総務に転職するコツ5つ
では、早速ですが総務未経験の20代が総務に転職するコツを紹介します。
まずは、箇条書きで紹介しますね。
- 簿記2級を取得する
- 総務と庶務の違いを理解する
- 雑用があること・クレームを受けることを理解する
- 熱中できる趣味を作る
- 転職エージェントは複数利用する
では、一つ一つ解説していきますね。
① 簿記2級を取得する
大企業であれば総務が経理の仕事をすることはありません。
大企業が未経験で総務を募集することは少なくかつ倍率が高く、未経験での転職の場合には大企業以外の企業も選択肢に入れる必要があります。
大企業以外の中小企業やベンチャー企業は総務が経理を兼務若しくはサポートする可能性が高いです。経理を兼務・サポートをする求人の場合には、簿記2級を取得していれば他の候補者と差別化でき有利となりますよ。
中小企業やベンチャー企業で経験を積んで経験者となれば、大企業へ経験者として再転職することができます。
未経験の転職より経験者としての転職が大企業へ転職するのは簡単なので、まずは総務の経験者になることをおすすめします。
簿記2級は経理だけでなく社会人として役立つ知識なので勉強して損はありまんよ。
簿記3級のおすすめテキスト→【簿記3級の独学向けサイト】初学者向けテキストも紹介【現役経理が解説】
簿記2級のおすすめテキスト→【簿記2級の独学】におすすめなテキスト
② 総務と庶務の違いを理解する
総務を庶務と同じと考えて応募する人は多いですが明確に違います。
総務と庶務のイメージは下記の通りです。
- 総務:企業ビジョンに合わせた総務領域のプロジェクトの企画・立案(例:社内イベントの企画など)
- 庶務:既にある業務の定型業務(例:請求書の発行など)
総務は自分で考えて行動する必要があり、庶務は決められた定型業務をこなすのが主な役割です。
面接で総務の仕事のイメージを聞かれたときに、庶務的な仕事を回答すると大きな減点となりますよ。
総務をわざわざ正社員で企業が取り意味を理解して回答できると、面接官に好印象を与えられますよ。
総務に求められる能力とは→【総務は誰でもできる?】総務に求められる能力5つ【現役総務が解説】
③ 雑用があること・クレームを受けることを理解する
総務には日々何らかの意見や要望が寄せられます。
例えば、
- 社内規定が曖昧だから直ぐに修正しろ
- Aさんの勤務態度が不真面目だから注意しろ
- 社内イベントについての意見
- 福利厚生が足りない
- 食堂がまずい
挙げれば切りがないですが、多種多様な意見が来るたび調査をして回答をする必要があります。
会社を良くしたいと本気で思って寄せられる意見を反映して、実際に改善したときは全社で表彰されたりやりがいがある場面もあります。しかし、時には無茶苦茶な要求でクレームに近いと感じるものすらありますが、総務の立場上とりあえず意見を聞く必要がありますよ。
また、問題解決のために雑用に近い作業をする必要が生じます。
他の部署と異なり総務は【何でも屋】の側面があることを理解しないと、総務の現場では活躍が難しと判断されます。
④ 熱中できる趣味を作る
趣味なんて仕事に関係ない!と思うかもしれません。
しかし、総務はストレス耐性が高くないと務まらない仕事です。なので、優秀な候補者でもストレス耐性が低いと感じると採用に躊躇することがあります。
履歴書の趣味の欄に珍しい趣味や、趣味に熱中したエピソードがあると、仕事のストレスを発散できるタイプと思えて安心できます。
なので、総務志望の場合に履歴書の趣味の欄は、選考対象になると考えてしっかりと記載することをおすすめしますよ。
ストレス耐性が低いから総務は厳しいかも!と思った方は、総務よりも経理をおすすめします。
経理は楽?→【経理は楽なの?】現役経理が特に楽な業界と仕事の特徴を解説
⑤ 転職エージェントは複数利用する
未経験者の求人は少なく、応募者が多いのが現状です。
数社応募して直ぐに内定が出る方が稀だと考えた方が良いです。
転職エージェントを複数利用して非公開求人を沢山紹介して貰うことをお勧めします。転職エージェントが紹介する非公開求人は貴方が受かりやすい求人となりますよ。20代であれば10社ほど受ければ、2~3社は内定を獲得できるはずです。
単純に応募する件数を増やせばそれだけ内定の確率は上がりますので、3社~5社程度転職エージェントは利用してみましょう。
【無料相談可能】未経験者の転職におすすめな転職エージェント
私が未経験で転職をしたときは、下記の3社を中心に転職活動を進めていました。
エージェント種類 | オススメなポイント | 体験談 |
リクルートエージェント | リクルートエージェントは求人数No.1 非公開求人の紹介、転職市場の動向、過去の事例などを考慮し、非公開求人も含めた多数の求人の中から最適な求人を紹介します。 | 【リクルートエージェントの特徴】体験談と評判からメリットとデメリットを解説します |
doda | dodaが取り扱っている求人のうち、80%以上がサイト上には公開されていない非公開求人です。 自分では見つけられなかった求人もエージェントサービスに登録することで見つけることができます。 | 【dodaの特徴】体験談と評判からメリットとデメリットを解説します |
マイナビジョブ20's | 人材サービスを幅広く扱うマイナビの中でも、20代を専門としているのは『マイナビジョブ20's』のみです。 マイナビの情報網を活かしつつも、20代という若年層に特化しているからこその強みがあります。 通常の転職サイトでは掲載されていないような"非公開求人"が80〜90%を占めています。 | 【マイナビエージェントの特徴】体験談と評判からメリットとデメリットを解説します ※マイナビエージェントの体験談を参照 |
【参考】総務に向いているかを科学的に調べてみる
自分が総務に向いているか気になったら、科学的に適職診断をしてみてはいかがでしょうか。
選択式の質問に答えるだけで、科学的な根拠に基づいて貴方の適職を診断してくれるプログラムがあります。
コンピテンシー診断は、ミイダスが提供する無料の自己分析プログラムです。
貴方の選択した回答に基づいて、適職診断を自動で行ってくれる仕組みです。所要時間は約30分程度なので気軽に行えます。結果を見て頂ければ分かりますが、詳細に性格や職務適性を分析してくれます。無料なので気軽に試せるのでおすすめです。
具体例を見て頂いた方が分かりやすいかと思いますので、私の結果を貼り付けます。
適職診断で使うのは、【職務適性】です。
実際に職務適性を見ると、経理が9と出ています。私自身も経理にとても向いていると考えていますので、分析の精度の高さが伺えます。
※無料登録によりコンピテンシー診断が可能となります。
仕事の価値観診断の纏め→【仕事の価値観の無料診断】転職の成功には適性を知るのが大事な理由
総務未経験の20代が総務に転職するコツの纏め
20代であれば総務に転職できる可能性は高いです。
総務への転職コツは総務の仕事の本質を知ることが1番大事となりますよ。
総務は全ての会社に必要とされ、従業員に感謝されることも多くやりがいもありますよ。