経理キャリアUP

【経理1年目の目標を3ヶ月ごとに解説】経理1年目におすすめな本も紹介

経理1年目は任された業務を確実にこなしながら、経理部に馴染むことに集中することをおすすめします。

経理はチームプレーなので、孤立すると2年目、3年目以降に周りの協力を得られず活躍することができなくなります。

四半期ごとに経理メンバーの信頼を獲得するための行動を紹介しますね。

この記事では、新卒又は経理未経験の中途社員向けに、経理1年目の過ごし方を紹介します。一部上場企業で実際に教えている内容を基に紹介していますので、実務に役立つ内容となっています。経理でキャリアパスを築きたい方には是非参考にしていただきたいです。

では、纏めていきます。

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【最優先の目標】経理1年目はメンバーからの信頼を得ることが大事

経理1年目の最優先の目標は、経理部のメンバーに受け入れて貰うことです。

経理未経験者が実務経験を積むには、経理部のメンバーに丁寧に教えて貰う必要があります。

まずはメンバーと信頼関係を築いて何でも聞ける環境を作るのが経理として成長する1番の近道です。例えば、処理が分からないで1人で調べると時間が無駄にかかります。その結果、仕事が遅いと思われ、評価が下がり市場価値が低い業務しか任されません。しかし、気軽に聞ける相手がいれば、解決のヒントを得られます。その結果、仕事が早くなり、評価が上がり市場価値が高い業務を任されます。

簿記1級取得済の方など経理知識が豊富な方は、退屈と感じるかもしれませんが、知識だけで実務はできません。

例えば、システムの処理方法、監査法人の対応方法、会社特有の会計処理などは、経理知識を基に実務で学ぶ必要があります。一人立ちできるまでは、謙虚に教えて貰うことをおすすめします。

心配はしないでください。真面目に任されたことをやれば、経理1年目で失敗することはないですよ。

入社1年目で経理が苦労すること→【経理は大変?】現役経理が苦労した仕事と改善策を解説【入社後1年間は努力が必要】

【参考】経理1年目におすすめ本

経理1年目は経理の全体のイメージをつける本を読むことをおすすめします。

減損損失など個別の論点を学ぶよりは、決算書の読み方や経理の実務の流れが分かる本が実務に直接役立ちます。

簿記だけの知識では経理の実務は対応はできないので、実務に早く慣れるには経理の実務に関する本は数冊読んでおくことをおすすめします。

経理の実務が理解できる本→【中小企業の経理実務の勉強におすすめな本5冊】分かりやすい書籍を紹介

決算書の読み方が理解できる本→【決算書の読み方】の勉強におすすめの本5冊【分かりやすい書籍を経理が厳選】

【結論】経理1年目の目標の紹介【3ヶ月ごとに紹介】

経理1年目

では、経理1年目にやるべきことを四半期ごとに解説をしていきますね。

3ヶ月ごとにブレイクダウンすることで、やるべき業務が明確になりますよ。

それでは、各四半期ごとに解説をしていきますね。

①入社1ヶ月~3ヶ月目の目標

入社1ヶ月~3ヶ月目までの過ごし方で、経理部の上司やメンバーに対する貴方の印象は大方決まります。

最初に与える印象を覆すのは難しいので、この期間にマイナスとなる印象を持たれないように注意してくださいね。

この段階では、経理の実務は庶務的な仕事がほとんどですので、人間関係に気を配りながら過ごしましょう。

では、やるべきことを纏めていきますね。

項目理由
実務のキーマンを見つける社内に1人は会計や税務に詳しいスーパーマンがいますので、まずはそれが誰か見つけ出して下さい。ポイントはマニュアル通りできる方ではなく、会計や税務の基準に従って説明してくれる方です。
実務のキーマンと仲良くする実務のキーマンは貴方が目指すべき最初の目標なので、近くで学ばせて貰えるように仲良くしましょう。仲良くすると、実務のキーマンが上司に掛け合って貴方に重要な業務を任さてくれたり、プロジェクトの相方に指名したりしてくれます。
お局様と仲良くするお局様は情報を持っていたり、社内への影響力があるので、好かれると仕事がやりやすくなります。仲良くして損はないです。
経理部のメンバーの業務内容を覚えるメンバーの業務内容を全て覚えると、経理部全体の仕事が分かるのでおすすめです。将来担当したい業務は、誰が何を担当しているか理解していると、自分が業務をやる時に誰が情報を持っているか分かるので仕事が早くなります。
子会社や拠点の経理のキーマンに名前を覚えて貰う子会社や製作所は、実務で頻繫にやり取りしますので早めに名前を覚えて貰いましょう。
経理部と関係がある部署のメンバーに名前を覚えて貰う他部門は、実務で頻繫にやり取りしますので早めに名前を覚えて貰いましょう。
関連会社や拠点の名称や特徴を覚える子会社や拠点の名称は、実務を教えて貰うときに、頻繫に名前が出てくるので予習しておきましょう。また、子会社なのか、持分会社なのかなどの特徴も、主要な関連会社は抑えておきましょう。教える側からすると、子会社や拠点の名前と特徴を覚えていると、教える工数が削減できるので印象が良いです。
雑務は積極的に引き受ける書類整理や会議準備など頼まれたら積極的にやりましょう。今後OJTで教えて貰うのでgive-and-takeです。
電話に出る電話を取り次ぐことで、子会社や拠点の方に名前を覚えて貰えます。また、メンバーの名前や業務も早く覚えられますので、積極的に出ましょう。
Excelを勉強する経理はExcelを業務で使用する機会が多いので、SumIF,VloohUp,ピポットテーブル,IFは、使いこなせるようにしていきましょう。
システムの操作を覚える伝票起票や監査法人への帳票提出でシステムを触る機会があります。システムは今後も使うので、時間がある時は操作してシステムに慣れておきましょう。
定例の仕訳入力定例の仕訳を通じて勘定科目を覚えていきましょう。勘定科目の意味と、BS・PLのどこに計上される科目なのかを意識すると勉強になります。

この時期の目標は、人間関係を構築することが目標です。関係者に名前を覚えて貰い、気軽に業務のことを聞けるメンバーを沢山作れたら大成功です。飲み会などは、最初は全て参加してコミュニケーションを促進しましょう。人間関係に慣れてきたら、徐々に参加率を落とせば部内で浮かないので問題ありません。

最初は慣れないことばかりなので、仕事はとても疲れると思います。

慣れるまでは、自己研鑽などは無理をせずに、体をゆっくりと休めましょう。

体調不良で休みにくい時期なので、体調管理には気を付けて過ごすことをおすすめします。

業務の効率化には、Excelの知識が欠かせないので最優先で1冊本を読んで必須の関数は覚えておきましょう。

経理におすすめなExcelの本→【経理で使うExcelが学べる本5選】エクセルで業務効率化を狙える書籍を紹介

②入社4ヶ月~6ヶ月目の目標

この時期になると、少し業務にも余裕が出て来ます。

任された業務を一つ一つこなして、周りの信頼を積み上げていきましょう。

この段階で任される業務は決算の補助業務や請求書発行など簡単な経理業務がメインとなります。難易度は高くないので、経理知識がなくても十分に対応できますが、ミスすると他部署や他の会社に影響することもあるので、業務は正確に行いましょう。ミスが多いと信頼を失うので、任された業務は3ヶ月程度は慎重過ぎる程に行うことをおすすめします。1ヶ月目にミスするのと、6ヶ月目にミスするのでは、周りに与える印象が違います。

では、やるべきこと纏めていきます。

項目理由
監査法人に名前を覚えて貰う監査法人は今後継続的にお付き合いしていきますので、早く名前を覚えて貰いましょう。監査法人とも気軽に相談できる関係を築けば、将来決算業務などを担当した時に、強い味方になります。監査法人とのスケジュール調整など、監査法人絡みの雑務は積極的に受注しましょう。
Excelを実践で使う勉強したExcelが使える場面がないか、常に考える癖を付けましょう。例えば、面倒な集計作業フォームを改定ピポットテーブルで簡単にするなど、手作業=悪というイメージを強く持ちましょう。
期日は守る依頼された資料の期日は絶対に守りましょう。後工程に影響を及ぼすので、相手に迷惑をかけることになります。また、遅れる場合には事前に相談しましょう。直前に相談すると、挽回が難しいので怒られます。
2重確認の癖付け上司に提出する前に2重確認する癖を付けましょう。その際に、各業務ごとに確認ポイントをマニュアル化して押さえるとミスが激減します。確認ポイントを意識せずに2重確認してもミスは減りません。また何より確認ポイントを理解することで、その業務の大事な箇所が理解できるので、将来に繋がります。
システムのマニュアル化システムで自分が1度でも使った箇所は、マニュアル化しておきましょう。既にマニュアルがある場合は、改訂が必要でないか確認して、必要があれば改訂していきましょう。将来自分が後輩に教える時に楽に教えることができます。また何よりアウトプットを1年目で残すことは、評価の対象となります。業務のマニュアル化は大事な仕事です。
業務のマニュアル化請求書発行や預金照合など定例業務のマニュアル化。システムのマニュアル化と同じ理由です。アウトプットを積み上げていきましょう。
Excelで業務効率をするマニュアルを作成していると、作業が不効率な部分が浮き彫りになります。Excelで不効率な部分が改善できないか考えて改善してみましょう。
担当業務の後工程を理解する自分の業務で作成した資料が、最終的に何に使われるかは絶対に理解しましょう。アウトプットが何かを理解しないと、業務の本質を理解出来ないです。
決算スケジュールを理解する決算補助を通じて、月次決算のスケジュールを理解しましょう。月次の損益は稼働何日までに纏めて、稼働何日に報告しているか理解しましょう。
評価面談で希望を伝える多くの企業で半期に一回程度、上司と面談が行われます。面談では半期の評価と今後やりたい業務の希望を伝えます。実績はマニュアルを作成したこと、Excelを使って業務効率化したことを述べると好印象です。希望は単体決算に参加したい旨をしっかりと伝えましょう。

この時期で1番大事なのは、期日の守り切りと正確に業務を行うことです。周貴方に任せれば大丈夫と周りに思われる業務を増やしていきましょう。またマニュアル化や業務改善を通じて成果を出していきましょう。

他の経理1年生は成果を出すのが難しいので、先輩や上司に好印象です。

③入社7ヶ月~9ヶ月目の目標

早ければ、この時期から単体の月次決算業務に本格的に参加できます。

単体の月次決算業務は、経理のキャリアパスで重要な場面なので、全てを理解する気持ちで挑みましょう。

月次決算業務が問題なくこなせれば、四半期、年次の単体決算を経て、連結決算、開示など制度会計の王道を早期に経験できるようになります。20代で連結決算まで経験している経理は評価が高いですよ。転職でも引く手あまたです。

では、やるべきこと纏めていきます。

項目理由
業務効率化の推進請求書発行など庶務的な仕事の効率化を徹底して、月次決算業務を担当できる余力を作りましょう。余力がないと仕事が回ってきませんので、余裕がある雰囲気を出しましょう。
仕事を取りに行く月次決算業務に関連する仕事を上司や実務のキーマンに希望して担当させて貰いましょう。6ヶ月間真面目に仕事を行い、貴方の業務に空きがあれば担当させて貰えます。簿記の資格があると更に優遇されます。
決算仕訳入力月次決算業務で入力する特有の仕訳を理解しましょう。為替評価替えなど、決算特有の処理があるはずです。
決算業務の全体像を掴む最初は決算業務の中でも簡単な仕事から任されます。その業務が財務諸表のどの科目に影響するかを理解しましょう。最終的な目標は単体決算を取り纏めることです。全ての決算業務が財務諸表のどの科目に繋がるかを理解すれば、監査対応も上手くできるようになります。
損益報告役員や上司に報告する場面があれば、積極的に報告者になりましょう。報告することで自分自身が報告内容を理解できます。また、役員や上司から質問を受けることで、論点や重要な箇所が分かるようになります。

この時期で1番大事なのは、決算業務の全体像を掴むことです。決算業務の全体像を掴むことができなければ、監査対応や開示業務などに対応できません。仕訳入力→総勘定元帳→精算表→財務諸表の流れを意識して業務を行いましょう。

経理の知識も本格的に利用する時期となりますので、簿記の勉強は並行して勉強していきましょう。

将来経理でキャリアアップを考えるのであれば、経理で市場価値が高い業務を把握しておくと将来の高年収を得られますよ。

経理で市場価値が高い業務の解説→【経理で市場価値を高い人材は?】グローバル経理が解説【高年収を狙う】

④入社10ヶ月~12ヶ月目の目標

引き続き月次決算業務を中心に頑張りましょう。また、単体の四半期決算の仕事も積極的に取りに行きましょう。

担当業務が広がるように、月次決算業務の担当をローテーションしてもらいましょう。

月次決算業務は複数のメンバーで行うので、自分の単体業務をマスターしたら、次の新しい業務を担当できるように業務のローテーションを希望しましょう。自分で完璧に出来るようになったと伝えないと相手も分からないので、自分から遠慮なく発信していきましょう。

では、やるべきことを纏めていきます。

項目理由
月次決算業務のローテーション全体像を掴むには、月次決算業務の大半を担当することも大事です。実際に自分で手を動かして、数値を算出すると理解が早いです。
四半期決算への参加上場企業は四半期決算ごとに業績を世間に開示しています。その為、四半期決算は通常の月次決算に加えて追加の処理が必要となります。単体決算において、重要な業務となりますので、積極的に仕事を取りにいきましょう。
監査法人の対応四半期決算は監査法人の監査対象となります。自分の担当業務に質問を受ける場合は、自分で回答を作成して上司に確認して貰ってから回答する癖を付けましょう。上司に丸投げだと実力が付きませんが、監査法人に間違った回答すると問題に発展する恐れがあるので確認は受けましょう。これを繰り返すと、業務の理解が深まり、上司と監査法人と良好な関係が構築できます。
四半期決算のスケジュール上場企業は決算を発表する日程を決めています。なので、決算を発表する日から逆算して、監査完了、連結決算の取り纏め完了、単体決算業の取り纏め完了などの日程を定めています。担当業務に遅れが生じないように日程を意識しましょう。

この時期で1番大事なのは、月次決算業務のローテーション です。ローテーションを可能とする大前提は、自分の現在の担当月次決算業務を理解して期日通りに行う必要があります。期日に遅れたりミスが多いと、ローテーション希望を出しにくくなります。

経理1年目の後半は、経理2年目と3年目の目標も意識して行動をすると2年目でスタートダッシュが切れますよ。

2年目と3年目の目標→【経理2年目の目標は?】3年目の目標も併せて現役経理が具体的に解説

【参考】経理に向いているか科学的に調べてみる

自分が経理に向いているか気になったら、科学的に適職診断をしてみてはいかがでしょうか。

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自分の適職や上司との相性が分かって面白いですよ。

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具体例を見て頂いた方が分かりやすいかと思いますので、私の結果を貼り付けます。

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※クリックすると拡大できます

適職診断で使うのは、【職務適性】です。

実際に職務適性を見ると、経理が9と出ています。私自身も経理にとても向いていると考えていますので、分析の精度の高さが伺えます。

※無料登録によりコンピテンシー診断が可能となります。

適職診断については下記の記事でも纏めていますので良かったら見てくださいね。

【仕事の価値観の無料診断】転職の成功には適性を知るのが大事な理由

経理1年目の目標の纏め

経理1年目は人間関係を築くこと、月次決算業務の大半を経験することが大きな目標となります。

また、日商簿記2級までは合わせて取得することをおすすめします。

日商簿記2級まで取得していると、業務の幅が早期に広がります。

経理1年目におすすめな本があります。経理の実務で必要な事項を順序立てて説明しており、イラスト仕様なので経理初心者でも読みやすいです。 気になった方は Kindle Unlimited で無料で読んでみて下さいね。

本が無料で読めるAmazonのサービスは下記の記事で纏めていますので良かったら見て下さいね。

【30日間は本を無料で読める】Amazonの電子書籍サービス3つを比較

経理のキャリアアップにおすすめな本→【CFOを目指す人におすすめな本5選】経理のキャリアが学べる書籍を紹介

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  • この記事を書いた人
星のおじさん

星のおじさん

【上場企業!IFRS!経理大好き!】【資格】税理士試験4科目合格(簿・財・法・消)TOEIC800点以上 【経歴】経理未経験→6年後に海外駐在(経営企画系統)【転職】20代:2回 【一言】税理士を目指したら海外で働くことになりました|会計の専門書マニアです(笑)

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