新卒から経理を目指す

【会計事務所に新卒(無資格)】で入社するなら大手がおすすめな理由5つ

会計事務所や税理士事務所の知名度は上昇しており近年では新卒で会計事務所を目指す人もいるのではないでしょうか。

会計事務所は規模の大小により教育体制や給与が大きく異なります。

新卒で入社する会社はその後のキャリアプランに大きな影響を与えるので慎重に決めることをおすすめします。

この記事では、新卒(無資格)で会計事務所や税理士事務所を目指す方に、大手の会計事務所を目指すべき理由を解説します。経理部で付き合いがあり監査法人に勤めている方や、友人の税理士にヒアリングをした結果も基に記載しています。

では、纏めていきますね。

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【前提】新卒は無資格や簿記2級でも大手会計事務所は狙える

会計事務所や税理士事務所で働くには、公認会計士や税理士の資格は必須ではありません。

無資格の新卒の場合には、下記の3つのコースがあります。

  1. 監査法人に入社後に公認会計士を取得することを条件として入社するコース
  2. コンサルタントなど公認会計士や税理士の資格が必要ない部門で働くコース
  3. 税理士事務所や税理士法人に勤務をして働きながら税理士を目指すコース

1のコースは公認会計士を取得できなかった場合には、一般企業の経理などに転職をする必要があります。

しかし、大手会計事務所で働いた実績があれば、一般企業の経理への転職はスムーズに決まる可能性が高いですよ。

会計事務所の仕事内容が分かる本→【会計事務所の仕事を勉強できるおすすめ本5選】税理士事務所の仕事も理解できる書籍を紹介

【参考】新卒で狙うべき大手会計事務所はBIG4だけでない

大手会計事務所の中でも、狙うべき会計事務所を紹介しますね。

BIG4もおすすですが採用枠が少ないので、BIG4以外の大手会計事務所も狙うことをおすすめします。

<BIG4系統>

  • 四大監査法人:有限責任監査法人トーマツ、新日本有限責任監査法人、有限責任あずさ監査法人、あらた監査法人
  • 四大税理士法人:トーマツ税理士法人、EY税理士法人、PwC税理法人、KPMG税理士法人

<BIG4系統以外のおすすめ大手企業>

  • 太陽グラントソントン税理士法人
  • 朝日税理士法人
  • 税理士法人山田&パートナーズ
  • 辻・本郷税理士法人

BIG4系統以外では太陽グラントソントン税理士法人が特におすすめです。

上場企業のクライアントも多数あり、複雑な税務や会計も学べ給与水準もBIG4に次ぐ高さになります。

会計事務所と並行をして経理も狙ってみるのもおすすめです→【新卒で経理は難しい?】大学生が経理を目指す方法2つ【現役経理が解説】

【無料アプリ】新卒大手会計事務所の入社はキャリアチケットスカウトがおすすめ

就職活動は時間がなくて、情報収集をするだけでも大変ですよね。

なので、大手会計事務所や経理の職種採用がある企業の情報を効率的に収集できるサービスがあります。

  • 企業の人事と個別に話せる
  • 経理採用や有名企業からスカウトが来る
  • 貴方の価値観分析を基に、価値観があった企業からスカウトが来る

無料で利用できるアプリなので、隙間時間に試してみてはいかがでしょうか。公式ダウンロード先→キャリアチケットスカウト【スマホ専用】

キャリアチケットのメリットとデメリット→【キャリアチケットスカウト】のスカウト機能が優秀【メリットとデメリットも解説】

【結論】会計事務所に新卒(無資格)で入社するなら大手がおすすめな理由5つ

会計事務所に新卒(無資格)で入社するなら大手がおすすめな理由5つ

会計事務所に新卒(無資格)で入社するなら大手がおすすめな理由を解説していきます。

まずは箇条書きで紹介していきますね。

  1. 教育制度が整っている
  2. 若手でも高年収が狙える
  3. キャリアチェンジが簡単
  4. 優秀な人材と知り合える
  5. 高度な専門性が身につく

では、一つ一つ解説していきますね。

①教育制度が整っている

大手会計事務所や税理士法人は新入社員がマネージャーになるまで手厚い教育制度が整っています。

具体的には、インターネットで社内研修が受けられたり、会社の費用負担で外部研修や書籍購入ができる制度が整っています。

また、中小会計事務所よりは人員に余裕があるためOJTも先輩社員が丁寧に教えてくれることが多いですよ。

中小会計事務所は教育担当者が忙し過ぎて、一人で全て調べながら業務を行うこともあり新卒の離職率が高くなります。

なので、新卒で入社するならば教育サポートが整っている大手会計事務所がおすすめです。

ただし、入社してからも勉強は必要不可欠なので、学生時代から勉強癖は付けておくことをおすすめします。

勉強のコツが掴める本→【社会人が勉強のやる気UPに繋がる本5選】勉強方法を工夫してモチベーションを上げよう

②若手でも高年収を狙える

大手会計事務所の給与水準の特徴は若手から高年収を狙えることです。

例えば、BIG4の給与水準は大まかに下記の通りです。

  • スタッフ:450万〜600万
  • シニアスタッフ:600〜800万
  • マネージャー:800万〜1,000万
  • シニアマネージャー:1,000〜1,200万
  • パートナー:1,200万〜

新卒はスタッフからスタートをして、3年~5年程度で基本的にはシニアスタッフに昇格するイメージです。

マネージャーになれるかは実力次第ですが、シニアスタッフまでは基本的に誰でも昇格しますよ。

BIG4以外の会計事務所は100万円~200万円程度年収が下がりますが会計事務所の中では高年収の部類に入ります。

なので、高年収を狙いたければ大手会計事務所がおすすめですよ。

③キャリアチェンジが簡単

大手会計事務所に勤務経験がある人は転職をスムーズに行えます。

大手会計事務所で経験する業務内容(監査、コンサル、税務など)は、数値に関係するので他の職種でも需要が高いですよ。

例えば、下記の職種や企業に転職をする人が多いです。

  1. ベンチャー企業の経理
  2. 大手企業の経理
  3. 一般企業の経営企画
  4. システム会社のシステムコンサルティング(会計システム導入支援)
  5. 内部監査

経理や経営企画を経験した後にCFOを目指す方も多いですよ。

CFOは公認会計士は勿論、無資格でも会社の参謀役として活躍できるのでキャリアの選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。

CFOを目指す方におすすめな本→【CFOを目指す人におすすめな本5選】経理のキャリアが学べる書籍を紹介

④優秀な人材と知り合える

大手会計事務所には優秀な会計士や税理士が在籍しています。

本を出版している人や業界では有名だった人など多種多様な人材がおり先輩から学べることは多いですよ。

また、同期も資格取得を目指して日々勉強をしている人や独立を目指している人と出会えるので切磋琢磨できる環境です。

同じ志を持った人と出会える機会は少ないので、新卒で大手会計事務所に入社するのはおすすめです。

⑤高度な専門性が身につく

大手会計事務所は複雑な案件も担当するので専門性が磨かれます。

基本的な業務を学んだ後は自分の得意分野を伸ばしていくことで市場価値を高めることができます。

例えば、

  • 国際税務
  • IFRS導入
  • M&A

他にも沢山ありますが、高度な専門性を身につけることができるチャンスが大手会計事務所には沢山ありますよ。

高度な専門性などの勉強も大事ですが、前提として基本的なExcelの知識がないと業務スピードに付いていけないのでExcelの勉強は事前にすることをお勧めします。

Excelが学べる本→【経理で使うExcelが学べる本5選】エクセルで業務効率化を狙える書籍を紹介

【参考】大手会計事務所に入社するコツ3つ

大手会計事務所は採用枠が少ないので、他の候補者と差別化をする必要があります。

具体的には下記の3つを意識することをお勧めします。

  • 簿記を勉強する
  • 英語を勉強する
  • 面接対策をする

では、一つ一つ解説していきますね。

①簿記の勉強をする

簿記は大手会計事務所の実務と切っても切れない関係にあります。

簿記を勉強することにより、下記の3つのメリットがありますよ。

  1. 大手会計事務所志望への本気度合いを示せる
  2. 簿記の資格があれば、他の学生より有利になる
  3. 大手会計事務所の実務で役立つ

簿記2級があればアピールできるので、簿記2級を目指しましょう。

【参考】簿記2級の独学におすすめな参考書

簿記2級は通信講座に通った方が効率的なのは間違いありません。

通信講座を検討している方は、まずは大手予備校に資料請求をしてみてはいかがでしょうか。

大原公式資料請求サイト→高い合格実績で選ぶなら資格の大原 簿記1・2級講座

予備校にいきなり通うのではなく、試しにテキストで独学で勉強をしてみたい方は多数の合格実績がある予備校の参考書を利用することをお勧めします。

簿記2級の参考書は多数発行されていますが、中でも経理メンバーから高評価だったテキストを紹介しておきますね。

<おすすめの参考書>

②英語の勉強をする

大手会計事務所は国際案件を必ず抱えています。

例えば、国際税務では現地(外国)の税理士法人と英語でやり取りをします。

しかし、英語力と会計・税務の両方ができる人材は非常に少なく大手会計事務所でも不足しています。

英語力がある人材は非常に優遇され、選考で確実に有利になりますよ。

具体的には、TOEIC800超を目指せば他の候補者との差別化に繋がります。

③大手会計事務所に特化した面接対策を入念にする

大手会計事務所に入社するには、面接対策が重要となります。

面接官に貴方が会計事務所に向いている人材であることをアピールする必要があります。

自己分析を科学的に行い、貴方の価値観から会計事務所に向いていると伝えると相手に伝わりやすいですよ。

例えば、下記の価値観診断で向上心が高いと結果が出れば、大手会計事務所は入社後も勉強が必要なので大手会計事務所に向いていると伝えると好印象です。

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キャリアチケットスカウトのメリットとデメリット→【キャリアチケットスカウト】のスカウト機能が優秀【メリットとデメリットも解説】

会計事務所に新卒(無資格)で入社するなら大手がおすすめな理由の纏め

会計事務所に入社するなら難易度が高くても大手会計事務所を狙いましょう。

中小の会計事務所は30代でも転職できるので、貴重な新卒のチケットを使う必要はありません。

大手会計事務所から内定を長期間貰えなければ、経理を並行して狙ってみてはいかがでしょうか。

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【30日間は本を無料で読める】Amazonの電子書籍サービス3つを比較

経理の仕事内容が分かるおすすめ本→【中小企業の経理実務の勉強におすすめな本5冊】分かりやすい書籍を紹介

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  • この記事を書いた人
星のおじさん

星のおじさん

【上場企業!IFRS!経理大好き!】【資格】税理士試験4科目合格(簿・財・法・消)TOEIC800点以上 【経歴】経理未経験→6年後に海外駐在(経営企画系統)【転職】20代:2回 【一言】税理士を目指したら海外で働くことになりました|会計の専門書マニアです(笑)

-新卒から経理を目指す