職務経歴書や面接で使う自己PRにお悩みの方は多いのではないでしょうか。
実際に私は2回転職を経験をしましたが、自己PRの作成のコツを掴むまでは上手く回答をできずに面接に落ちていました。
しかし、自己PRは手順通りに作成をすれば簡単に作成ができるので騙されたと思って試してみてください。
この記事では、自己PRの作成方法に迷っている人に向けておすすめ自己PRの作成方法を解説します。実際に経理で2回の転職をしており経理の採用担当も勤めたこともあるのでお役に立てると思います。
では纏めていきます。
【前提】経理の未経験の面接で自己PRが重要な理由4つ
面接対策の中でも自己PRは最重要の項目です。
自己PRが重要な理由は4つあります。
- 面接で頻繫に聞かれる
- 面接の冒頭で聞かれることが多いので面接の合否への影響力が高い
- 自己PRと他の回答の関連性を企業はチェックしている(一貫性の確認)
- 未経験の採用では職歴よりもポテンシャル採用なので、自己PRでポテンシャルをアピールすべき
なので、自己PRが上手く回答出来れば、面接に通過する可能性は高まりますよ。
経理の仕事内容が分かる本→【中小企業の経理実務の勉強におすすめな本5冊】分かりやすい書籍を紹介
【宣伝】経理のキャリア相談を承ります
経理のキャリアは多種多様なプランがありどの道を目指すかで優先して経験・勉強すべきことは異なります。
例えば、
- 年齢
- 将来経理以外の職種につきたいか
- マネジメントをしたいか
- 制度会計、税務、管理会計、財務、原価計算のどれを武器とするか
- 未経験から経理になるには何をしたら良いか
貴方が置かれている状況をヒアリングして、貴方に最適なキャリアプランをアドバイスさせていただきます。
また、キャリアに関する質問にも回答させていただきますよ。
ココナラで体験談をもとにキャリア相談を承っていますので良かったらご利用ください。→経理のキャリアアップ 経理の転職相談を承ります
【結論】経理未経験での自己PRの具体的な作成方法【ステップごとに解説】
では、早速ですが自己PRの作成方法をステップごとに解説していきますね。
まずは、ステップを紹介します。
- 経理が求める人物像を知る
- 自己分析を行って自己PRの軸を見つける
- 貴方に経験を自己PRに当てはめる
- 自己PRと他の回答の整合性を確認する
- 自己PRについて他の第三者の客観的な意見を聞く
では、一つ一つ解説をしていきますね。
【ステップ1】経理が求める人物像を知る
相手の求める人物像を知らないと、魅力的な自己PR出来上がりません。
例えば、味噌ラーメンが好きな人に、美味しい塩ラーメンを提供しても評価されません。
まずは経理が求める人物像は何かを知る必要があります。
箇条書きベースで経理が特に好む人物像を纏めておきます。
- チームプレーができる人
- 真面目にコツコツこなせる人
- 向上心がある人
- 理論だけでなく自ら動ける人
- 数値の分析が得意な人
上記5つが経理が求める人物像ですので、これに沿って自己PRを考えていきます。
【ステップ2】自己分析を行い貴方の自己PRの軸を見つける
自分の強みが明確にでなければ、科学的に自己診断をしてみてはいかがでしょうか。
選択式の質問に答えるだけで、科学的な根拠に基づいて貴方の強みを診断してくれるプログラムがあります。
コンピテンシー診断は、ミイダスが提供する無料の自己分析プログラムです。
貴方の選択した回答に基づいて、適職診断を自動で行ってくれる仕組みです。所要時間は約30分程度なので気軽に行えます。結果を見て頂ければ分かりますが、詳細に性格や職務適性を分析してくれます。無料なので気軽に試せるのでおすすめです。
具体例を見て頂いた方が分かりやすいかと思いますので、私の結果を貼り付けます。
自己PRの軸を探すのに役立つ項目は【パーソナリティ診断】です。私は特徴は黄色の部分となります。良い意味で捉えれば自分の意見をしっかりと言えることと、チームを引っ張るのが得意であると診断されています。実際にチームリーダーを務める経験が多かったので、診断の精度は高いですよ。
※無料登録によりコンピテンシー診断の利用が可能となります。
仕事の価値観診断の纏め→【仕事の価値観の無料診断】転職の成功には適性を知るのが大事な理由
【ステップ3】 経験を自己PRに当てはめる
自己分析が完了したら、自己PRの完全版を作っていきましょう。
手順は下記の通りです。
- コンピテンシー診断で見つけた貴方の軸を書く
- 軸に関連する経験や体験談を書く
- 経験や体験談で困ったことを書く
- 困ったことを解決した方法を書く
- 解決によって得られた結果を数値で書く
上記順番にそって纏めていきます。そして最終的には、全体で200~300文字ぐらいで纏めましょう。
面接で1度に聞く長さとしては、十分な量です。
もし、面接官が追加で情報が欲しければ質問してくれます。
【具体例】自己分析に基づく自己PRの例文の紹介
具体例のために私も手順に沿って自己PRを作っていきます。
- チームプレーが得意
- 営業部門でプロジェクト管理で数人を纏めたリーダー経験があった
- 一部のメンバーの残業が約30Hあり、全員が定時で退社できなかった
- 毎月の反省会をして課題の潰し込みをしていった
- 課題を一つ一つ解決して、3か月後には全員定時で退社できるようになった
上記通りに経験を当てはめました。これを纏めていきます。
私の長所はチームとして結果を残せることです。具体的には、現職では営業部門のプロジェクト管理のチームリーダーを勤めていました。しかし、チームリーダーに就任した当初は属人的な業務が多いことで、残業時間が30Hに達するメンバーもいました。課題解決のために毎月月反省会を実施して課題を抽出していきました。課題を一つ一つ解決して属人的な業務を廃止することで、メンバー負荷を分散することに成功し全員が定時で退社できるようになりました。
最初の自己PRとしては、250文字前後が適切です。長すぎると面接官に適切なコミュニケーションを取れない人だと思われます。
もし、面接官が自己PRを更に掘り下げたかったら追加で質問をしてきます。例文で言えば、属人的な業務はどのように廃止したのですか?というように具体的に聞いてきます。
なので、自己PRを作った後に掘り下げられる項目は、質問を準備しておくと好印象を与えられますよ。
【ステップ4】自己PRと面接の他の想定回答との整合性を確認する
自己PRが完成したら、他に準備している面接対策の回答と不整合がないか確認をしましょう。
例えば、自己PRでチームプレーが得意といって、経理になりたい志望動機が黙々と作業するのが得意だからでは、面接全体では不整合な回答ですよね。
面接で聞かれる内容はどの企業も似ているので、頻出の質問に対する回答は事前に準備することをおすすめします。
大事なことは、面接全体を通して貴方の主張が一貫していることです。
経理の頻出の質問例→【経理の面接の質問例10個】面接官の質問の意図も解説【未経験での転職に役立つ】
【ステップ5】自己PRに関して第三者の客観的な評価を聞く
最後に自己PRについて、第三者の意見を聞いてみましょう。
第三者の意見を聞くことで、主観的でなく客観的自己PRに仕上がります。
その際は複数の第三者の意見を聞くことをおすすめします。
複数の意見を聞くことによって、より客観的に魅力的な自己PRになります。
転職エージェントは自己PRの添削も無料で行っているので、転職のプロに添削を依頼することもおすすめです。
有料・無料の職務経歴書の添削サービス→【職務経歴書・履歴書の添削サービス】有料・無料ごとにおすすめを紹介
【参考】経理未経験でも使える自己PRの例文を紹介
時間がなくて自己PRを1から作ることが難しい人もいるかもしれません。
時間がない人は自分と特徴が似ていて方の例文を参考にして、自己PRを作成することをおすすめします。
なるべく多くの人の参考になるような、おすすめ自己PRの例文をピックアップしましたので良かったら参考にしてくださいね。
① 資格勉強の経験で自己PRする
私の長所は継続して努力をして結果を残せることです。具体的には、簿記の知識は0でしたが独学で勉強を開始して簿記2級を取得することができました。最初は簿記の専門用語が分からず苦戦をしましたが、ミスノートを作成して間違えやすい箇所を分析しながら勉強することで独学でも合格することができました。現在は簿記1級を継続して勉強中であり、経理は未経験でありますが継続して努力することにより早期に業務にキャッチアップすることができます。
経理は勉強熱心な人が好きなの資格勉強の結果をアピールするのは効果が高いですよ。
勉強中でもアピールができるので、簿記2級の取得がまだの方でもまずは簿記の勉強を始めてみることをおすすめします。
簿記初心者におすすめな本→【簿記初心者におすすめな本5選】現役経理が分かりやすい入門テキストを紹介【2023年版】
② 改善事例で自己PRする
私の長所は改善提案です。具体的には、Excelの帳票を工夫することで以前は手作業で作業していた業務を、Excelで自動化することに成功しました。改善により旧帳票では10Hかかっていた業務を5Hで行うことができるようになりました。経理でも改善力を生かして業務時間の短縮に取り組んでいきたいと思います。
業務改善は全ての職種で行われていることなので、他の職種の改善事例も経理でアピールできますよ。
改善事例でアピールするときは具体的な数値を入れて、効果をはっきり明示できるようにしましょう。
経理の自己PRは未経験でも簡単に作れる方法の纏め
自己PRは面接で聞かれる定番の質問です。
しっかりと準備して予め対策をしておくことをおすすめします。
自己分析をすることで、自己PRを簡単に作ることができますよ。