一人経理は、決算から庶務的な仕事まで一人でこなさなければいけないので大変ですよね。
私は一人経理を実際に経験しましたが、年収UPとホワイトな職場を目指して上場企業の経理に転職をしました。
一人経理は全てを自分でやる必要があるので、経験値が高く転職で高評価を得る可能性が高いですよ。
この記事では、一人経理を辞めたいと思っている方に向けて、年収UPを狙える転職方法を解説します。実際に中小企業の一人経理から上場企業の経理に転職をした体験談に基づいて記載しています。
では、纏めていきます。
【一人経理のデメリット】一人経理のリスク5つ
一人経理は経理の経験値を早期に積めるのはメリットですが、一人経理特有のデメリットもあります。
まずは、デメリットを認識をして、次の転職先ではデメリットを解消できる会社をさがしてみましょう。
まずはデメリットを箇条書きで纏めていきます。
- 一人経理の勤め先は中小企業が多いので業績に安定感がない
- 中小企業なので年収は高くない
- 一人経理なので休みが取りにくい・残業が多い
- 将来の経理のキャリアアップが難しい
- 会社から経理業務が評価されない
私が実際に一人経理を行って感じたデメリットは上記の通りです。
では、一つ一つ解説をしていきますね。
①一人経理の勤め先は中小企業が多いので業績に安定感がない
一人で経理が担当できる規模の企業は中小企業であることが多いです。
中小企業は1つの主力事業に収益を頼る傾向が強いので、環境の変化への対応が難しいです。
なので、業績悪化で給与が下がったり、最悪倒産する可能性があります。
②中小企業は年収が高くない
経理の平均年収は500万円です。
中小企業で500万円を超えるのは、40代や管理職でないと難しいのではないでしょうか。
もし年収を上げたいと思うならば、転職で平均年収が高い経理に転職するのが1番の近道です。
年収UPの方法→【経理は年収が低い?】給料が低い場合の改善策は1つだけ【現役経理が解説】
③一人経理なので休みが取りにくい・残業が多い
一人経理は業務負荷が高い傾向にあります。
経理の専門的な仕事に加えて、労務や庶務も担当するので仕事が多いです。そして、分からないことを身近に聞ける人がいないため、全てを自分で調べる必要があるので時間がかかります。
なので、休みが取りにくい&残業が多くなってしまいますよね。
経理は本来はワークライフバランスが取りやすい職種なので、働く場所を間違えなければ基本的に定時で帰れますよ。
経理のワークライフバランス→【経理は楽なの?】現役経理が特に楽な業界と仕事の特徴を語る
④将来の経理のキャリアアップが難しい
経理の市場価値を上げるには、上場企業の決算業務の経験が必要不可欠となります。
中小企業は上場をしていないので、上場企業特有の処理を学べません。
なので、中小企業で経理経験を積んだら上場企業の経理を経験することで、貴方の市場価値を上げられますよ。
経理の市場価値→【経理で市場価値を高い人材は?】グローバル経理が解説【高年収を狙う】
⑤会社から経理業務が評価されない
会社が売上に貢献する営業を評価して、経理などを評価しないケースがあります。
特に一人経理の場合で経理の専門性を理解できる上司がいないときは、経理の重要性も理解して貰えません。
経理は経理の価値を理解している会社に入れば、出世をしやすい職種ですよ。
経理におすすめな企業→【経理でおすすめな企業は?】ブラック会社を見抜くコツ9つ【現役経理が解説】
【結論】一人経理からのおすすめの転職先3つ
一人経理からの転職でおすすめの転職先は、上場企業の経理です。
但し、超大手企業(トヨタなど)は他の候補者のレベルが高い(公認会計士や英語が話せる)ので、避けるのをおすすめします。
具体的には下記の企業がおすすめになりますよ。
- 一部上場企業の隠れ優良企業(自動車部品業界・IT系統)
- 二部上場企業、マザーズ上場企業
- 上場企業を目指しているベンチャー企業
上記の会社であれば、中小企業からの転職でも入社が可能ですよ。
実際に私も中小企業を1年程度経験した後に、1部上場企業の経理へ転職しました。
経理経験者のレベル→【経理経験者とはどの程度?】転職で求められるレベルを解説
【上場企業の経理のメリット】上場企業の経理がおすすめな理由
一人経理からの転職先として、上場企業の経理がおすすめな理由は5つあります。
- 上場企業は事業のリスクが分散しており、業績に安定感がある
- 上場企業の平均年収は600万円なので年収UPが見込める
- 上場企業はコンプライアンスを意識しているので、ワークライフバランスが確保できる
- 上場企業は大規模な連結決算業務、開示など経理として市場価値が高い業務を経験できる
- 上場企業は監査が厳しいので、専門性がある経理は会社から評価される
実際に働いて感じた上場企業のメリットは上記通りです。
中小企業の一人経理で感じていた不安の大半は解決できました。
大企業の経理の特徴→【経理経験者とはどの程度?】転職で求められるレベルを解説
【Q&A】一人経理の職務経歴書は何を書けば良い?
一人経理は一人で様々な業務を行っているので職務経歴書に何を記載すべきか悩む!との相談をよく受けます。
実は自分では強みなると思っていない項目が職務経歴でアピールになることは多々ありますよ。例えば、労務関係やちょっとした改善事例でも職務経歴書の書き方次第では企業に好印象を与えます。
もし、職務経歴書の書き方に自信がなかったら第三者に見て貰うことをおすすめします。
第三者が貴方の思わぬ長所を見つけてくれるかもしれませんよ。
無料・有料の職務経歴書のおすすめ添削サービス→【職務経歴書・履歴書の添削サービス】有料・無料ごとにおすすめを紹介
【無料相談可能】一人経理からの転職について専門家に相談してみる
転職には興味があるけど、まずは話を聞いてみたい場合には、転職エージェントに相談するのがおすすめです。
転職エージェントは紹介可能な求人や、キャリアプランなどの相談に無料で応じてくれるので、気軽に利用してみてはいかがでしょうか。
各転職エージェントの詳細は、下記の体験談に記載していますので良かったらみてくださいね。
<【日系企業向け】経理経験者の転職に強い転職エージェント>
私は中小企業の経理から上場企業の経理への転職をしたときは、下記の組み合わせをメインで転職活動を行っていました。
エージェント種類 | オススメなポイント | 体験談 |
リクルートエージェント | リクルートエージェントは求人数No.1 非公開求人の紹介、転職市場の動向、過去の事例などを考慮し、非公開求人も含めた多数の求人の中から最適な求人を紹介します。 | 【リクルートエージェントの特徴】体験談と評判からメリットとデメリットを解説します |
doda | dodaが取り扱っている求人のうち、80%以上がサイト上には公開されていない非公開求人です。 自分では見つけられなかった求人もエージェントサービスに登録することで見つけることができます。 | 【dodaの特徴】体験談と評判からメリットとデメリットを解説します |
MS-Japan | 「管理部門特化型エージェントNo.1」として多くの実績と評価あり。 経理の知見があるキャリアアドバイザーが付くため、経理の転職には強い。 | 【MS-Japanの特徴】体験談と評判からメリットとデメリットを解説します |
経理への転職に強い転職エージェントのおすすめ→【経理に強い転職エージェントのおすすめ】未経験者と経験者別に紹介
一人経理を辞めたい 纏め
一人経理は経理経験を早期に積めるので、若手であれば他の候補者よりも評価されることも多いです。
しかし、一人経理で定年まで働くことはリスクもあります。
なので、経理のキャリアアップのために転職をするのも選択肢の一つですよ。
市場価値の上げ方に着目して解説しています。転職だけを正解とせずに、現職に留まりながら市場価値を上げる方法も述べられており、選択肢が多くて参考になります。転職を検討している方は是非読んでみてください。 気になった方は Kindle Unlimited で無料で読んでみて下さいね。
本が無料で読めるAmazonのサービスは下記の記事で纏めていますので良かったら見て下さいね。
【30日間は本を無料で読める】Amazonの電子書籍サービス3つを比較
転職に関するオススメな本は下記に纏めていますので良かったら見て下さいね。