簿記１級は会計の難関資格であり取得できれば希少な人材となり市場価値が上がります。
市場価値が上がると選べる会社が増えるので、簿記１級を活かして何処で働こうか迷いますよね。
簿記１級の価値をフル活用すれば、３０代でも年収８００万円以上は達成できますよ。
この記事では、簿記１級を活かせる仕事が知りたい方に向けておすすめ仕事を紹介します。現役CFOとして様々なキャリアプランを考えて実行したからこそ紹介できる仕事もあるのでお役に立てるかと思います。
では、纏めていきます。
【前提】簿記１級はどれくらい凄い？→経理では早慶クラスの実力者
簿記１級はどれくらい凄いの？と疑問を持つ方は多いと思います。
もし、経理系統の資格を学歴に置き換えるとすれば下記のイメージです。
- 公認会計士：東大
- USCPA（米国公認会計士）・税理士：旧七帝大
- 税理士科目合格・簿記１級：早慶
- 簿記２級＋TOEIC８００：MARCH（英語力を求める企業は早慶レベルに格上げ）
- 簿記２級：日東駒専
実務経験や年齢を考慮して採用の可否は決まりますが、簿記１級があれば他者と差別化はできますよ。
簿記１級の勉強方法→【簿記１級は独学で合格は無理？】働きながら合格した３名に聞いてみた【合格体験談】
【宣伝】経理のキャリア相談を承ります
経理のキャリアは多種多様なプランがありどの道を目指すかで優先して経験・勉強すべきことは異なります。
例えば、
- 年齢
- 将来経理以外の職種につきたいか
- マネジメントをしたいか
- 制度会計、税務、管理会計、財務、原価計算のどれを武器とするか
- 未経験から経理になるには何をしたら良いか
貴方が置かれている状況をヒアリングして、貴方に最適なキャリアプランをアドバイスさせていただきます。
また、キャリアに関する質問にも回答させていただきますよ。
ココナラで体験談をもとにキャリア相談を承っていますので良かったらご利用ください。→経理のキャリアアップ 経理の転職相談を承ります
【結論】簿記１級を活かせる仕事おすすめ５選【タイプ別に紹介】
では、早速ですが簿記１級を活かせる仕事を紹介します。
ま
＜簿記１級を活かせるおすすめの仕事＞
| タイプ | 企業・職種 | ポイント |
| 王道 | 大企業 制度会計 | キャリアアップ＆ホワイトな環境 |
| 出世 | 大企業 経営企画 | 近年のトレンド＆ホワイトな環境 |
| 高年収 | 外資企業 FP＆A | キャリアアップ＆実力主義＆近年のトレンド |
| CFO狙い | ベンチャー企業 経理 管理職 | キャリアアップ＆実力主義＆若手CFO狙い |
| 独立 | 税理士法人 | 税理士資格必須 |
では、一つ一つ解説していきますね。
【王道】 大企業 制度会計
簿記１級の強みは制度会計に必要な仕訳を網羅して学べることです。
例えば、
- 連結会計の仕訳
- 持分法に関する仕訳
- 退職給付に関する仕訳
制度会計でも高度な知識を必要とする業務も簿記１級の知識があれば、基礎的な部分は既に理解をできています。
大企業も簿記１級を取得している人材は少ないので、簿記１級取得者は積極的に採用をしますよ。
経理のキャリアを考えても大企業の単体決算・連結決算を３年程度経験すれば、経理として職に困ることはないですよ。
また、大企業なので高年収を確保しやすく連結決算の経験があれば、担当でも８００万円程度オファーは珍しくないです。
【無料相談可能】大企業に強いおすすめの転職エージェント
| エージェント種類 | オススメなポイント | 体験談 |
| リクルートエージェント | リクルートエージェントは求人数No.1 非公開求人の紹介、転職市場の動向、過去の事例などを考慮し、非公開求人も含めた多数の求人の中から最適な求人を紹介します。 | 【リクルートエージェントの特徴】体験談と評判からメリットとデメリットを解説します |
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MS-Japan | 「管理部門特化型エージェントNo.1」として多くの実績と評価あり。 経理の知見があるキャリアアドバイザーが付くため、経理の転職には強い。 | 【MS-Japanの特徴】体験談と評判からメリットとデメリットを解説します |
【出世】 大企業 経営企画
簿記１級は経営企画が必要とする、会計・管理会計のスキルが学べるの経営企画との相性も良いです。
経営企画はM＆Aなど会計知識を必要とする業務が多く、簿記１級保有者を経理と同じく優遇してくれます。また、経営企画の特徴として役員など経営陣と動くことが多いので、中途でも出世コースに乗れる可能性が高いです。
大企業で安定して働きながらも、なるべく早く出世を目指したい人にはおすすめの選択肢となります。
経営企画の出世コース→【経営企画部は花形？エリート？】同期にメリットとデメリットも聞いてみた
【高年収】 外資企業 FP＆A
高年収を目指すならば間違いなく外資企業の経理です。中でもFP＆Aは高年収で担当でも１０００万円を出すケースがあります。
FP＆A（管理会計領域）は、経営のパートナーとして企業価値の向上に貢献をすることを目的としています。
簿記１級はFP＆Aの基礎知識であるCVP分析などの原価計算領域を学習できるのでFP＆Aの職種とも相性が良いですよ。
FP＆Aで結界を出してマネージャークラスに昇格すると、外資企業でのCFOも視野に入ります。
外資企業のCFOの年収は２０００万円超えてくるので、高年収を将来目指したい人にはおすすめです。（英語は必須です）
【外資企業に向け】経理経験者の転職に強い転職エージェント
FP＆Aのキャリアについて無料相談もできるので気軽に利用してみてはいかがでしょうか。
| エージェント種類 | オススメなポイント | 体験談 |
| ロバートウォルターズ | 世界31か国、主要都市にオフィスを構え、日本では「グローバル人材」に特化した人材紹介会社。 世界的に有名な外資企業の高年収求人を豊富に保有。 | 【ロバートウォルターズの評判は？】体験談から解説【外資経理に強み】 |
| エンワールドジャパン | 外資系・日系グローバル企業に特化をしており高年収レンジの案件に強みがあります。 年収800万円以上の大手外資系・日系グローバル企業の求人を常時10,000件以上保持。 | 【エンワールド・ジャパンの評判は？】体験談からエージェントの質を解説 |
【CFO狙い】 ベンチャー企業 経理 管理職
若くしてCFOを狙いたいと考える人にはベンチャー企業の経理管理職を狙うのがおすすめです。
大企業で本社のCFOを狙うのは事実上不可能に近いでしょう。また、管理職を狙うには事実上の年齢制限があり３０代前半で管理職は難しい企業が多いです。
ベンチャー企業は２０代後半で管理職になったり、CFOでも３０代はゴロゴロいます。
ベンチャー企業は優秀な経理の採用が難しいので、簿記１級クラスの人材は英語力が無くても積極的に採用しますよ。近年、ベンチャー企業も経理にも高待遇を出すようになり、マネージャークラスであれば７００万円UPは出します。（福利厚生は大企業と比較した場合は残念ですが）
少々激務でも早々に経験を積んでCFOを目指したいならベンチャー企業の経理はおすすめです。
【独立】 税理士法人
簿記１級の後に税理士試験を受けようと考えている方は、独立に向けて経験を積むために税理士法人がおすすめです。
簿記１級があれば選べる立場なので、条件が良い税理士法人を選べます。完全なる売り手市場かつ、簿記１級取得者は希少なので、焦ってブラックな税理士法人に転職しないように気を付けてくださいね。
税理士試験を受けることを考えれば勉強時間を確保するためにも、時間がかかってもホワイトな税理士法人に就職すべきですよ。
ブラック税理士法人の見分け方→【税理士事務所はブラック？】税理士に見分け方も聞いてみた【会計事務所も同じ】
【参考】自分が何の仕事に向いているか科学的に調べてみる
何の仕事に向いているか気になったら、科学的に適職診断をしてみてはいかがでしょうか。
選択式の質問に答えるだけで、科学的な根拠に基づいて貴方の適職を診断してくれるプログラムがあります。
コンピテンシー診断は、ミイダスが提供する無料の自己分析プログラムです。
貴方の選択した回答に基づいて、適職診断を自動で行ってくれる仕組みです。所要時間は約３０分程度なので気軽に行えます。結果を見て頂ければ分かりますが、詳細に性格や職務適性を分析してくれます。無料なので気軽に試せるのでおすすめです。
具体例を見て頂いた方が分かりやすいかと思いますので、私の結果を貼り付けます。
適職診断で使うのは、【職務適性】です。
実際に職務適性を見ると、経理が９と出ています。私自身も経理にとても向いていると考えていますので、分析の精度の高さが伺えます。
※無料登録によりコンピテンシー診断が可能となります。
仕事の価値観診断の纏め→【仕事の価値観の無料診断】転職の成功には適性を知るのが大事な理由
簿記１級を活かせる仕事の纏め
簿記１級は取得するのは難易度が高いですが、取得すれば大きな見返りがある資格です。
大企業の経理からベンチャー企業のCFO候補など幅広く需要があり高年収を狙えますよ。
