経理キャリアUP

【経理2年目の目標は?】3年目の目標も併せて現役経理が具体的に解説

経理の2年目と3年目は将来経理のキャリアで高年収を達成するために重要な期間となります。

この期間で決算纏め役など決算の中心を担える人材になれば、その後は非定型業務を中心に経理の市場価値が高くなる業務が自然と回ってきます。

単体決算業務と連結決算業務は経理の他の業務を行うのに必要な知識が詰まっていますので、最優先で経験できるようにアピールしましょう。

この記事では、経理2、3年目の方に向けて、経理でキャリアアップするために2年目・3年目でやるべきことを纏めています。経理はしっかりとキャリアを積んで市場価値を上げれば、将来年収1000万円を目指せる職種です。キャリアアップの方法が知りたい方は見てくださいね。

では、纏めていきます。

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【目標】経理2年目・3年目に達成すべきこと

経理の2年目と3年目で最優先で達成をしたい目標は下記の通りです。

  • 2年目:単体決算業務のマスター
  • 3年目:連結決算業務の一部を担当すること

上記を3年目までに達成出来れば、経理の市場価値は高い人材になりますよ。

経理の市場価値→【経理で市場価値を高い人材は?】グローバル経理が解説【高年収を狙う】

【参考】連結決算を経験をする重要性

連結決算業務で計算した数値が会社の最終的な利益として開示されることになります。

社外に正式に出す数値なので、監査法人からの監査も厳しくなります。また、上司とのやり取りも増えます。

連結決算業務をしっかりとこなすと、上司と監査法人の信頼が厚くなるので社内の地位があがります。また、連結決算業務を担当できる人材は少数なので、市場価値が上がります。

経理の職種でキャリアアップを図るには、連結決算業務の経験は必要不可欠な経験です。

連結決算業務のおすすめな本→【連結決算を学ぶのにおすすめな本5冊】解説がわかりやすい書籍を紹介

【経理2年目の目標】経験すべき業務の具体例

2年目となれば、周りとの人間関係も少しは慣れてくる頃です。

この時期は単体決算業務を完璧にものにして、単純作業を後輩や派遣さんなど他の方に引き渡す準備をしましょう。

単体決算業務はその会社の会計の根幹なので、全ての業務をマスターして論点の箇所や決算で利益を出すまでの一連の流れをマスターしましょう。単体決算業務については、月次決算、四半期決算、年次決算の全てを経験することが必要です。

では、やるべきことを纏めていきますね。

項目理由
月次決算業務のマニュアル作り単体決算業務のマニュアルを作成できるということは、単体決算業務を理解できている証拠です。後輩に引き継ぐときも便利です。また、何よりも自分の勉強のために作成していきましょう。
月次決算業務の改善上司や先輩に提案して単体決算業務で改善できることは、Excelなどを使って改善しましょう。改善作業をコツコツ頑張っている人材は上司や周りからの評価が高いです。そして、改善は理解をしていないとできないので、自分が単体決算業務をマスターしている証拠となります。
四半期決算、年次決算業務への参加上場企業は四半期決算ごとに業績を世間に開示しています。その為、四半期決算は通常の月次決算に加えて追加の処理が必要となります。単体決算において、重要な業務となりますので、積極的に仕事を取りにいきましょう。
監査法人の対応四半期決算は監査法人の監査対象となります。自分の担当業務に質問を受ける場合は、自分で回答を作成して上司に確認して貰ってから回答する癖を付けましょう。上司に丸投げだと実力が付きませんが、監査法人に間違った回答すると問題に発展する恐れがあるので、確認は受けましょう。これを繰り返すと、業務の理解が深まり、上司と監査法人と良好な関係が構築できます。
開示業務単体決算業務で作成が必要な注記があるので積極的に作成を担当していきましょう。
連結決算業務の補助連結決算業務は四半期、期末は特に忙しくなります。特に通常の期末決算に加えて有価証券報告書の作成があるためかなり忙しい時期です。もし、チャンスがあれば、連結決算業務の手伝いに名乗りを挙げましょう。補助した経験があると、連結決算業務の担当の候補になりやすいです。
税効果・退職給付など特殊論点単体決算業務では税効果や退職給付会計など特殊論点の処理はマスターしましょう。これらは難解ですが、実務経験があると市場価値が上がります。
単体決算業務の取り纏め単体決算業務のリーダー役に立候補して全体を取り纏める経験をしましょう。役職につくのではなく、派遣さんや新人の業務を取り纏めたり、スケジュール管理をすることで部分的な業務だけでなく、全体像をコントロールできる能力を身につけましょう。

この時期の目標は、単体決算業務を完璧にマスターすることです。単体決算業務のマスターは通常3年程度かかると見込む会社もありますが、マニュアルと改善を意識すれば上場企業の経理であっても2年程度経験すればマスターできます。

2年目になれば決算書の意味を理解をしたり、分析をする必要があるので決算書の読み方は簡単に勉強をすることをお勧めします。

決算書の読み方が勉強できるおすすめの本→【決算書の読み方】の勉強におすすめの本5冊【分かりやすい書籍を経理が厳選】

【体験談】上場企業の経理の2年目でやって良かったこと

業務経験以外にもキャリアアップのためにやっておくと良いことが2つあります。

それは早期に海外駐在に選出される準備です。海外子会社を持つ会社であれば、経理部は海外駐在の可能性があります。海外駐在に選出されれば年収は日本にいる場合と比較して約1、5~2倍程度になるだけでなく、マネジメント経験も積めるので経理キャリアに大きなプラスとなります。

早い会社だと20代後半~30代前半から管理部門の責任者として海外駐在することがありますので早めに駐在の準備をすることをおすすめします。

<海外駐在の準備>

  • マネジメントの勉強
  • 英語の勉強

海外駐在の準備で得られるスキルは海外駐在に行く場合だけでなく後輩の指導や連結決算業務で海外子会社とのやり取りにも必要な能力です。

但し、日商簿記2級を取得していない場合には、日商簿記2級が最優先です。日商簿記2級取得済ならTOEIC800点を取得&マネジメント能力を学ぶ→日商簿記1級がおすすめです。

マネジメントが学べる本→【プレイングマネージャーにおすすめの本5選】係長にも読んで欲しい書籍を紹介

【経理3年目の目標】経験すべき業務の具体例

経理 2年目 3年目 目標

貴方が経理知識を身につけ、単体決算業務を取得していれば、3年目に突入するころには周りからもエースとして認識されます。

エースとしての地位を確固とするために、3年目の目標は連結決算業務の担当になることです。

連結決算業務の担当は、単体決算業務の全体像を理解しているとスムーズに進められます。なので、単体決算業務の業務改善をしながら全体像を理解している経理マンは任されやすいです。評価面談や雑談で希望を積極的に伝えていきましょう。

では、やるべきこと纏めていきます。

項目理由
プロジェクト業務の参加システムの導入や新しい会計基準の導入などでプロジェクト業務が発足したら積極的に参加しましょう。プロジェクト業務は社内で人脈を作る良い機会です。若手のうちに作った人脈は、後々絶対に役に立ちます。また、プロジェクト業務の参加は、大規模なものは、経理キャリアとしてプラスなので経験することをおすすめします。
ポジションペーパーの作成経験ポジションペーパーとは会社の会計基準に対する立場を明確にするものです。監査法人から提出を要求されます。ポジションペーパーを作成すると、会計基準の読み方の勉強となります。また、会計そのものを理解するには良い業務なので1度は経験することをおすすめします。
連結システムのマニュアル作り連結決算業務に参加したらまずは、連結システムのマニュアルを作りましょう。連結決算はスピードを求められるので、作業が分からなくなったら直ぐに参照できる自分の教科書を作成しておくと便利です。
連結システムの理解連結システムは内部取引の消去など自動で仕訳が作成されている箇所が多いです。なので、自動で仕訳が作成されている箇所は自分で仕訳帳を参照して理解するように努めましょう。この地道な作業が連結決算の全体像を理解することに繋がります。
海外子会社とのやり取り連結担当になったら海外子会社の担当になりましょう。海外子会社の現地の経理とやり取りするのは、経理キャリアにおいて良い経験になります。文化と言語の壁があるため、スムーズにやり取りするのが難しいです。私は図解を用いたり、箇条書きにしたりと工夫して、自分が欲しい情報を取っていました。
連結決算のスケジュールの把握海外子会社からRP(決算数値などの情報)を貰ってから、開示までのスケジュールはしっかりと把握しましょう。単体決算業務との違いは、海外子会社の担当の場合には時差があるので欲しい情報が直ぐに取得できない場合が大半であることです。

この時期の目標は、連結決算業務の担当業務のマスターと全体像の把握です。連結決算業務は開示も含めると、業務範囲が広いため全体像を掴むことが難しいです。しかし、自分が担当する業務の後工程と最終的な開示項目を把握することを意識すれば、必ず理解できます。担当業務のマスターは多くの経理マンはできますが、全体像の把握まで3年目で理解できる経理マンは少ないのですので、差別化に繋がります。

連結決算業務を希望しても担当させて貰えないなら、必ず理由を聞きましょう。

スキル不足なのか、経理部の他のメンバーの配置との兼ね合いによる問題なのか。

スキル不足なら自責なので、弱点を補強して再度希望を出しましょう。しかし、経理部のメンバーの配置の問題ならば他責になりますので、解消の見込みがないなら早々に転職しましょう。繰り返しになりますのが、経理キャリアを上げるためには、連結決算の経験が不可欠です。

私は中小企業の経理を1年で辞めて、大企業(上場企業)の経理に転職しました。

そこで、連結決算、税務など経理の市場価値が高い業務を担当することができましたので、転職して希望する業務につくのも選択肢としては有です。

中小企業から大企業に転職する方法→【中小企業から大企業へ転職はできる?】体験談から転職のコツを紹介

【体験談】海外子会社や部門間の調整業務に困ったときの学習方法

経理部は海外子会社や部門間の調整業務が多い部門となります。

3年目になると、上司や先輩の補助がなく1人で海外子会社や部門間の調整業務を完結させる必要が出てきます。

経理部が優先したいことと、海外子会社や他部門が優先したいことに違いがあるので、毎回折衷案を纏めるのに苦労します。

毎回自分の意見を押し通すと関係が悪化します。しかし、毎回相手の要望を聞くと無駄な工数が増えて業務が進まなくなったり、必要な情報が取れません。

私は本を読んで交渉力を学びました。交渉や調整も基本的な正しいやり方を知ったうえで、自分なりのアレンジを加えることが大事です。

交渉力が身につく本→【交渉力が身につくおすすめの本】折衝力を高めるのに役立つ書籍を紹介

【注意】決算業務が経験出来ないなら転職がベスト

経理としてキャリアアップを考えている場合には、決算業務の経験を積めないのは致命的です。

決算業務の経験がない場合には、経理としての市場価値が上がらないので将来の年収が低いままとなってしまいます。

経理2年目に突入しても庶務や雑務しか任せて貰えない場合には、会社の経理の教育体制が下手と言わざるを得ないです。

なので、決算業務の経験を積める会社に転職をしてキャリアアップを目指しましょう。

経理に強い転職エージェント→【経理に強い転職エージェントのおすすめ】未経験者と経験者別に紹介

【適職診断】経理に向いているか科学的に調べてみる

自分が経理に向いているか気になったら、科学的に適職診断をしてみてはいかがでしょうか。

選択式の質問に答えるだけで、科学的な根拠に基づいて貴方の適職を診断してくれるコンピテンシー診断をミイダスが提供しています。

自分の適職や上司との相性が分かって面白いですよ。

貴方の選択した回答に基づいて、適職診断を自動で行ってくれる仕組みです。所要時間は約30分程度なので気軽に行えます。結果を見て頂ければ分かりますが、詳細に性格や職務適性を分析してくれます。無料なので気軽に試せるのでおすすめです。

具体例を見て頂いた方が分かりやすいかと思いますので、私の結果を貼り付けます。

ミイダス コンピテンシー診断
※クリックすると拡大できます

適職診断で使うのは、【職務適性】です。

実際に職務適性を見ると、経理が9と出ています。私自身も経理にとても向いていると考えていますので、分析の精度の高さが伺えます。

※無料登録によりコンピテンシー診断が可能となります。

適職診断については下記の記事でも纏めていますので良かったら見てくださいね。

【仕事の価値観の無料診断】転職の成功には適性を知るのが大事な理由

経理2年目と3年目の目標 纏め

経理2年目と3年目は、経理キャリアにとっては1番重要な時期と言っても過言ではありません。

ここで、単純作業のみの仕事や部分的な仕事内ばかりに従事すると、市場価値が高い非定型業務を担当することが難しくなります。

業務に関する希望は上司にどんどん打ちあけていきましょう。

希望をしないと上司も貴方が何をやりたいのか分かりませんので、担当業務を変更しないことが多いです。

キャリアアップについて詳細を知りたい方には下記の本がおすすめです。経理でCFOを目指したい方は、手元において繰り返し読むことで自分の価値を高めることに役立ちます。気になる方は Kindle Unlimited で無料で読んでみて下さいね。

Amazonの本が無料で読めるサービスは下記の記事で纏めていますので良かったら見て下さいね。

【30日間無料で本を読める】Amazonの電子書籍サービス3つを比較

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  • この記事を書いた人
星のおじさん

星のおじさん

【上場企業!IFRS!経理大好き!】【資格】税理士試験4科目合格(簿・財・法・消)TOEIC800点以上 【経歴】経理未経験→6年後に海外駐在(経営企画系統)【転職】20代:2回 【一言】税理士を目指したら海外で働くことになりました|会計の専門書マニアです(笑)

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