人生の大半を過ごす会社で自分の仕事が評価されないのは辛いですよね。
安心してください。現在は仕事が評価されなくても、原因を特定して改善をすれば高確率で改善ができます。
なので、まずは評価されない原因を特定することが1番大事です。原因を特定した後に、その原因に合わせて、改善をしていきます。
私は新卒で入社した会社で、3年間は同期でダントツで最低評価でした。
しかし、原因を特定して改善することにより3年連続して部内で最高評価(社内の上位5%)を得ています。
この記事では、仕事で評価されないと悩む方に向けて、評価されない原因を特定して改善する方法を紹介します。実際に仕事で評価されない状態から抜け出すために用いた方法なので、同じ悩みを抱えている方には参考になると思います。
では、纏めていきます。
【大前提】伸びる会社は経理(管理部門)の仕事を評価する
経理は売上など数値で実績を示すことができないので、正確な評価が難しい職種ではあります。
売上に貢献しない間接部門を軽視する時代錯誤な会社であれば、評価がされず出世がしづらい可能性が高いです。
しかし、実力通りに経理の仕事が評価されにくいことは、一部の会社にはあり得る話ですが確率は低いです。
監査法人の厳しい監査を受ける上場企業や、経理が算出した数値で経営分析をしている会社は経理の重要性を上層部が理解を基本的にしています。
なので、基本的に経理(管理部門)だから評価されないことは少ないので、経理で出世例があればまずは自分の仕事を見直してみましょう。
経理におすすめな業界→【経理でおすすめな業界はIT?】ホワイトな製造業も紹介
【原因分析】仕事で評価されない主な要因
仕事で評価されない原因は、大きく分けて2つに分かれます。
- 自責(自分に責任があること)
- 他責(他人に責任があること)
まずは、自責と他責のどちらに該当するか客観的に判断することが大事です。
自責であれば貴方が改善すれば評価されますが、他責であれば上司か会社を変える必要があります。
では、自責と他責を細かく分析していきましょう。
【自責】で仕事が評価されないケース3つ
自責で評価されないケースは下記に当てはまります。
- 他の部内のメンバーと比較して仕事のアウトプットが弱い
- 個人の仕事は優秀だが、チームプレーができない
- TOEICなど昇格要件に関連したスキルが足りない
上記に当てはまる場合には、【自責】なので貴方の能力を改善することで社内でも評価を獲得できます。
【他責】で仕事が評価されないケース4つ
他責で評価されないケースは下記に当てはまります。
- 会社の業績が悪いので社員を評価したくない(昇給させたくない)
- 出世コースに乗っていない
- 職種が貴方に合っていない⇒私はこれが原因でした
- 上司の評価が恣意的
上記に当てはまる場合には、【他責】なので貴方が1人で解決することは難しいです。貴方の能力の問題ではないので気にする必要はありません。
転職か社内異動で改善することがおすすめです。
【改善方法】【自責】で仕事が評価されないケースの対策
【自責】で仕事が評価されないケースの改善方法をお伝えします。
【自責】が原因であれば、貴方自身の行動で改善することができるので直ぐにでも改善できます。
では、【自責】で仕事が評価されないケース3つの改善方法を考えていきましょう。
【改善方法①】他の部内のメンバーと比較して仕事のアウトプットが弱い
仕事の評価は基本的に相対評価で行われます。
例えば、評価が5段階あれば、5は部内の5%、4は部内の20%など一定の比率がある程度存在します。
なぜなら、評価によって昇給額が決まるので、無増減に高評価を付けることができないためです。また、評価に差をつけることで、社員の競争を促す目的もあります。
なので、貴方が仕事を頑張っていても、他のメンバーと比較してアウトプットが弱ければ評価は厳しくなります。
仕事のアウトプットとは、営業で言えば売上などの数値です。管理部門でいえば、効率化による残業時間の削減、新しい仕組みを全社レベルで定着させたことなどが代表的なものになります。
日常の定型業務だけでは、他のメンバーを差し置いて評価されるのは難しいです。
改善方法は、まずは日常業務以外で評価して貰える仕事のアウトプットを他のメンバーより増やすことです。次にそのアウトプットで得られた効果を数値化して上司にアピールすることで評価が改善します。
数値で客観的にアピールがあれば、上司も仕事の評価を定量的に評価しやすいです。
【改善方法②】 個人の仕事は優秀だが、チームプレーができない
個人で営業成績を上げたり、1人で仕事をこなすのは得意な方は、後輩指導や他部門との調整業務が苦手であることが多いです。
なぜなら、自分が仕事ができるので、仕事のできない人の気持ちが理解できなくてイライラするからです。優秀な人材にもかかわらず、損をするタイプなので非常に勿体無いです。
このタイプは、管理職の一歩手前で仕事が評価されなくなります。
なぜなら、管理職に上がる人間には個人だけでなくチームで仕事の成果を出すことが求められるためです。
具体的にはマネジメント能力と調整能力がないと管理職としての仕事は務まりません。
改善方法はマネジメントと調整業務を理論的に学ぶことです。優秀な人材なのでしっかりと学べば直ぐにコツを掴んで軌道修正できます。
マネジメント業務に役立つ本のまとめ→【管理職になりたい方に必見】マネジメントの勉強におすすめな本
調整業務のコツ→【調整業務が苦手】嫌いな調整業務を効率化するコツを5つ紹介
【改善方法③】TOEICなど昇格要件に関連したスキルが足りない
社内の昇格要件としてTOEICなどが定められていることがあります。
この場合には昇格要件となっているTOEICや資格はできる限り早く達成することをおすすめします。
例えば、主任クラスへの昇格要件が年間評価Aを3回取得+TOEIC600点だとします。
この場合には、上司はTOEIC600点を達成している部下を優先的にAにしたいと考えます。
なぜなら、TOEIC600未満の部下はAの評価を付けても主任に昇格できるか不確実なので後回しになります。
改善方法は社内の昇格要件や社内で推奨されている資格を取ることです。TOEICや資格などは客観的なスキルの証明となるので、貴方の評価を社内で上げるための大きな武器となります。
年収UPをするには、資格とスキルは大きな武器になりますので勉強を開始してみてはいかがでしょうか。
30代の勉強におすすめな勉強→【30代で勉強すべきこと】4つのスキルを身につけて年収UPを狙う
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【改善方法】【他責】で仕事が評価されないケースの対策
【他責】で仕事が評価されないケースの改善方法をお伝えします。
【他責】の場合には社内異動と転職が解決方法ですが、同じ状況を繰り返さないためにおすすめな転職先を紹介します。
では、【他責】で仕事が評価されないケース4つの改善方法を考えていきましょう。
【改善方法①】会社の業績が悪いので社員を評価したくない(昇給させたくない)
私が中小企業で勤務していた時に起きた現象です。
業績の赤字が続くと、社員の評価を厳しくすることで昇給額を抑えようと試みます。
なので、社員が赤字のなか一生懸命費用削減をしても、全く評価されないことが起こります。
業績が悪い会社は社内異動しても無意味なので、直ぐに転職することをおすすめします。
解決方法は業績が良い上場企業に転職する一択です。
業績が良い会社を探すならば、上場企業がおすすめです。上場企業は決算を発表していますので業績が良いかの判断が簡単にできます。
上場企業の転職には、上場企業の非公開求人の保有数が多いリクルートエージェント と DODAを利用することをおすすめします。
リクルートエージェント と DODAは非公開求人の保有数が多いので貴方の職務経歴や希望に合った企業を紹介してくれる確率が高いです。
【改善方法②】 出世コースに乗っていない
それぞれの会社には、出世コースが存在することが多いです。
例えば、課長になる人は例外なく30代で海外駐在を経験しているなど、何か共通点があります。
もし、貴方が出世コースから外れている場合には、部内で良い仕事をしていても評価されることは残念ながらありません。
なぜなら、良い評価は出世コースに乗っている人か、出世コースに乗る可能性にある人に優先的に付けられるためです。
改善方法は転職が良いでしょう。この場合に貴方が管理職などを目指す場合には、会社の格や規模を落として転職先を探すと管理職や管理職候補として採用される可能性があがります。
例えば、売上が数千億規模の会社に勤務していれば、売上が数百億円規模の会社に転職して出世を狙う戦略も考えられます。
この場合の転職には、貴方の要望に応じて 1人1人の歩調に合わせたサービスを提供してくれる マイナビエージェント がおすすめです。
マイナビエージェントの利用のみだと、非公開求人数が少ないので、併せて非公開求人の保有数が多いリクルートエージェント と DODA を利用することをおすすめします。
転職エージェントを複数利用するときの注意点→転職エージェントを複数登録するときのメリット5つと注意点2つ
【改善方法③】 職種が貴方に合っていない
野球と同じでサラリーマンにも適職があります。
例えば、野球で投手で活躍した人が捕手でも活躍できるとは限りませんよね。サラリーマンも同じで、営業で仕事ができる人が経理で仕事ができるとは限りません。
私は営業の適正が全くなくて、頑張っても結果が出ないのでサラリーマンが向いていないと本当に思ってました。
しかし、経理に職種を変更したら仕事も面白くなり、上司からも評価されるようになりました。
なので、仕事を頑張っても結果がでなくて評価されない場合には、その職種が向いてないだけの可能性があります。
自分の適職や価値観を知りたい場合には、下記の記事を参考にしてみて下さいね。
適職診断→【仕事の価値観の無料診断】転職の成功には適性を知るのが大事な理由
【改善方法④】 上司の評価が恣意的
上司が特定の人を評価したり、貴方の仕事内容を全く理解していない場合には、貴方が頑張っても報われません。
上司は働く上で貴方に重大な影響力を持ちますので、恣意的な評価をする上司と一緒に働くのはデメリットしかありません。
評価が低く出世できないだけでなく、市場価値が高い業務を回して貰えなかったり、理不尽に怒られたりと何かとストレスの要因になります。
改善方法は転職か社内異動となります。しかし、社内異動は上司の協力が必要なので、事実上難しいのが現実です。なので、転職で新しい上司を探すのが1番早いです。
転職のメリットは上司を選べることです。転職の面接で上司と実際に会うので、貴方に合った上司を探せます。
もしかしたら、現職の上司と貴方の相性が単純に悪いこともあります。転職と並行して上司との関係を改善するために貴方から歩み寄ってみてはいかがでしょうか。
私も何度か相性が悪い上司と一緒に仕事をしたことがありますが、下記の記事の方法を試したら関係が改善されたました。
上司と仲良くするコツ→【話が嚙み合わない上司】との仕事でストレスを軽減する対策4つ
【参考】自分の適職を科学的に調べてみる
自分の強みや適職が気になったら、科学的に適職診断をしてみてはいかがでしょうか。
選択式の質問に答えるだけで、科学的な根拠に基づいて貴方の適職を診断してくれるプログラムがあります。
コンピテンシー診断は、ミイダスが提供する無料の自己分析プログラムです。
貴方の選択した回答に基づいて、適職診断を自動で行ってくれる仕組みです。所要時間は約30分程度なので気軽に行えます。結果を見て頂ければ分かりますが、詳細に性格や職務適性を分析してくれます。無料なので気軽に試せるのでおすすめです。
具体例を見て頂いた方が分かりやすいかと思いますので、私の結果を貼り付けます。
適職診断で使うのは、【職務適性】です。
実際に職務適性を見ると、経理が9と出ています。私自身も経理にとても向いていると考えていますので、分析の精度の高さが伺えます。
※無料登録によりコンピテンシー診断が可能となります。
仕事の価値観診断の纏め→【仕事の価値観の無料診断】転職の成功には適性を知るのが大事な理由
経理で評価されないときの纏め
仕事が評価されないのは悔しいことですよね。
サラリーマンの難しいと思うところは、評価されない原因が全て【自責】とは限らないことです。
【他責】の場合には社内での解決がなかなか難しいので、転職も選択肢に入れてみてくださいね。
転職すると決めていなくても転職エージェントは相談に乗ってくれます。相談はサポートが丁寧な マイナビエージェント がおすすめです。
市場価値の上げ方に着目して解説しています。転職だけを正解とせずに、現職に留まりながら市場価値を上げる方法も述べられており、選択肢が多くて参考になります。転職を検討している方は是非読んでみてください。 気になった方は Kindle Unlimited で無料で読んでみて下さいね。
本が無料で読めるAmazonのサービスは下記の記事で纏めていますので良かったら見て下さいね。
【30日間は本を無料で読める】Amazonの電子書籍サービス3つを比較
転職に関するオススメな本は下記に纏めていますので良かったら見て下さいね。