経理キャリアUP

【日商簿記2級を活かせる仕事5つ】現役経理が簿記3級との違いも解説

頑張って簿記2級を取得した方又は日商簿記2級を勉強中の方は、簿記の知識を仕事で活かせるか気になりますよね。

簿記の仕事は経理でも役立ちますが、実は経理以外の幅広い職種にも役立ちますよ。

実際に私は上場企業に勤務をしていますが、経理以外の部門でも簿記2級の知識を活かして活躍している方は多いです。

この記事では、簿記2級を活かして働いてみたい方に向けて、簿記2級が活かせる仕事を紹介します。実際に簿記2級を取得しているので、簿記2級が役立つポイントを体験談から解説できますよ。また、簿記3級が活かせる仕事についても解説していますので簿記2級未学習の方のお役に立てると思います。

では、纏めていきます。

スポンサーリンク

【前提】簿記2級の勉強で得られるスキル6つ

まずは簿記2級の勉強によって得られた知識やスキルを明確にしておきましょう。

身についた知識やスキルを明確にすることで、簿記2級を活かせる仕事について理解しやすくなりますよ。

簿記2級の取得者は下記のスキルが身についています。

  1. BS・PL(財務諸表)を読める
  2. 借方、貸方(仕訳の仕組み)が理解できる
  3. 単体決算レベルの会計知識が理解できる
  4. 連結決算の基礎的なレベルが理解できる
  5. 原価計算の基礎的なレベルが理解できる
  6. 勉強を継続して結果を出す能力がある

上記を一言で纏めると、日商簿記2級の取得者は上場企業の単体決算を担当するレベルの知識を持っている証明になります。

なので、簿記2級の知識があれば、活躍できる業務は豊富にありますよ。

簿記の知識を活かして決算書を読めるようになると、より一層転職で強みを発揮できますよ。

決算書が読めるようになる本→【決算書の読み方】の勉強におすすめの本5冊【分かりやすい書籍を経理が厳選】

【参考】簿記3級の勉強で得られるスキル5つ

簿記2級との比較のために簿記3級レベルで得られる知識やスキルを明確にしておきましょう。

日商簿記2級に合格をしていなくても、簿記3級を合格していれば仕事で役立つスキルは身についていますよ。

簿記3級の取得者は下記のスキルが身についています。

  1. 日常的な仕訳を起票できる
  2. 取引→仕訳→総勘定元帳の流れが理解できる
  3. 精算表の基本的な事項が理解できる
  4. 簡単な決算整理事項が理解できる
  5. 勉強を継続して結果を出す能力がある

上記を一言で纏めると、日商簿記3級の取得者は中小企業や会計事務所の経理業務は理解できます。

実際に私は前職では中小企業の経理を経験していましたが、簿記3級レベルの知識で処理できる業務がほとんどでした。

簿記と同程度に大事なのがExcelの技能なので、時間があったら本を1冊買って基本的な関数はマスターしましょう。

Excelが学べる本→【経理で使うExcelが学べる本5選】エクセルで業務効率化を狙える書籍を紹介

【結論】簿記2級が活かせる仕事5つ

簿記2級活かせる仕事

では、簿記2級が活かせる仕事を紹介していきますね。

まずは、箇条書きで纏めていきます。

  1. 経理(原価計算・税務・財務・管理会計含む)
  2. 経営企画・事業企画
  3. 営業(BtoB)
  4. 会計事務所、税理士事務所
  5. 管理職全般

では、一つ一つ解説をしていきますね。

転職を検討する場合には、簿記2級をお持ちなら経理に強い転職エージェントに無料相談がおすすめです。

経理に強い転職エージェント→【経理に強い転職エージェントのおすすめ】未経験者と経験者別に紹介

①経理(税務・財務・管理会計含む)

簿記2級が活かせる仕事の代表と言えば経理ではないでしょうか。

経理の中途採用では簿記2級の取得を応募要件としている企業もある程、簿記2級の知識を必要としています。

簿記2級の取得者はBS・PLを理解して仕訳の仕組みを理解しているので、未経験からでも業務に慣れるのが早いですよ。

具体的には下記の業務で簿記の知識を活かせます。

  • 単体決算(簿記2級レベルの知識で8~9割程度はカバーできます)
  • 原価計算
  • 仕訳の起票

上記業務は経理の代表的な業務ですが、日商簿記2級の知識があれば対応できます。

税務や財務、管理会計は、単体決算と財務諸表を理解することが必要なので、簿記2級を持っていることで業務に慣れるのが早くなります。

経理の仕事内容が分かる本→【中小企業の経理実務の勉強におすすめな本5冊】分かりやすい書籍を紹介

②経営企画・事業企画

まずは、経営企画の業務内容を見ていきましょう。業務内容をイメージできると、どのようなスキルが必要となるか分かります。

では、主な業務内容を纏めていきますね。

  • 新規事業の企画・立上げ(事業性評価、競合分析、ビジネスプラン策定他)とその実行
  • 予算策定と予実管理、中期計画策定
  • グループの経営課題分析、対策の立案・実行
  • 事業を前進させるための会社の仕組みづくり
  • 経営陣・事業責任者のサポート

経営企画は数値を分析して意思決定をして会社の舵取りをするのが仕事となります。

私は経理側の立場で経営企画と一緒に仕事をしますが、財務諸表の読み方が理解できいる方だとスムーズに仕事が進みます。

なので、日商簿記2級を取得している方は、経営企画の仕事にも日商簿記2級の知識を活かせますよ。

経営企画のやりがい→【経営企画はつまらない?】やりがいがあるか本音を同期に聞いてみた

③営業(BtoB)

営業は一見すると関係がないと思えますが、BtoBの営業では簿記2級の知識が役立ちます。

具体的には、日商簿記2級は受注の採算管理で活かすことができます。

営業は売上を上げることが目的でなく、利益を上げることが目的です。なので、契約により売上だけでなく利益も計算する必要があります。

利益の計算は、原価の仕組みや基本的なPLの知識がないと理解することが出来ません。

なので、日商簿記2級の知識は営業でも役立ちますよ。

④会計事務所・税理士事務所

会計事務所や税理士事務所は、顧問先の決算業務や税務申告を代理で行うのが主な業務となります。

会計事務所や税理士事務所の顧問先は中小企業が多いので、日商簿記2級レベルで決算業務は対応することができます。また、法人税の申告には会計の知識を利用するので、日商簿記2級の知識を活かせますよ。

会計事務所と一般企業の経理は、簿記の知識をフル活用する点では似ていますが、仕事内容は異なっていますのでご注意くださいね。

会計事務所の仕事内容が分かる本→【会計事務所の仕事を勉強できるおすすめ本5選】税理士事務所の仕事も理解できる書籍を紹介

⑤管理職全般

管理職は部内の予算編成や会社全体の利益を考えて行動することが求められます。

特に将来役員や子会社の社長を目指す方には、簿記の知識は必須と言っても過言ではありません。

なぜなら、役員や子会社の社長は毎月その月の業績の報告を受けるので、基本的な財務諸表の知識を理解する必要があります。

なので、日商簿記2級は管理職の仕事に役立ちますよ。

予算管理が分かる本→【予算管理が勉強できるおすすめの本5選】実務に役立つ書籍を紹介

【参考】簿記3級が使える仕事4つ

簿記2級と比較のために簿記3級が活かせる仕事を紹介していきますね。

まずは、箇条書きで纏めていきます。

  1. 経理(中小企業やベンチャー企業)
  2. 会計事務所、税理士事務所
  3. 中小企業やベンチャー企業向けのコンサルタント
  4. 経理事務、営業事務、一般事務

では、一つ一つ解説をしていきますね。

簿記3級を活かすために、経理に強い転職エージェントにキャリア無料相談してみてはいかがでしょうか。

経理に強い転職エージェント→【経理に強い転職エージェントのおすすめ】未経験者と経験者別に紹介

①経理(中小企業やベンチャー企業)

簿記3級が活かせる仕事は簿記2級と同じく経理ですが、規模が小さめの企業を狙うことをおすすめします。

中小企業やベンチャー企業は経理業務を専門とする方が少なく、総務や人事と経理を兼務するケースが多いです。なので、会計も複雑な業務は少なく経理業務の基本的な事項を中心に担当することになります。

簿記3級の取得者は仕訳と総勘定元帳の仕組みを理解しているので、基本的な経理業務であれば直ぐに慣れることができますよ。

具体的には下記の業務で簿記の知識を活かせます。

  • システムに仕訳を入力
  • 簡単な決算処理
  • BS・PLの作成

中小企業やベンチャー企業は、会社の規模が小さいので決算処理業務も少なく、経理未経験であっても簿記3級の知識があれば対応できますよ。

中小企業やベンチャー企業の経理経験を武器に上場企業の経理に転職することができるので、経理は実務経験を積むことを最優先で考えるのがおすすめです。実際に私は中小企業の経理を1年担当した後に、上場企業の経理に転職しています。

簿記の知識を活かすには経理全体の流れも併せて理解をするとスムーズに業務に馴染めますよ。

経理の実務が学べる本→【中小企業の経理実務の勉強におすすめな本5冊】分かりやすい書籍を紹介

②会計事務所・税理士事務所

会計事務所や税理士事務所は、顧問先の決算業務や税務申告を代理で行うのが主な業務となります。

未経験での入社の場合には、最初は税理士補助で社内での仕訳入力作業が中心となります。仕訳の入力作業では簿記3級の知識が非常に役立ちます。

入力作業を早期に取得すれば、経験業務や税務申告も担当できるので、スキルアップに繋がります。

会計事務所と一般企業の経理は、簿記の知識をフル活用する点では似ていますが、仕事内容は異なっていますのでご注意くださいね。

会計事務所や税理士事務所の仕事が分かる本→【会計事務所の仕事を勉強できるおすすめ本5選】税理士事務所の仕事も理解できる書籍を紹介

③中小企業やベンチャー企業向けのコンサルタント

簿記3級を活かせるコンサルタントの仕事は大きく分けて2つあります。

  • 会計システムの導入支援
  • 財務コンサルタント

会計システムを導入する場合には、顧客が経理であるため、会計を理解した方が担当する必要があります。

また、中小企業やベンチャー企業は経理機能が弱い企業も多いので、財務コンサルタントの支援を受けて業務を行っていることがありますよ。

上記業務は簿記の基本的な知識が必要不可欠なので、簿記3級を活かせます。

しかし、上場企業など大規模な顧客を相手とするコンサルを実施する企業は、簿記3級レベルでは対応できません。

未経験の場合には、中小企業やベンチャー企業を相手とするコンサル企業からキャリアアップすることをお勧めします。

④経理事務・営業事務・一般事務

事務系統の仕事には、請求書の発行や経費精算が含まれます。

請求書の発行や経費精算は経理業務と密接に関係があり、処理を誤ると正しく経理業務を行えません。

例えば、経費精算で処理する勘定科目を選択するときは、簿記3級の知識が必要となります。

なので、簿記3級レベルの簿記知識を持った方は、事務系統の仕事でも活かせますよ。

事務系統に派遣社員で入社して正社員の経理になる方も多く、事務系統の経験は経理へのステップアップとして有用です。

派遣社員から正社員になる方法→【経理未経験】で派遣社員から正社員を目指す方法を現役経理が解説【20代限定】

【参考】自分の適職を科学的に調べてみる

自分の適職が何か気になったら、科学的に適職診断をしてみてはいかがでしょうか。

選択式の質問に答えるだけで、科学的な根拠に基づいて貴方の適職を診断してくれるコンピテンシー診断をミイダスが提供しています。

自分の適職や上司との相性が分かって面白いですよ。

貴方の選択した回答に基づいて、適職診断を自動で行ってくれる仕組みです。所要時間は約30分程度なので気軽に行えます。結果を見て頂ければ分かりますが、詳細に性格や職務適性を分析してくれます。無料なので気軽に試せるのでおすすめです。

具体例を見て頂いた方が分かりやすいかと思いますので、私の結果を貼り付けます。

ミイダス コンピテンシー診断
※クリックすると拡大できます

適職診断で使うのは、【職務適性】です。

実際に職務適性を見ると、経理が9と出ています。私自身も経理にとても向いていると考えていますので、分析の精度の高さが伺えます。

※無料登録によりコンピテンシー診断が可能となります。

適職診断については下記の記事でも纏めていますので良かったら見てくださいね。

【仕事の価値観の無料診断】転職の成功には適性を知るのが大事な理由

日商簿記2級が活かせる仕事の纏め

会社は営利団体なので、利益がどのように計算されるかの知識は、多くの部門や職種で必要とされます。

なので、日商簿記2級は多くの部門や職種で活かせるので転職で高く評価をされますよ。

簿記2級を活かして理想の職場を探してみてはいかがでしょうか。

市場価値の上げ方に着目して解説しています。転職だけを正解とせずに、現職に留まりながら市場価値を上げる方法も述べられており、選択肢が多くて参考になります。転職を検討している方は是非読んでみてください。 気になった方は Kindle Unlimited で無料で読んでみて下さいね。

本が無料で読めるAmazonのサービスは下記の記事で纏めていますので良かったら見て下さいね。

【30日間は本を無料で読める】Amazonの電子書籍サービス3つを比較

転職に関するオススメな本→【20代の転職におすすめな本5選】30代の初めての転職にも役立つ書籍を紹介

スポンサーリンク

【経理に強み】履歴書・職務経歴書の添削サービス開始

経理や管理部門の経験を伝えたいと思いブログを開始して約1年が経過しました。

ブログも月3万PV超になり、転職に関する問い合わせを受ける機会も多くなりブログを開始して本当に良かった思っています。

お問い合わせを頂く項目で件数が多かった履歴書と職務経歴書の添削をココナラでサービスを開始しましたので良かったらご利用ください。

サービス提供を開始した背景

経理の採用活動を担当している時は、職務経歴書の完成度により書類選考の通過率に大きな影響を与えていることを感じました。

私が注意深く職務経歴書を3回程度読むと良い経験をしていると推定されるので面接をしたいと考えても、人事や他のメンバーに反対され泣く泣く不採用にしたケースもあります。

同じ経験をしていても書き方により、経理だけでなく経理経験がない人事や役員にも魅力が伝わる職務経歴書の書き方があり、書類選考の通過率を上げることができると考えます。

良いキャリアアップへのお手伝いできればと考えサービス提供を開始しました。

購入のメリット

1)利便性 今回の転職だけでなく、長く使える形式で職務経歴書を作成しますのでキャリアを考えた際には効果的な投資効果を得られると思います。

2)他サービスとの比較 通常のエージェントと違うのは、経理や管理部門で実際に勤務をしているので、経理や管理部門が欲しがる人材を熟知しているとこです。

また、キャリアカウンセラーとして優秀な方は多いと思いますが、経理や管理部門の専門性が高い業務内容を熟知した上でアドバイスできるキャリアカウンセラーは少ないです。

私自身は経理や管理部門を担当からTOPまで経験しているので、各ポジションに合わせた魅力ある職務経歴書の作成をお手伝いできます。

想定対象者

・経理や管理部門の書類選考に通らない方

・志望業界(企業)に合わせて職務経歴書を準備したい方

・職務経歴書に自信がない方

・企業側の面接官の視点を知りたい方

履歴書・職務経歴書併せて添削・作成します 【内定率UP】経理に強みがある人事責任者が企業目線で支援

  • この記事を書いた人
星のおじさん

星のおじさん

【上場企業!IFRS!経理大好き!】【資格】税理士試験4科目合格(簿・財・法・消)TOEIC800点以上 【経歴】経理未経験→6年後に海外駐在(経営企画系統)【転職】20代:2回 【一言】税理士を目指したら海外で働くことになりました|会計の専門書マニアです(笑)

-経理キャリアUP