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【会計(税理士)事務所と経理】どっちがおすすめ?【CFOが違いから解説】

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会計(税理士)事務所と経理のどちらに転職をしようか悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

実はm会計事務所と一般企業の経理は簿記を使う観点では似ていますが社内文化や仕事内容は大きく異なります。

なので、転職をする前に必ず理解しておかないと入社後に戸惑いを感じることが多いです。

この記事では、会計事務所や税理士事務所から一般企業の経理に転職を検討している方に向けて、社内文化や仕事内容を中心に相違点を5つに分けて解説しています。実際に両方に勤務したことがある税理士である友人とプライム上場の海外駐在でCFOを経験している私の体験談から解説するのでお役に立てるかと思います。

では、纏めていきます。

【前提】会計事務所と経理で違いはあるの?→別物と考えるべき

大前提として、会計事務所と一般企業の経理は別の職種と考えるべきです。

簿記を使って会社の決算を纏める点だけは似ていますが、その他の観点は大きく異なります。

会計事務所はサービス業に近いですが、一般企業の経理は基本的に自分達が顧客となるのでサービスを受ける側になります。

なので、会計事務所と一般企業の経理に大差がないと考えると後で後悔するので、どっちにするか迷っている方は違いを明確に理解しましょう。

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また、キャリアに関する質問にも回答させていただきますよ。

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【相違点】会計事務所と経理の違いを5つの点から解説

会計事務所と一般企業の経理の主な違いは5つあります。

  1. 会計事務所、税理士事務所は複数の会社を広く浅く、一般企業の経理は1社を深く
  2. 会計事務所、税理士事務所は社外調整、一般企業の経理は社内調整が多い
  3. 会計事務所、税理士事務所は単独プレーで、一般企業の経理はチームプレー
  4. 会計事務所、税理士事務所は外出が多くて一般企業の経理は外出が少ない
  5. 会計事務所、税理士事務所は実力主義で一般企業の経理は年功序列

では、一つ一つ解説していきますね。

①会計事務所、税理士事務所は複数の会社を広く浅く、一般企業の経理は1社を深く

会計事務所や税理士事務所は顧問先を複数担当して、それらの会社の決算を閉めます。

なので、1社への関与度合いは低く、担当も中小企業がメインであることが多いので複雑な経理は少ないです。

一般企業の経理は、複数のメンバーで1社の決算を閉めます。そして、決算を分析して各担当に割り振られた報告資料などを実施しています。

また、上場企業などの経理であれば、監査法人の監査があるため深い経理知識が必要となります。

会計事務所や税理士事務所から転職された方は、簿記・税務の知識があるので基礎的に単体決算業務や税務業務には強みがあります。

しかし、単体決算業務でも退職給付、税効果会計などの特殊論点、連結決算、開示業務などは、改めて勉強が必要不可欠である点は頭に入れておくことをおすすめします。

会計事務所や税理士事務所から転職されてきた方は、採用する側が会計スペシャリストと勘違いします。

なので、事前に未経験の業務はしっかりと伝えておくことをおすすめします。

②会計事務所、税理士事務所は社外調整、一般企業の経理は社内調整が多い

会計事務所、税理士事務所は部門などが細分化されていることが少ないです。

なので、調整業務は社外との調整がメインの仕事となります。

一般企業の経理は部門が細分化されており、他部門と連携をしなければ決算に必要な情報が揃いません。

なので、調整業務は社内との調整がメインの仕事となります。

もちろん一般企業の経理にも外部との調整業務はあります。例えば、監査法人や顧問税理士との調整がありますが、社内調整業務よりは頻度が少ないです。

私は経理を経験する前に営業を行っていたので、社外との調整業務も経験がありました。

社外の調整業務はお客様の都合を優先しなければならないので大変です。

しかし、一般企業の経理の社内調整業務も、社外の調整業務と異なる大変な事があるので油断は禁物です。

私も入社直後は社内の調整業務には苦労しましたが、コツを掴むと上手くいきます。

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③会計事務所、税理士事務所は単独プレーで、一般企業の経理はチームプレー

会計事務所や税理士事務所は1人若しくは少数で業務を担当することが多いです。

なので、お客様との都合が付けば自由に仕事を進めることができます。

一般企業の経理はどの仕事をするにも複数で業務を行います。また仕訳起票を始めとして、多くの事項に関して承認を複数回得る必要があります。

なので、仕事ができても周りに歩調を合わせて行動する必要があります。例えば、決算が遅れないように、仕事が遅れている方の業務を手伝うなど自分の担当外の仕事をすることも求められます。

また、一般企業の経理は担当業務が単体決算・連結決算業務と大きな括りでしか分けられていないことがあります。

なので、担当業務が曖昧であり手が空いた方が担当するということが頻繫に起こります。

会計事務所や税理士事務所から転職された方は、担当業務が曖昧なので自分の担当が分かりづらいと困っていたのが印象でした。

会計事務所、税理士事務所で単独プレーで仕事を進めていた方が、一般企業の経理でチームプレーに慣れるには、理屈ではなく、良くも悪くも一般企業の経理の文化だと思う方が納得感があると思います。

一般企業の経理に2社勤めましたが、チームプレーが必要なのは間違いありません。

プレイングマネージャーや係長におすすめな本→【プレイングマネージャーにおすすめの本5選】係長にも読んで欲しい書籍を紹介

④会計事務所、税理士事務所は外出が多くて一般企業の経理は外出が少ない

会計事務所や税理士事務所は顧客訪問で外出が多いです。

なので、外出が気分転換になり好きな方にはピッタリです。

一般企業の経理は頻繫に外出することはありません。

なので、一日中社内にいることが多いので、気分転換が難しいことがあります。

地方に工場や海外子会社を保有している場合には、月に一回程度出張することはあります。

しかし、一般企業の経理は会計事務所や税理士事務所と比較すると圧倒的に外に出る機会は少ないです。

ブラックな会計事務所の見分け方→【税理士事務所はブラック?】税理士に見分け方も聞いてみた【会計事務所も同じ】

⑤会計事務所、税理士事務所は実力主義で一般企業の経理は年功序列

会計事務所や税理士事務所は担当する顧問数により給料が変化します。また、新規の顧問獲得などでインセンティブが貰えます。

なので、年齢ではなく担当できる業務のレベルによって給与が決まる傾向があります。

一般企業の経理は人事が定めた評価基準に従い、直属の上司により査定が行われます。

評価により昇給スピードと賞与の支給額に多少の差はありますが、基本的には年齢に応じて給与が支払われます。なので、各人の業務の担当量と給与が釣り合っていないことが多々あります。

極端な例ですが、とても優秀な20代の一般企業の経理と優秀でない50代の一般企業の経理の給料は、20代の給与の方が低いです。

近年は一般企業の経理でも実力主義を徐々に導入しています。なので、将来は一般企業の経理においても、担当する業務内容によって給与格差が大きくなることが見込まれます。

しかし、現状では年功序列の文化も残っているので、会計事務所や税理士事務所から転職された方は業務量と給与が連動していないことに不満を抱くかもしれません。

【結論】会計事務所と経理にどっちがおすすめ?→迷ったら経理にすべき

会計事務所と一般企業の経理で迷っている場合には最初は絶対に一般企業の経理をおすすめします。

理由は単純で一般企業の経理への転職は会計事務所に転職するよりも難しいので、年齢が若いうちに挑戦すべきだからです。

一般企業の経理へ挑戦するには若い方が有利となるので、会計事務所と一般企業の経理の両方選べる立場なら一般企業の経理をおすすめします。

一般企業の経理を経験した後に会計事務所に転職するのは、転職の難易度から考えても難しくはありません。一般企業の経理に馴染めなければ、一般企業の経理を経験した後に会計事務所に転職するのがおすすめですよ。

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【リクルートエージェントの特徴】体験談と評判からメリットとデメリットを解説します
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仕事の価値観診断の纏め→【仕事の価値観の無料診断】転職の成功には適性を知るのが大事な理由

会計事務所と経理の違いの纏め

会計事務所や税理士事務所と一般企業の経理は似て非なるものです。

違いだけは転職する前にしっかりと認識することをおすすめしますよ。

転職して後悔するのは悲しいので、会計事務所と一般企業の経理のどちらが自分に向いているか事前に検討してみてはいかがでしょうか。

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  • この記事を書いた人
星のおじさん

星のおじさん

【上場企業!IFRS!経理大好き!】【資格】税理士試験4科目合格(簿・財・法・消)TOEIC800点以上 【経歴】経理未経験→6年後に海外駐在(経営企画系統)【転職】20代:2回 【一言】税理士を目指したら海外で働くことになりました|会計の専門書マニアです(笑)

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