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【税理士(会計)事務所は未経験にはきつい?】現役税理士に大変なことを聞いてみた

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税理士事務所や会計事務所は専門知識を求められるので未経験者は苦労するイメージをお持ちの方は多いのではないでしょうか。

実際に税理士事務所や会計事務所は一般企業の経理と比較すれば、離職率が高く未経験者は苦労します。

税理士事務所や会計事務所に転職する前には、転職に後悔しないために【きつい】・【大変】と言われる理由は認識することをおすすめします。

この記事では、税理士事務所や会計事務所に未経験で転職しようと考えている人に向けて、未経験者がきついと感じる理由を解説します。税理士事務所に勤める友人にヒアリングした結果と、一般企業の経理で採用担当を務めた私の経験をもとに解説しますのでお役に立てるかと思います。

では、纏めていきます。

【前提】税理士(会計)事務所を未経験者が1年で辞める確率は40%

税理士事務所や会計事務所の離職率が高いと言うけどそもそもどの程度辞めるのか気になりますよね。

事務所により大きな差はありますが、税理士の友人の体感だと1年で40%・3年で70%程度は辞めていくとのことです。一般企業の経理だと3年以内の離職率は10%前後なので大きな差があります。

近年はワークライフバランスを意識した事務所も徐々に増えているので、少しずつは改善すると思いますが現状は高い離職率です。

税理士事務所や会計事務所は所長のタイプにより勤めやすさに大きな差があるので従業員に配慮した事務所を選ぶのがおすすめです。

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税理士事務所や会計事務所がブラックかの見分け方→【税理士事務所はブラック?】税理士に見分け方も聞いてみた【会計事務所も同じ】

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例えば、

  1. 年齢
  2. 将来経理以外の職種につきたいか
  3. マネジメントをしたいか
  4. 制度会計、税務、管理会計、財務、原価計算のどれを武器とするか
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貴方が置かれている状況をヒアリングして、貴方に最適なキャリアプランをアドバイスさせていただきます。

また、キャリアに関する質問にも回答させていただきますよ。

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【結論】税理士(会計)事務所は未経験にはきついと感じる理由5つ

では、早速ですが税理士(会計)事務所は未経験にはきついと感じる理由を解説します。

  1. 教育体制が整っていない
  2. 働きながら勉強をするのが辛い
  3. 仕事の成果に対する対価(年収)が見合っていない
  4. 繫忙期には残業がある(事務所によって毎日)
  5. 所長のワンマン体制である

では、一つ一つ解説していきますね。

1 教育体制が整っていない

税理士事務所や会計事務所は一人一人の業務負荷が高いので新人に教えている暇がないです。

また、離職率が高いので新人が入って来ても直ぐに辞めると考え記帳代行など単純作業のみしか任せない事務所もあります。

求人票や面接で教育体制について明確に説明されていない場合には、納得いくまで教育体制については説明を受けることをおすすめします。

教育体制が整っている税理士事務所や会計事務所の特徴は

  • 入社何年まで何の業務をして欲しいなどキャリアプランを明確にしている
  • チーム単位で顧客を担当しており顧客を丸投げされない
  • 指導担当者が明確になっている
  • マニュアルが完備されている
  • 過去に未経験を採用した経験が豊富にあり、未経験者から成長して活躍している社員が在籍している

上記ポイントを満たしていれば教育体制はしっかりとしており、入社後に自分が努力すれば成長できる環境がありますよ。

逆に教育体制が整っていない事務所は手探りで全てを自分で進める必要があり未経験にはきつい環境となります。

2 働きながら勉強をするのが辛い

税理士事務所や会計事務所の大きな特徴は、会計や税務スキルに基づくサービスを顧客に提供していることです。

つまり、顧客と接する従業員は税理士でなくても、一定の会計や税務スキルを有する必要があります。

例えば、

  • 税金の申告
  • 月次決算の報告
  • 顧客からの各種の問い合わせ

上げれば切りがないですが、日常的に会計や税務スキルを使用しますよ。

実際に私も経理の立場で税理士法人とやり取りをしますが、日常的に専門的な問い合わせをします。

全ての知識を業務で身に付けるのは難しく、自己学習がある程度必要となりますよ。実際に税理士である友人は最初の1年間は知らないことばかりです、毎日本を読んで勉強したと述べてました。なので、未経験からスタートの場合は、働きながら自己学習するのでプライベートな時間の確保が難しくきついと感じます。

税理士試験を本格的に勉強する必要はありませんが、簿記2級レベルの知識は最低限理解をしておくことをおすすめします。

簿記2級のおすすめテキスト→【簿記2級の独学】におすすめなテキスト3選

3 仕事の成果に対する対価(年収)が見合っていない

税理士事務所や会計事務所ははっきり言って、仕事に対する報酬(所長を除く)が見合っていません。

税理士事務所や会計事務所は未経験からスタートした場合の年収はBIG4など大規模な税理士法人を除けば、350万円~450万円前後からのスタートとなります。

対して、税理士事務所や会計事務所の仕事はとても大変です。

例えば、

  • 専門的な知識の取得
  • 顧客クレームの対応
  • 迫りくる〆切への対応

上記は税理士事務所や会計事務所に勤める人のほとんどが体験することですよ。

3年程度経験をして担当顧客を20社ほど持てれば500万円を超えます。

未経験からスタートの場合は、仕事の成果に対する対価(年収)が見合っていないのできついと感じるはずです。

4 繫忙期には残業がある(事務所によって毎日)

会計事務所や税理士事務所は繫忙期が存在します。

具体的には下記のタイミングが重なる12月~5月が繫忙期となりますよ。

  • 確定申告のタイミング
  • 法人税の申告タイミング
  • 年末調整・法定調書の提出タイミング

年の半分が繫忙期のイメージなので、効率的に仕事をこなさなければ毎日残業にないかねません。

特に未経験からスタートの場合には、業務に慣れていないので残業続きできついと感じます。

5 所長のワンマン体制である

税理士事務所や会計事務所は所長の権限が絶大です。

所長と相性が良ければ働きやすい環境で働けますが、相性が悪ければとても辛い環境で働くことになります。

所長は良くも悪くも癖がある人が多いので、面接で相性を慎重に見極めることをおすすめします。

大規模な事業会社で働いた経験がある所長は、組織で働くことに慣れており落ち着いた雰囲気で働けることが多いですよ。

社風は転職エージェント(ヒュープロ)に聞くと正直に教えてれるので、転職を考えている場合に話を聞いてみてはいかがでしょうか。

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仕事の価値観診断の纏め→【仕事の価値観の無料診断】転職の成功には適性を知るのが大事な理由

税理士(会計)事務所は未経験にはきついかの纏め

税理士事務所や会計事務所は事務所によって大きな差があるので働く場所は熟考することをおすすめします。

会計や税務に携われるのは税理士事務所だけではありませんよ。

一般企業の経理も専門的な会計や税務の業務があるので選択肢の1つとして検討してみてはいかがでしょうか。

経理への転職のコツ→【経理未経験なのに採用】される人の特徴5つ【現役経理の採用担当が解説】

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  • この記事を書いた人
星のおじさん

星のおじさん

【上場企業!IFRS!経理大好き!】【資格】税理士試験4科目合格(簿・財・法・消)TOEIC800点以上 【経歴】経理未経験→6年後に海外駐在(経営企画系統)【転職】20代:2回 【一言】税理士を目指したら海外で働くことになりました|会計の専門書マニアです(笑)

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