カジュアル面談は単なる情報交換だけでなく選考要素が含まれており事実上の1次面接に該当します。
私もdodaのプレミアムスカウトなどで企業からカジュアル面談の誘いをダイレクトで受け10社以上はカジュアル面談を受けました。
10社全てが選考に進めたわけではなく、カジュアル面談で失敗したと感じたときはその後の書類選考で落ちましたよ。
この記事では、転職のカジュアル面談で落ちたか気になっている方に向けて、不合格のサイン解説します。実際にカジュアル面談を10社以上受けた経験があり、経理の採用担当を勤めたこともあるのでお役に立てるかと思います。
では、纏めていきます。
【前提】カジュアル面談後にメールが来ないときの対処方法は1つだけ
カジュアル面談後に企業側からアクションが無いと何をすべきか迷いますよね。
カジュアル面談は正式な選考でないので、不採用だとしても何も通知をしないのことも多いのが現状です。
カジュアル面談後に選考の案内があれば、カジュアル面談は通過している可能性が高いです。しかし、カジュアル面談に慣れていない企業はその後の案内を失念していることもあります。案内が無く自分からコンタクトして受かったケースもあるので、メールが来ないだけで落ちたと判断するのは早計です。
では、カジュアル面談後にメールが来ないときの対処方法を紹介します。
カジュアル面談後に【お礼+選考を受ける意思表示+履歴書・職務経歴書】をメールで企業に通知することです。
自分自身から選考の意思表示をすれば、企業側から何かしらのアクションがあるので結果が明白になりますよ。
履歴書・職務経歴書を送付しておけば企業側も選考結果として回答できるので必ず履歴書・職務経歴書を添付しましょう。また、カジュアル面談の印象がマイナスでも履歴書・職務経歴書で挽回できる可能性がありますよ。
履歴書・職務経歴書の作成に不安がある方は第三者からアドバイスを受けるのもおすすめですよ。
有料・無料の職務経歴書の添削サービス→【職務経歴書・履歴書の添削サービス】有料・無料ごとにおすすめを紹介
【参考】カジュアル面談なしで選考を受ける方法
カジュアル面談は面倒くさいと思っている方は多いのではないでしょうか。
カジュアル面談は選考要素もあるので、候補者からしたら事実上面接回数が1度増えるのに等しいです。また、大手企業はカジュアル面談の後に書類選考を再度実施するので、書類選考で落ちる可能性もあります。
なので、カジュアル面談なしで選考を受けたい場合には、転職サイトと並行して転職エージェントを利用しましょう。
転職エージェントであれば、書類選考が通過すれば即面接なので選考プロセスを1つ減らことができますよ。
【無料相談可能】おすすめの転職エージェント
下記の2社はスカウト型でなく転職エージェントが貴方にあった非公開求人を紹介してくれるので自分で企業を見極めるのが苦手な人でもおすすめです。
エージェント種類 | オススメなポイント | 体験談 |
リクルートエージェント | リクルートエージェントは求人数No.1 非公開求人の紹介、転職市場の動向、過去の事例などを考慮し、非公開求人も含めた多数の求人の中から最適な求人を紹介します。 | 【リクルートエージェントの特徴】体験談と評判からメリットとデメリットを解説します |
マイナビジョブ20's | 人材サービスを幅広く扱うマイナビの中でも、20代を専門としているのは『マイナビジョブ20's』のみです。 マイナビの情報網を活かしつつも、20代という若年層に特化しているからこその強みがあります。 通常の転職サイトでは掲載されていないような"非公開求人"が80〜90%を占めています。 | 【マイナビエージェントの特徴】体験談と評判からメリットとデメリットを解説します ※マイナビエージェントの体験談を参照 |
【結論】カジュアル面談で落ちたサイン3つ
では、早速ですがカジュアル面談に落ちたサインを紹介します。
まずは、箇条書きで紹介しますね。
- 逆質問に丁寧に回答しない
- 企業側からのアピールがない
- 職務経歴書(含む転職サイトの内容)を明らかに読んでいない
では、一つ一つ解説していきますね。
① 逆質問に丁寧に回答しない
カジュアル面談は相互理解の場でもあるので、逆質問の時間が通常の面接と比較して長く取られます。
企業側は良い候補者がいれば選考に進んで欲しいので、逆質問を企業側がアピールできるチャンスとして積極的に企業の長所をアピールしますよ。
具体例:入社して欲しい人材の場合
- 候補者:御社の将来ビジョンを教えてください。
- 企業:10年間で海外子会社を2倍程度にする予定です。なので、候補者Aさんが希望する海外駐在のチャンスは数多くありますよ。
太字の部分が大事です。候補者のニーズを察して会社のアピールがあれば合格の可能性が高いです。
具体例:不合格の場合
- 候補者:御社の将来ビジョンを教えてください。
- 企業:海外への進出を積極的に行うことを予定をしています。
※具体例なので逆質問は簡便なものにしてあります。逆質問の内容は真似をしないことをおすすめします。
カジュアル面談を振り返り自分からの質問に対して、雑な回答をされたと感じた場合には不合格の可能性が高いですよ。
カジュアル面談の逆質問のおすすめは下記の記事で纏めていますので、良かったら参考にしてください。
カジュアル面談の逆質問のおすすめ→【カジュアル面談で聞くべきことは?】転職での逆質問例5つを解説
② 企業側からのアピールがない
逆質問と趣旨は同じですが、入社して欲しい人材には必ず何処かで会社からのアピールがありますよ。
カジュアル面談は企業が候補者を選ぶだけでなく、候補者が企業を選ぶ場面でもあります。
入社したら候補者にどのようなメリットがあるのかを、企業側もプレゼンする必要があります。
例えば、仕事のやりがい・業績の安定性・福利厚生などを積極的に企業側がアピールをしていれば合格の可能性が高いです。
面談を通じて全く企業側からアピールが無ければ、企業が積極的に欲しい人材と思わなかった可能性が高いです。
余談ですが、面談の内容は記憶が新しいうちにメモをしておくことをお勧めします。内定を貰った場合には貴方が企業に入社するか決める番になるので、面談のメモが役立ちますよ。
また、カジュアル面談の選考が通過していれば高確率で1次面接に進めるので、面接対策を早めにしておくことがおすすめです。
有料・無料のおすすめの面接対策サービス→【転職の模擬面接】面接対策サービスを有料・無料ごとにおすすめを紹介
③ 職務経歴書(含む転職サイトの内容)を明らかに読んでいない
一定の条件(年齢・学歴など)に当てはまる人物に、片っ端からオファー面談を申し込む企業が存在します。
人事に余力がある or 候補者が全く集まらない企業は、応募要件に当てはまる人物にオファー面談を大量に申し込むことで候補者の母集団を形成しようと試みます。つまり、通常のオファー面談(特別なスカウト)とは異なり大多数のうちの1人の立場からスタートします。
企業側は大量にオファー面談を実施していますので、一人一人の職務経歴書を丁寧にチェックしません。
なので、カジュアル面談で職務経歴書(含む転職サイトの内容)を見れば一発で分かる内容の質問を連発しますよ。
職務経歴書(含む転職サイトの内容)を明らかに読んでいないと感じた場合には、特別スカウトでないので落ちる可能性が高いです。
【確実】カジュアル面談の合格フラグ
カジュアル面談は確実な合格フラグが1つ存在します。
それは、【次回の面接案内がされる】ことです。
例えば、企業側から選考を受けて頂ける場合には、一次面接からスタートさせていただきます。と言われた場合には確実にカジュアル面談は通過しています。
注意点は【書類選考の案内】である場合には、書類選考を名目にカジュアル面談の結果で落とす可能性が高いですよ。最初からカジュアル面談→書類選考を案内している場合には五分五分ですが、突然書類選考が開始された場合には分が悪いです。基本的には転職サイトの内容(経歴)を見た上でカジュアル面談に呼んでいるので、わざわざ書類選考を実施する必要性はないですよね。
カジュアル面談後の書類選考は落ちる?→【カジュアル面談後の書類選考は落ちる?】転職で10社以上受けた経験から解説
【参考】自分が何の仕事に向いているか科学的に調べてみる
何の仕事に向いているか気になったら、科学的に適職診断をしてみてはいかがでしょうか。
選択式の質問に答えるだけで、科学的な根拠に基づいて貴方の適職を診断してくれるプログラムがあります。
コンピテンシー診断は、ミイダスが提供する無料の自己分析プログラムです。
貴方の選択した回答に基づいて、適職診断を自動で行ってくれる仕組みです。所要時間は約30分程度なので気軽に行えます。結果を見て頂ければ分かりますが、詳細に性格や職務適性を分析してくれます。無料なので気軽に試せるのでおすすめです。
具体例を見て頂いた方が分かりやすいかと思いますので、私の結果を貼り付けます。
適職診断で使うのは、【職務適性】です。
実際に職務適性を見ると、経理が9と出ています。私自身も経理にとても向いていると考えていますので、分析の精度の高さが伺えます。
※無料登録によりコンピテンシー診断が可能となります。
仕事の価値観診断の纏め→【仕事の価値観の無料診断】転職の成功には適性を知るのが大事な理由
カジュアル面談で落ちたサインの纏め
カジュアル面談は実質的に選考の要素があります。
カジュアル面談は形式上は選考要素がないと謳っているので、合否の連絡がないのでモヤモヤすることが多いかと思います。
企業側からアクションがない場合には自分でアクションを起こして回答を引き出してみてはいかがでしょうか。