経理キャリアUP

【簿記2級は意味がない?】簿記が役に立たないのは噓である理由を解説

簿記2級の資格を取ろうと思ったときに、簿記は実務では役に立たないから意味がないと言う主張を聞くことがあります。

しかし、現役経理の立場からすれば日商簿記2級は、会社の経営の全体像を理解をするためにも不可欠な知識を学べるので意味があります。

経理部門で出世したい方だけでなく、管理職をめざしたい方のすべてに日商簿記2級は必おすすめの資格と言えます。

この記事では、日商簿記2級が意味がある理由を解説しています。実際の経理の実務経験に基づいて述べているので、日商簿記2級と実務の繋がりが分かります。実務の観点から日商簿記2級の必要性を知りたい方はみて下さいね。

では、纏めていきます。

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【前提】経理は簿記2級よりもExcelから勉強すべき

経理の実務を行う上で最優先で学ぶことは、Excelの基本的な関数です。

簿記の知識も必要ですが、簿記の知識はExcelの技能があってこそ活かせるものですよ。

何故なら経理の実務は大量のデータを、素早く・正確に処理することを常に求められます。

なので、経理業務を行うのであれば最優先でExcelの技能は必ず身につけることをおすすめします。

経理のExcelを学ぶのにおすすめな本→【経理で使うExcelの勉強におすすめな本】現役経理が解説

【結論】日商簿記2級が無意味と言われる6つの理由に反論

簿記 2級 意味がない

日商簿記2級の必要性を説明するには、まずは日商簿記2級が無意味と言われる理由を理解する必要があります。

実際に経理で働いている中で聞いたことがある、日商簿記2級の不要論の理由を箇条書きで纏めました。

  1. 経理の実務は日商簿記2級の資格(知識)がなくても経験で対応できる
  2. 日商簿記2級の資格(知識)と実務は別物なので知識を活かせない
  3. 日商簿記3級レベルの知識で経理の実務は十分に対応できる
  4. 日商簿記2級は転職で評価されない
  5. IFRS(国際会計基準)が将来は主流となるので日商簿記2級(日本基準)の知識は不要
  6. 実務で簿記の勉強をすれば良い(資格は受ける価値なし)

上記が日商簿記2級が不要と言われる理由の代表例です。

1~6の不要論について、それでも尚日商簿記2級が必要である理由を一つ一つ解説していきます。

①経理の実務は日商簿記2級の資格(知識)がなくても経験で対応できるか?

この主張は、経理経験が長い方が、経理経験を数十年積んだ後に言うことが多いです。

もし、数十年かけて1社の経理の実務をマスターするのであれば、日商簿記2級の知識がなくても長年の実務経験で対応できることもあります。

しかし、短期間で経理の実務を経験して自分の市場価値を上げたい方や、実務を早期に経験してマネジメント業務を経験したい方は、日商簿記2級の資格(知識)が必要不可欠です。

全ての経理の実務は簿記が基本となっており、簿記の知識がないと理解できない業務が多いです。

日商簿記2級の知識があれば経理の実務の基本レベルの仕訳が理解できている状態からスタートとなりますよ。

なので、経理実務を素早く習熟するには、日商簿記2級は必要不可欠と言えます。

マネジメントが学べる本→【プレイングマネージャーにおすすめの本5選】係長にも読んで欲しい書籍を紹介

②日商簿記2級の資格(知識)と実務は別物なので知識を活かせないのか?

この主張は、経理の実務には会社特有の処理が沢山あるので、簿記の知識は意味がないという理由です。

確かに、最終値に至るまでの途中の経理処理の仕訳(実務)が日商簿記2級と異なることは沢山あります。

しかし、会社特有の処理と言っても、監査法人の監査を受けるので、最終的には会計基準に従って処理されます。つまり日本基準であれば、日商簿記2級で学んだ処理と最終的な処理結果が大きく異なることは少ないのです。

日商簿記2級レベルの知識があれば、PL・BSの繋がりが理解できているので、会社特有の処理の理解も早いです。

なので、日商簿記2級が実務と別物で活かせないということは経理実務においては当てはまりません。

経理の実務が理解できる本→【中小企業の経理実務の勉強におすすめな本5冊】分かりやすい書籍を紹介

③日商簿記3級レベルの知識で経理の実務は十分に対応できるか?

この主張は日商簿記3級レベルの知識があれば、経理の基本が分かるので経理の実務にも十分との理由です。

確かに、経理の決算業務に従事しない補助的な立場ならば、簿記の基本である日商簿記3級レベルで通用します。

日商簿記3級で出題される仕訳は基本的な仕訳だけなので、決算業務で必要な知識を網羅できません。

決算業務に従事する場合には日商簿記2級レベルの知識が必要不可欠です。日商簿記2級で学ぶ決算特有の処理や、税効果などの知識が決算業務で必要となります。

日商簿記2級で習う仕訳を理解できれば、単体決算業務の仕訳は理解できるので、単体決算業務をスムーズに対応できます。

なので、経理で決算業務を担当する場合には日商簿記3級レベルの知識では不十分です。

決算業務を担当するならば、日商簿記2級レベルの知識が必要不可欠と言えます。

④日商簿記2級は転職で評価されないのか?

確かに、日商簿記2級だけでは他の候補者と差別化するのは難しいです。

何故なら、日商簿記2級を保有している候補者は多いので、日商簿記2級取得者に希少性がないためです。

※日商簿記2級+TOEIC800点以上、日商簿記1級レベルなら、他の候補者と差別化されて転職で有利となります。

しかし、逆に言えば日商簿記2級がないと、経理の転職は不利になると言えます。

なので、転職では日商簿記2級は必要不可欠と言えます。

経理の転職に強い転職エージェント→【経理に強い転職エージェントのおすすめ】未経験者と経験者別に紹介

⑤IFRSが将来は主流となるので日商簿記2級の知識は不要なのか?

IFRSについては、将来日本の企業においても強制適用が検討されています。(IFRSの詳細の説明→日本公認会計士協会

しかし、現段階では強制適用は明言されておりませんので、当面は日本基準が適用されます。

また、IFRSを任意採用している企業の多くは、日本基準を作成してからIFRSとの差分を組み換え仕訳として投入する実務処理をしています。

なので、下記の通りIFRSの財務諸表の作成が行われます。

  1. 日本基準の財務諸表の完成
  2. 日本基準とIFRSの差分を作成【組み換え仕訳】
  3. 日本基準に【組み換え仕訳】を足す
  4. IFRSの財務諸表の完成

なので、当面の会計基準、IFRS実務上も日商簿記2級は必要不可欠です。

IFRSを学ぶのにおすすめ本→【IFRSを学ぶのにおすすめな本5冊】解説が分かりやすい書籍を紹介

⑥実務で簿記の勉強をすれば良いのか?(資格は受ける価値なし)

この主張は経理の実務で簿記も学べるので、わざわざ日商簿記2級の資格を取る必要がないとの理由です。

確かに、経理の実務を通じて、簿記の一部分は学ぶことはできます。

経理の実務で簿記を学ぶと、学ぶ順番が滅茶苦茶であり学習が非効率です。また基礎的な部分が抜け落ちる可能性が高いです。

簿記を正しく学ぶには、英語と同じく日商簿記3級からピラミッド型に知識を積み上げる必要があります。

なので、簿記を正しく効率良く学ぶには日商簿記2級の合格を目指して勉強するのが必要不可欠と言えます。

【参考】簿記2級の独学におすすめな参考書

簿記2級は通信講座に通った方が効率的なのは間違いありません。

通信講座を検討している方は、まずは大手予備校に資料請求をしてみてはいかがでしょうか。

大原公式資料請求サイト→高い合格実績で選ぶなら資格の大原 簿記1・2級講座

予備校にいきなり通うのではなく、試しにテキストで独学で勉強をしてみたいと方は多数の合格実績がある予備校の参考書を利用することをお勧めします。

簿記2級の参考書は多数発行されていますが、中でも経理メンバーから高評価だったテキストを紹介しておきますね。

<おすすめの参考書>

【参考】経理に向いているか科学的に調べてみる

自分が経理に向いているか気になったら、科学的に適職診断をしてみてはいかがでしょうか。

選択式の質問に答えるだけで、科学的な根拠に基づいて貴方の適職を診断してくれるコンピテンシー診断をミイダスが提供しています。

自分の適職や上司との相性が分かって面白いですよ。

貴方の選択した回答に基づいて、適職診断を自動で行ってくれる仕組みです。所要時間は約30分程度なので気軽に行えます。結果を見て頂ければ分かりますが、詳細に性格や職務適性を分析してくれます。無料なので気軽に試せるのでおすすめです。

具体例を見て頂いた方が分かりやすいかと思いますので、私の結果を貼り付けます。

ミイダス コンピテンシー診断
※クリックすると拡大できます

適職診断で使うのは、【職務適性】です。

実際に職務適性を見ると、経理が9と出ています。私自身も経理にとても向いていると考えていますので、分析の精度の高さが伺えます。

※無料登録によりコンピテンシー診断が可能となります。

適職診断については下記の記事でも纏めていますので良かったら見てくださいね。

【仕事の価値観の無料診断】転職の成功には適性を知るのが大事な理由

簿記2級は意味がないへの反論の纏め

日商簿記2級は経理で働くには必要不可欠な資格です。

日商簿記2級があるだけで、業務に慣れるスピードは格段に早くなります。

もし、日商簿記2級の取得に迷っているなら将来のために取得することをおすすめします。

効率的な勉強方法を探している方におすすめな本があります。様々な観点から100の効率的な勉強方法を紹介しているので、自分にピッタリな勉強方法を見つけることができます。真似できる箇所から実践して自分のオリジナル勉強方法を編み出してみませんか。気になる方は Kindle Unlimited で無料で読んでみて下さいね。

Amazonの本が無料で読めるサービスは下記の記事で纏めていますので良かったら見て下さいね。

【30日間無料で本を読める】Amazonの電子書籍サービス3つを比較

勉強方法におすすめな本→【社会人が勉強のやる気UPに繋がる本5選】勉強方法を工夫してモチベーションを上げよう

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【経理に強み】履歴書・職務経歴書の添削サービス開始

経理や管理部門の経験を伝えたいと思いブログを開始して約1年が経過しました。

ブログも月3万PV超になり、転職に関する問い合わせを受ける機会も多くなりブログを開始して本当に良かった思っています。

お問い合わせを頂く項目で件数が多かった履歴書と職務経歴書の添削をココナラでサービスを開始しましたので良かったらご利用ください。

サービス提供を開始した背景

経理の採用活動を担当している時は、職務経歴書の完成度により書類選考の通過率に大きな影響を与えていることを感じました。

私が注意深く職務経歴書を3回程度読むと良い経験をしていると推定されるので面接をしたいと考えても、人事や他のメンバーに反対され泣く泣く不採用にしたケースもあります。

同じ経験をしていても書き方により、経理だけでなく経理経験がない人事や役員にも魅力が伝わる職務経歴書の書き方があり、書類選考の通過率を上げることができると考えます。

良いキャリアアップへのお手伝いできればと考えサービス提供を開始しました。

購入のメリット

1)利便性 今回の転職だけでなく、長く使える形式で職務経歴書を作成しますのでキャリアを考えた際には効果的な投資効果を得られると思います。

2)他サービスとの比較 通常のエージェントと違うのは、経理や管理部門で実際に勤務をしているので、経理や管理部門が欲しがる人材を熟知しているとこです。

また、キャリアカウンセラーとして優秀な方は多いと思いますが、経理や管理部門の専門性が高い業務内容を熟知した上でアドバイスできるキャリアカウンセラーは少ないです。

私自身は経理や管理部門を担当からTOPまで経験しているので、各ポジションに合わせた魅力ある職務経歴書の作成をお手伝いできます。

想定対象者

・経理や管理部門の書類選考に通らない方

・志望業界(企業)に合わせて職務経歴書を準備したい方

・職務経歴書に自信がない方

・企業側の面接官の視点を知りたい方

履歴書・職務経歴書併せて添削・作成します 【内定率UP】経理に強みがある人事責任者が企業目線で支援

  • この記事を書いた人
星のおじさん

星のおじさん

【上場企業!IFRS!経理大好き!】【資格】税理士試験4科目合格(簿・財・法・消)TOEIC800点以上 【経歴】経理未経験→6年後に海外駐在(経営企画系統)【転職】20代:2回 【一言】税理士を目指したら海外で働くことになりました|会計の専門書マニアです(笑)

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