新卒で、職種は経理を狙うと決めたときに、どの業界で働くべきか迷いますよね。
私はメーカーで3社勤務しており、現在は上場企業のメーカー経理で勤務しています。
メーカー経理はワークライフバランスを確保しながらもキャリアアップが狙えるので非常におすすめですよ。
この記事では、経理の就職活動で業界選びに迷っている方に向けて、メーカー経理がおすすめな理由を紹介します。実際に3社のメーカーで勤務しているので、メーカーの社風は熟知しています。
では、纏めていきます。
【前提】新卒で経理を狙うにはコツがいる
新卒で経理の職種に就くのは狭き門と言っても過言ではありません。
新卒の基本的な採用形態は、採用した人材の適正を見て企業が配属先を決めます。
なので、経理を希望したとしても必ずしも経理に配属されるとは限りません。
しかし、企業に経理適正が高いことをアピールして、配属される可能性を上げることはできますよ。
新卒で経理を狙うためのコツ→【新卒で経理は難しい?】大学生が経理を目指す方法2つ【現役経理が解説】
【結論】新卒がメーカー(製造業)の経理を狙うべき理由5つ
では、早速ですが新卒でメーカー経理を狙うべき理由を紹介します。
まずは、箇条書きで纏めていきます。
- 経理に配属される可能性が高い
- ワークライフバランスを確保しやすい
- 経理のキャリアアップが望める環境にある
- メーカーは他のメーカーに転職がしやすい
- 若手でも海外駐在を目指せる(年収1000万円超)
では、纏めていきます。
経理に配属される可能性が高い
メーカーは理系の学生の採用がメインなので、文系の採用は少数となります。
しかし、メーカーは規模が大きいので管理部門(経理も含めて)に新卒が配属される可能性が高いです。
管理部門への配属は文系から選別されるので、他の業界と比較して貴方の経理適正が高ければ経理部門に配属される確率が高くなりますよ。
逆に小売業や商社などは文系を大量に採用しますが、管理部門への配属はメーカーと同じ若しくはメーカー未満なので、貴方が経理部門に配属される確率は極端に下がります。
なので、経理に配属される可能性を上げたければ、迷わずメーカー経理をおすすめします。
【無料アプリ】メーカーからスカウトを受けるならキャリアチケットがおすすめ
就職活動は時間がなくて、情報収集するだけでも大変ですよね。
なので、経理の職種採用や、新卒で経理への配属の実績がある企業の情報を効率的に収集できるサービスがあります。
- 企業の人事と個別に話せる
- 経理採用やメーカー企業からスカウトが来る
- 貴方の価値観分析を基に、価値観があった企業からスカウトが来る
無料で利用できるアプリなので、隙間時間に試してみてはいかがでしょうか。公式ダウンロード先→キャリアチケットスカウト
キャリアチケットのメリットとデメリット→【キャリアチケットスカウト】のスカウト機能が優秀【メリットとデメリットも解説】
ワークライフバランスを確保しやすい
経理は決算期を除けば、ワークライフバランスを確保しやすい職種です。
特にメーカーは製品のイメージを守るためにコンプライアンス意識が高いので、過度な残業やパワハラの防止を徹底しています。また、メーカーは伝統的に労働組合が強いので、三六協定が徹底されており長時間残業は滅多に起こりません。
私の勤務先では、通常は残業時間0で決算期でも残業時間は10H程度となっているので働きやすい環境と言えます。
経理のワークライフバランス→【経理は楽なの?】現役経理が特に楽な業界と仕事の特徴を語る
経理のキャリアアップが望める環境にある
メーカー経理は他の業界に比べて市場価値が高い経理の業務経験を積める可能性が高いです。
メーカーは海外に子会社を持つことが多いので、グローバル経理や、製造業ならではの原価計算や管理会計が身につきます。
例えば、下記の業務経験は将来経理で転職をする時に高く評価されますよ。
- 原価計算、製造業の管理会計
- 国際税務
- 海外子会社を含む大規模な連結決算
経理の市場価値は何の業務を経験したかで決まるので、入社する企業で【何の】経理経験ができるかも重要となります。
経理の市場価値→【経理で市場価値を高い人材は?】グローバル経理が解説【高年収を狙う】
メーカーは他のメーカーに転職がしやすい
万が一入社した企業の年収や社風が合わない場合には、転職を考えることになりますよね。
転職を考える場合に、メーカー出身の人材はメーカーへの転職に有利となります。
メーカーには原価計算という他の業界には馴染みがない考え方がります。なので、メーカーは中途採用でも同じ業界出身の人材を好んで採用する傾向にありますよ。
メーカーから他の業界(IT、商社など)は、他の業界からメーカーに転職するより難易度が低いです。
なので、新卒でメーカーに入ると将来の転職の苦労が少なくなりますよ。
原価計算を理解するのにおすすめの本→【原価計算を学ぶのにおすすめな本5冊】解説が分かりやすい書籍を紹介
若手でも海外駐在を目指せる(年収1000万円超)
メーカーは海外子会社を多く保有しているので、駐在員も多数必要となります。
メーカーの文系の採用は少なく、商社ほど海外駐在を希望する人材も少ないので、海外駐在を希望すれば若手でも駐在員になれます。
実際に私は転職で入社してから6年目で海外駐在となり、年収も1000万円程度になりました。
また、教育目的で20代の社員を海外駐在に出すこともあるので、海外で働きたい方にはメーカーはおすすめできます。
海外で働くならメーカーがおすすめな理由→【海外で働きたい】ならメーカーで職種は経理がおすすめな理由【駐在員が解説】
【参考】シェアードサービスなら新卒でも100%経理になれる
メーカー経理はおすすめですが、職種別採用でない限り100%経理に配属される保証はありません。
もし100%経理への配属を狙うなら、シェアードサービスを狙ってみるのはいかがでしょうか。
シェアード会社は他の企業の経理業務を代行することで収益を上げており、新卒で入社した場合も必ず経理に携わることができます。
しかし、シェアードサービスの採用は他の経理志望の学生も多く狙っているので、倍率は高く面接対策を徹底的に行う必要があります。
面接は一人では対策が難しいので、第三者から客観的な視点でアドバイスを貰うと効率的ですよ。
しかし、内定0のリスクを回避するために、シェアードサービス以外にも応募することをおすすめします。
シェアードサービスなど優良企業からのスカウトを受けたいなら、OfferBoxがおすすめです。OfferBoxはOfferBoxとは、企業が興味を持った学生にオファーする、新しい就活サイトです。 学生は、OfferBoxに自分のプロフィールを登録。 企業は、プロフィールを検索し、自社にあった学生にオファーを送ります。
経理の就職活動でおすすめの業界の纏め
学生のうちから自分がやりたい職種が明確になっている方は、将来のキャリアプランが明確なので素晴らしいです。
経理も業界によって特色があるので、自分にあった業界を選ぶことも重要ですよ。
経理への就職活動はプロの助けを無料で借りて、少しでも希望条件が合う企業に入社できる方法を探してみてはいかがでしょうか。
キャリアチケットスカウトのメリットとデメリット→【キャリアチケットスカウト】のスカウト機能が優秀【メリットとデメリットも解説】
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