経営企画部は全ての部門に指示する立場なので、少なからず嫌われる可能性が高い部門です。
私は大企業で経理をした後海外駐在で経営企画も担当しておりますが、経営企画のなかでも特に嫌われる人には明確な共通点があります。
嫌われる人の特徴を理解して特徴に当てはまらないように努力をするだけで、他部署からの評判もあがりますよ。
この記事では、経営企画部が嫌われるか気になる方に向けて、経営企画部が嫌わる理由と嫌われる人の特徴を紹介します。実際に大企業で経営企画と働き、海外駐在で経営企画の役割を担っているの実情に即した情報が提供できると思います。
では、纏めていきますね。
【前提】経営企画部が嫌われる理由
まずは経営企画部が嫌われやすい部門である理由を解説します。
経営企画の役割は、簡単に言えば経営層の意見をもとに全部署に作戦を指示をする部門です。
他部署から見れば経営企画は口だけで現場も知らない部門が、役員クラスをバックに偉そうなことを言っているように聞こえます。また、指示された仕事やデータを提出する必要があるので、単純に無駄な仕事を押し付けられたと思っていることが多いです。
なので、経営企画部は嫌いと考えている人は大企業の管理職クラスでも多々います。
経営企画でも好かれている人は、依頼の仕方や目的や背景の説明など嫌われない仕事の進め方を徹底していますよ。
まずは、他部署に嫌われる人の特徴を理解して、自分が嫌われる行動をしないように意識をしていきましょう。
経営企画のメリットとデメリット→【経営企画部は花形?エリート?】同期にメリットとデメリットも聞いてみた
【結論】経営企画部で嫌われる人の特徴5つ
では、早速ですが経営企画部で嫌われる人の特徴を纏めていきます。
まずは、箇条書きで紹介しますね。
- 他部署の業務を勉強をしない
- 現場を見に来ない
- 文句を言わせない(聞かない)
- フォーマットを工夫しない
- 口だけで何もしない
では、一つ一つ解説していきますね。
①他部署の業務を勉強をしない
経営企画は様々な部署と一緒に仕事をする機会が多い部署です。
もし経営企画の担当者が、経理知識やIT知識、社内の技術用語を全く理解していない場合には、その担当者だけのために毎回説明が必要となります。
他部署も経営企画が他部署の仕事につき深い知識まで持っているとは思っていませんが、基礎的な知識は持っていて欲しいと考えていますよ。
基礎的な知識がないと業務の会話にならないので、他部署から面倒くさい人と思われ嫌われます。
他部署の業務まで勉強している人は少ないので基本的な知識を知っているだけで、貴方が努力している印象を与えて好印象を獲得できます。
経営企画の勉強におすすめ本→【経営企画の勉強におすすめの本5選】勉強方法に迷ったら読んで欲しい書籍を紹介
②現場を見に来ない
メーカーや小売り業界に言えることですが、収益を生み出す現場を直接見ないと現場出身の人とは仲良くなれません。
現場には現場なりの苦労があり、本社の机上の空論では通用しないことが沢山ありますよ。実際に現場を見て、現場で働く人の困りごとをヒアリングした結果がない提案資料は説得力がありません。
現場のことを分かっていないと言われるなら、一緒にいきましょうと誘えば仲良くなれますよ。
私が海外駐在で経営企画関連の仕事をしていますが、施策を考えるときは必ず担当者と現物を工場に確認をした写真を資料に入れてます。
実際に現場に確認に行くだけで、現場出身の方々とは仲良くなれるので時間があれば現場を見に行きましょう。
資料の作り方の参考となる本→【資料作成が上手くなるおすすめの本5選】パワポやグラフも学べる書籍を紹介
③文句を言わせない(聞かない)
経営企画は他部署に依頼をする機会が多いので、何かを頼むと文句を言われることが多々あります。
文句を言われて不快になる気持ちは分かりますが、話を聞いたあげることをおすすめします。頼まれた側は単純に仕事が増えて面倒くさいと考えていることが大半なので、貴方に文句を言っているのではありません。誰かに愚痴を聞いて貰いたいだけです。
売り言葉に買い言葉で文句に対して正論や反論をすると、話が長くなり悪印象を与えだけです。
相手も文句を言っているうちに、最後は【分かった貴方の頼みならやるよ】と言ってくれることが大半ですよ。
相手の話を聞くことも交渉や折衝においては大切なスキルです。
交渉力や折衝力が学べる本→【交渉力が身につくおすすめの本】折衝力を高めるのに役立つ書籍を紹介
④フォーマットを工夫しない
経営企画はデータを提出を求めるために、提出用のフォーマットをExcelで作成することが多々あります。
提出用のフォーマットの入力箇所が分かりにくかったり、何を入れるべきか不明な場合には他部署の担当者はストレスを感じます。
提出用のExcelは下記のことを意識して作成することをおすすめします。
- 同じ情報は2回入力させない(自動で転記・計算されるようにする)
- チェックポイントがあれば提出前に、OK・NGを自動で判定できるようにする
- Excelの関数は複雑なものでなく簡単な関数を使う(相手が解読しやすいように)
- 入力箇所は色を変えておく
- 不要な情報は載せない
上記を意識して作成をした後に、必ず自分で1度作成をして不備がないか確認してから配信をしましょう。
提出用フォーマットの入力が簡単だと、情報も早く集まるのでお互いにメリットがありますよ。
Excelが学べる本→【経理で使うExcelが学べる本5選】エクセルで業務効率化を狙える書籍を紹介
⑤口だけで何もしない
経営企画は他部署と接する機会が多い分、他部署から依頼を受けることも多々あります。
例えば
- 情報の提供依頼
- 他部署との調整
- 会議日程の調整
など、雑務も含めて多種多様な依頼を受けます。
正直に言えば経営企画の仕事ではないこともありますが、小さな仕事であれば引き受けておくことをおすすめします。
毎回他部署に依頼をして経営企画に頼みごとをしたら、何もしてくれないと思われると嫌われてしまいます。
Give and Takeの精神で業務をすれば、嫌われることは少ないですよ。
【参考】自分の適職を科学的に調べてみる
自分の強みや適職が気になったら、科学的に適職診断をしてみてはいかがでしょうか。
選択式の質問に答えるだけで、科学的な根拠に基づいて貴方の適職を診断してくれるプログラムがあります。
コンピテンシー診断は、ミイダスが提供する無料の自己分析プログラムです。
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具体例を見て頂いた方が分かりやすいかと思いますので、私の結果を貼り付けます。
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仕事の価値観診断の纏め→【仕事の価値観の無料診断】転職の成功には適性を知るのが大事な理由
経営企画部は嫌われるかの纏め
経営企画は自分で実務を行う機会が少ないので、歯痒い思いをすることが多々あります。
文句を言われることも多いので、精神的にストレスを感じることもあるでしょう。
全社を動かす中枢の部署で働くことを経験できるので、キャリアにプラスなりますよ。
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