カジュアル面談は企業が双方向のコミュニケーションを意識しているため、企業側から質問を求められることが面接よりも多いです。
企業に聞くべきことを準備していないと会話が続かずカジュアル面談が盛り上がらずに終わりってしまいます。
カジュアル面談は選考の一貫なのでカジュアル面談で企業に悪印象を与えると、その後の選考で不利益となるので真剣に準備しましょう。
この記事では、カジュアル面談で企業に聞くべきことを迷っている人に向けて、おすすめの質問例を紹介します。実際にカジュアル面談を10社以上経験しており、経理の採用担当も勤めていたのでお役に立てるかと思います。
では、纏めていきます。
【前提】カジュアル面談が盛り上がらない?→理由があります。
カジュアル面談が盛り上がらずに不安を感じたことがある人は多いのではないでしょうか。
実際に私もカジュアル面談を受けて盛り上がらずに消化不良になったカジュアル面談がありました。その企業からは選考の案内が来ませんでした。また、カジュアル面談の担当者が1次面接の担当となることが多いので、カジュアル面談で好印象を与えると自動的に一次面接も突破できます。
カジュアル面談の相手は企業側の顔となる人事や採用部門の管理職なので一般的なコミュニケーション能力があります。
なので、カジュアル面談で盛り上がらない理由を明確にして改善をすれば、カジュアル面談で会話が無くなることはありませんよ。
では、カジュアル面談で盛り上がらない理由は大きく分けて2つ紹介します。
- 質問例を考えていない:質問例を考えずに浅い質問を続けると企業側は何も調べてないと判断をしてやる気を失います。
- 企業側の説明を掘り下げない:企業側が説明したことに適宜相槌や一言感想を入れると企業側も話やすいです。
上記の2つを守ればカジュアル面談で落とされる確率は激減しますので、意識してみてくださいね。
面接が苦手であれば事前に第三者と模擬面接をしてみてはいかがでしょうか。
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【参考】カジュアル面談なしで選考を受ける方法
正直カジュアル面談は面倒くさいと思っている方は多いのではないでしょうか。
カジュアル面談は選考要素もあるので、候補者からしたら事実上面接回数が1度増えるのに等しいです。また、大手企業はカジュアル面談の後に書類選考を再度実施するので、書類選考で落ちる可能性もあります。
なので、カジュアル面談なしで選考を受けたい場合には、転職サイトと並行して転職エージェントを利用しましょう。
転職エージェントであれば、書類選考が通過すれば即面接なので選考プロセスを1つ減らことができますよ。
【無料相談可能】おすすめの転職エージェント
下記の2社はスカウト型でなく転職エージェントが貴方にあった非公開求人を紹介してくれるので自分で企業を見極めるのが苦手な人でもおすすめです。
エージェント種類 | オススメなポイント | 体験談 |
リクルートエージェント | リクルートエージェントは求人数No.1 非公開求人の紹介、転職市場の動向、過去の事例などを考慮し、非公開求人も含めた多数の求人の中から最適な求人を紹介します。 | 【リクルートエージェントの特徴】体験談と評判からメリットとデメリットを解説します |
マイナビジョブ20's | 人材サービスを幅広く扱うマイナビの中でも、20代を専門としているのは『マイナビジョブ20's』のみです。 マイナビの情報網を活かしつつも、20代という若年層に特化しているからこその強みがあります。 通常の転職サイトでは掲載されていないような"非公開求人"が80〜90%を占めています。 | 【マイナビエージェントの特徴】体験談と評判からメリットとデメリットを解説します ※マイナビエージェントの体験談を参照 |
【結論】カジュアル面談で聞くべきこと逆質問例5つ【中途用】
早速ですがカジュアル面談で聞くべき逆質問例を5つ紹介します。
まずは、箇条書きで纏めていきますね。
- 当該ポジションの募集背景・入社後に期待される役割
- 配属される課内の情報
- 中途社員で活躍されている人の特徴
- カジュアル面談で説明があった事業内容や業務内容の深堀
- カジュアル面談に呼んで貰えた理由(スカウトを受けた場合)
では、一つ一つ解説していきますね。
① 当該ポジションの募集背景・入社後に期待される役割
カジュアル面談で必ず聞きたいのが募集の背景です。
増員募集と欠員募集では、入社後に想定される業務内容は大きく異なります。基本的に増員募集の企業は業務が厳しい(忙しい or 成果主義)、増員募集の企業は業務負荷が最初は軽い傾向にありますよ。
ストレートに増員募集を聞きにくいので、入社後に期待される役割と併せて聞いてしまうのがおすすめです。
例えば、
求人票には×××の業務の担当と記載が御座いしたが、具体的な業務の内容についてお伺いさせていた頂いてもよろしいでしょうか。ご縁があった場合に入社後に直ぐに任せて頂ける業務の詳細と、当該ポジションを募集している背景を教えて頂ければ幸いです。
ポイントは求人票に記載してある業務内容は把握している旨を言葉にして伝えることです。
求人票は読んでいて更に詳しい説明を聞きたい旨を伝えることで、応募の熱意を伝えかつ企業から詳細の情報を引き出せますよ。
dodaに登録するとプレミアムスカウトでスカウトが届く可能性が上がるので、スカウトを増やしたい方にはおすすめのサイトです。
② 配属される課内の情報
カジュアル面談では面接よりも質問の時間が確保されているので、配属部門の担当が出ていたら課内の情報をできる限り引き出しましょう。
例えば、中途社員の割合・人数・年齢構成・男女構成比など、自分が活躍できる環境が整っているかを探るのが目的です。特に中途社員の割合は大切です。中途社員の割合が少な過ぎると中途社員の受け入れに慣れていない可能性が高く、中途社員の割合が多すぎると新卒が根付かずに離職率が高いと想定されます。中途社員の割合が30~50%前後だと、中途社員も働きやすい環境となりますよ。
配属されている課内の情報は、ストレートに聞いても悪印象とならず素直に教えてくれるので遠慮せずに聞いてみましょう。
例えば、
課内の人数と中途社員の割合を教えていただけますでしょうか。
私は課内の情報は必ず聞いていましたが、どの企業でも詳細に教えてくれました。
また、課内の情報を聞いて雰囲気が悪くなったことも1度も無いので、聞きたいことは聞いておきましょう。
③ 中途社員で活躍されている人の特徴
一次面接対策として中途社員で活躍されている人の特徴を聞くのはおすすめです。
中途社員で活躍されている人=その企業が求めている人物像となります。カジュアル面談で現場担当者が本当に求めている人物像を探ることで、一次面接の準備が容易になります。求めている人物像に合わせて自己PRや志望動機を考えておけば、選考も通過しやすくなりますよ。
中途社員で活躍せれている情報も、ストレートに聞いても問題ありませんが質問を具体的にすると相手も答えられやすいです。
例えば、
中途社員で海外駐在で活躍されている方は、入社後にどのような点が評価されて海外駐在員として選出されたのでしょうか。
海外駐在以外では管理職となり出世した中途社員の評価されたポイントを聞くと答えやすいですよ。
カジュアル面談の後に書類選考を実施する企業は、カジュアル面談の情報を織り込んで職務経歴書を書き直すことをおすすめします。
履歴書・職務経歴書は面接でも利用されるので提出前にもう一度見直しをしましょう。職務経歴書の作成方法に不安があれば第三者からアドバイスを受けるのもおすすめですよ。
有料・無料の職務経歴書の添削サービス→【職務経歴書・履歴書の添削サービス】有料・無料ごとにおすすめを紹介
④ カジュアル面談で説明があった事業内容や業務内容の深堀
カジュアル面談で説明された内容を興味を持ってしっかりと聞いていたとアピールする意味でもカジュアル面談の内容の深堀は大切です。
カジュアル面談では企業側から業務の内容や事業の内容について概要を説明して貰えます。一般的な会社説明会の個人版だと考えて貰えればイメージがしやすいと思います。
業務内容や事業内容は企業のホームページや求人票を見ればある程度は理解できるので答え合わせの感覚で臨みましょう。
事前にホームページで勉強しておき、質問を数個考えてカジュアル面談の内容に合わせて選びましょう。
例えば、
×××の商品の利益率が高いとのご説明がありましたが、利益率が高い要因は製造過程にあるのでしょうか。それとも売価が高いことが要因なのでしょうか。
将来の業績を見極めるために、将来も主力製品やサービスが利益を確保できるかの質問もおすすめですよ。
カジュアル面談で準備すべきこと→【カジュアル面談は転職面接だった】準備すべき5つを解説【10社以上受けました】
⑤ カジュアル面談に呼んで貰えた理由(スカウトを受けた場合)
カジュアル面談は企業からのスカウトで始まることが多いです。
企業側が転職サイトに登録してある貴方の情報を見て選考を受けて欲しいと思った理由を聞くことで、企業側が貴方に求めていることが分かります。第三者(人事担当者)から客観的に貴方の評価を聞けるのは貴重な機会なので、カジュアル面談で聞いてみてはいかがでしょうか。
自分を選んだ理由を聞くのは恥ずかしいかもしれませんが、聞き方を工夫すれば自然に聞けますよ。
例えば、
御社からスカウトを頂けるとは思っていなかったので、もし宜しければスカウトを頂けたきっかけを教えて頂ければ幸いです。スカウトの文面で御記載頂いた、×××の業務経験があることが大きな要因でしょうか。
謙遜して相手の企業を立てながら聞くことで、相手も気持ちよく話してくれるのでおすすめです。
【参考】何の仕事に向いているか科学的に調べてみる
何の仕事に向いているか気になったら、科学的に適職診断をしてみてはいかがでしょうか。
選択式の質問に答えるだけで、科学的な根拠に基づいて貴方の適職を診断してくれるプログラムがあります。
コンピテンシー診断は、ミイダスが提供する無料の自己分析プログラムです。
貴方の選択した回答に基づいて、適職診断を自動で行ってくれる仕組みです。所要時間は約30分程度なので気軽に行えます。結果を見て頂ければ分かりますが、詳細に性格や職務適性を分析してくれます。無料なので気軽に試せるのでおすすめです。
具体例を見て頂いた方が分かりやすいかと思いますので、私の結果を貼り付けます。
適職診断で使うのは、【職務適性】です。
実際に職務適性を見ると、経理が9と出ています。私自身も経理にとても向いていると考えていますので、分析の精度の高さが伺えます。
※無料登録によりコンピテンシー診断が可能となります。
仕事の価値観診断の纏め→【仕事の価値観の無料診断】転職の成功には適性を知るのが大事な理由
カジュアル面談で聞くべきことの纏め
カジュアル面談は実質的に選考の要素があります。
カジュアル面談を受ける場合には、選考と考えて準備してから臨みましょう。
特に逆質問は準備しておかなければ答えられないので、必ず準備することをおすすめします。