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【税理士事務所はブラック?】税理士に見分け方も聞いてみた【会計事務所も同じ】

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税理士事務所や会計事務所(以下、税理事務所等)に転職を考えている人は働く環境が気になるのではないでしょうか。

また、税理事務所等に勤務する人は税理試験を目指す人が多く勉強時間を確保しながら働く必要がある人も多いですよね。

税理士事務所等は一般企業と異なり個々の税理士事務所等により働く環境の差が大きく【どの】税理士事務所等に入社するかが重要となります。

この記事では、税理士事務所等の見分け方を知りたい人に向けて、税理事務所で働く税理士である友人に見分け方のコツを聞いてみました。友人だけでなく顧問税理士にもヒアリングしたので税理士業界へ転職を検討している方のお役に立てるかと思います。

では、纏めていきます。

【前提】税理士業界(会計事務所を含む)はブラックしかない?

税理士業界はブラックな税理事務所等しかないか不安になるかた多いのではないでしょうか。

正直に言えば、一般企業の経理と比較すればブラックになりやすいと言わざるを得ない環境となります。

理由は下記の通りです。

  1. 税理士業界はサービス業である
  2. 客単価によっては薄利多売となる
  3. 所長のワンマンの事務所が多く第三者によるガバナンスが難しい
  4. 原価の主な構成要素は労務費である
  5. 繫忙期に業務が重なる

税理士業界は儲け方に構造的な問題を抱えており、顧問報酬が安い事務所は労働者の賃金を抑えるしか利益を上げる手段がありません。

しかし、全ての税理士事務所等がブラックではなく、BIG4を筆頭に従業員が働くメリットがある税理士事務所等も存在します。

なので、入社する税理士事務所等は一般企業に転職する以上に慎重に選びましょう。

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経理のキャリアは多種多様なプランがありどの道を目指すかで優先して経験・勉強すべきことは異なります。

例えば、

  1. 年齢
  2. 将来経理以外の職種につきたいか
  3. マネジメントをしたいか
  4. 制度会計、税務、管理会計、財務、原価計算のどれを武器とするか
  5. 未経験から経理になるには何をしたら良いか

貴方が置かれている状況をヒアリングして、貴方に最適なキャリアプランをアドバイスさせていただきます。

また、キャリアに関する質問にも回答させていただきますよ。

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【結論】ブラックな税理士事務所見分け方5つ【会計事務所も同じ】

では、早速ですがブラックな税理士事務所等の見分け方を5つを紹介します。

まずは、ブラック企業の特徴を箇条書きで紹介しますね。

  1. 所長の経歴に一般企業の勤務経験がない
  2. 担当件数が明らかに多い
  3. 安さを全面に打ち出す経営戦略を取っている
  4. 従業員の構成に問題がある
  5. 求人媒体が無料若しくは廉価

では、一つ一つ解説していきますね。

① 所長の経歴に一般企業の勤務経験がない

一般企業(特に上場企業)での勤務経験がある人は、コンプライアンス教育を嫌と言うほど受けています。

また、一般企業では30代になると部下を管理してチームで成績を上がることが要求されるので、必然的にマネジメント経験が身につきます。

例えば、私の勤務先はプライム上場企業ですが毎年コンプライアンスやマネジメント研修があり、部下の管理方法を学びますよ。

なので、一般企業の勤務経験者が所長の場合にはコンプライアンスやマネジメント意識が高いことが多く働きやすい環境を作るのが得意な人が多いです。

所長が税理士業界の勤務経験しかない場合には、ハードな環境で自分を鍛えた人が多いので部下にもハードな仕事を求めることが多いです。

税理士事務所は所長の方針がダイレクトに反映されやすいので、HPに掲載されている所長の経歴はしっかりとみましょう。

② 担当件数が明らかに多い

税理士事務所等の忙しさは基本的には、自分が担当する顧客の件数で決まると言っても過言ではありません。

顧問を1つ担当すると基本的には下記の仕事をする必要がありますよ。

  1. 月次決算
  2. 税務申告(法人税・消費税など)
  3. 各種問い合わせの対応

また、担当に加えて確定申告や相続の業務も発生することがありますが、担当が多ければイレギュラーで対応する項目も多くなります。

一般的な担当業務の目安は20社前後なので、20社を超えて来ると残業が恒常的に続く環境を覚悟する必要があります。

担当顧問先の売上によって業務量は変わりますがわざわざ担当件数が多い税理士事務所等を選ぶ必要はないのです。

自分の担当件数を増やすのは簡単ですが、自分の担当件数を減らすのは難しいので慣れるまでは少な目な企業を選びましょう。

③ 安さを全面に打ち出す経営戦略を取っている

業界最安値など安さを売りにしている税理士事務所等は要注意です。

安さを売りにする=売上量の増加&人件費の削減で利益を出すのがメインの経営手法になるので、ブラックな環境になりやすいです。

また、安さを売りにする税理士事務所等で担当できる業務は付加価値が低い業務が多いので身につくスキル面でもイマイチとなります。

志望する税理士事務所等のHPを見て最低限度は下記の2つを確認しておきましょう。

  1. 何を武器にして経営を行っているのか
  2. 同業他社と比較して料金が異常に安くないか

税理士業界でも付加価値が高く利益率が良い仕事(例:国際税務、相続、コンサルティング系統)もありますよ。

④ 従業員の構成に問題がある

従業員に特定の偏りがある場合には、特定の人が辞める環境になっているので注意が必要です。

例えば、

  1. 税理士受験生がいないor科目合格者が数年間いない
  2. 男性しかいないor女性しかいない
  3. 若手がいない or 若手だけしかいない
  4. 従業員に対して税理士の割合が極端に少ない(10人の無資格従業員に対して1~2人ほどは有資格者がいるのが通常)

理想は全ての層が満遍なくいることです。

逆に言えば満遍なく全ての層が働いていれば従業員の多様な働き方を受け入れており高確率で働きやすい税理士事務所等です。

従業員の構成は税理士事務所の運営の結果を如実に示しているので、面接などで従業員の構成は聞いてみることをお勧めします。

⑤ 求人媒体が無料若しくは廉価

税理事務所等がどこに求人を出しているかは、企業が人材にどれだけお金をかけられるかの判断材料となります。

例えば、無料で手に入るものと、100万円出して購入したものでは100万円出して購入したものを大事にしますよね。

人材も全く同じで無料で採用する税理事務所等は人材を直ぐにタダで手に入ると考える傾向にあるか、資金力が十分でなく余裕がない税理事務所等になります。

具体的には、下記の媒体で採用している企業は要注意です。

  • ハローワーク
  • 知名度が低い転職エージェントやサイト

ハローワークは無料知名度が低い転職エージェントやサイトはお試し料金で使用料金が低いことが多いです。

選考の通過率や求人の分析は転職エージェントを利用すれば、楽にできるので特に拘りがなければ転職エージェントを利用することをおすすめします。

税理士事務所や会計事務所の転職におすすめな転職エージェント

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ブラックな税理士事務所見分け方の纏め

税理事務所はブラックなイメージも強いですが、近年少しずつワークライフバランスを意識をし始めています。

しかし、まだまだ税理事務所によって大きな差があるので、ブラックな税理事務所を見分ける必要がありますよ。

税理事務所等は数も多いので貴方に合った税理事務所等を根気強く探してみてくださいね。

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  • この記事を書いた人
星のおじさん

星のおじさん

【上場企業!IFRS!経理大好き!】【資格】税理士試験4科目合格(簿・財・法・消)TOEIC800点以上 【経歴】経理未経験→6年後に海外駐在(経営企画系統)【転職】20代:2回 【一言】税理士を目指したら海外で働くことになりました|会計の専門書マニアです(笑)

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