経理キャリアUP

【社会人は勉強時間が年収に比例する理由5つ】社会人は勉強不要は嘘です

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社会人が仕事と勉強を両立するのは大変ですよね。

しかし、勉強をしないでキャリアアップを怠ると自分の市場価値が下がり、社内でしか通用しない人材になってしまいます。

市場価値が高ければ、転職で自由に職を選べます。また、社内でも市場価値が高い人材は貴重なので、大事にされて働きやすい環境を作れます。

この記事では、勉強を開始するか迷っている方に向けて、社会人が将来高年収を確保するには勉強が必要となる理由を紹介します。特に20代・30代の方は、将来の雇用環境が激変しているので、変化に対応する準備が必要です。この記事が勉強を始めるきっかけになれば嬉しいです。

では、纏めていきます。

【結論】年収2000万円の社会人の7割は勉強を継続している

まずは、既に高年収を得ている人が勉強をしているか調べてみました。

PRESIDENT ONLINEに面白い記事があり年収別に勉強有無のアンケートを取ったら、「仕事以外の時間に勉強している」と答えた人は、年収2000万円以上で69.2%、年収500万円台で41.2%と高年収の人ほど勉強を継続している調査結果となりました。

引用:PRESIDENT ONLINE

高年収を得るには、語学力や専門的なスキルが必須となりますので勉強と年収に相関関係があるのは理解できますよね。

私の周りでも出世する人や転職で高年収を得る人は、社外での勉強を継続して行っていました。

なので、勉強と年収に相関関係は間違いなくあります。

【参考】社会人の勉強は20代・30代から始めたい

若手は仕事に馴れるまでは、勉強時間を確保するのが難しいかもしれません。

しかし、近年は日本を代表するトヨタの社長が終身雇用は難しい局面に突入したと述べるなど、従来の日本型の雇用である年功序列と終身雇用は改革が迫られる流れとなっています。

なので、先が長い20代、30代の方は、高年収で60代まで働くためには若いうちに勉強の習慣を付けて市場価値を高める努力をする必要がありますよ。

年収UPに役立つ勉強→【社会人の勉強は何する?】年収UPにコスパ抜群の4つ勉強内容を紹介

【注意】社会人が勉強不要と言われるのが噓な理由

社会人 勉強時間 年収

勉強は受験が終わったらする必要がなく、社会人は仕事だけしてれば良いと言われることがあります。

しかし、終身雇用が終わった現代では勉強をしないと年収UPどころか正社員の職を失う恐れすらありますよ。

まずは、箇条書きで理由を纏めていきます。

  1. 将来は転職で年収を上げるのがスタンダードになる
  2. グローバル化により外国人と雇用の枠を競争することになる
  3. 将来はIT化・AIの進化が進む
  4. 年功序列から成果主義に緩やかに変わっている
  5. 早期退職やリストラに企業の抵抗感がなくなった

では、一つ一つ解説していきますね。

①将来は転職で年収を上げるのがスタンダードになる

日本は転職に対して少しネガティブなイメージがありますが、諸外国では転職で年収を上げるのがスタンダードな文化です。

例えば、インドでは転職を全くしていない人材は、転職するスキルがなく魅力がない人材との評価を受けます。

日本でも近年は転職市場が活発です。私も2回経理で転職していますが、高年収を転職で確保するためにはスキルが求められます。

例えば、経理は連結決算実務経験+TOEIC800点程度あれば20代後半~30代前半でも年収600~800万程度は簡単に確保できます。

大企業の経理部門で求人を出す場合には、外部から経理スキルに精通した経理経験者を雇うことで、経理部門の削減を図っています。優秀な経理マンであれば、単体決算業務、連結決算業務、税務など複数の業務を担当できるので、1人で2人分に近い仕事を行えます。

優秀な人材は高い給与で雇用され、スキルがない社員は昇格や出世の道が断たれて、最終的にリストラの対象となってしまいます。

転職市場が活発になるということは、競争が社外、社内で激化することを意味します。競争が激化すると、スキルが高い人材は高年収の企業に雇用されますが、スキルが無いと高年収の企業では働けなくなります。スキルを身に着けるには、業務に関連した勉強は必要不可欠です。

格差は将来急速に広がるので、自分自身の武器(資格や経験など)を身に着けて他者と差別化して自分のブランドを作る必要があります。

②グローバル化により外国人と雇用の枠を競争することになる

日系企業も社員に外国人を採用することが急激に増えています。

例えば、武田薬品は日系企業であるにもかかわらず、役員の半数が外国人であり、社員の90%は外国人です。日本の本社にも外国人で管理職の方が多く在籍しています。また、楽天は社内の公用語は英語です。

また、私の勤め先も日系企業ですが日本の本社にも外国人は多く、管理職の方もいます。

このように、日系企業でも外国人と一緒に働く機会が増えています。

更に日本で働く外国人は、英語だけでなく、中国語、日本語など複数の言語が堪能な人材であることが多いです。また、異国で働く外国人は行動力や異文化への適応力が高く優秀な人材が多いです。

雇用がグローバル化することにより、日系企業であっても外国人と雇用の枠を競い合う環境となります。

日系企業の海外進出は将来増加することは間違いありません。海外進出が増えれば、語学力や異文化への適応力に優れた人材の需要が高まります。語学力(特に英語)を勉強して身に着けないと、グローバル企業(高年収企業)で働くことは厳しくなります。

英語を話せることが有利な時代から、話せることが当たり前な時代に変化しつつあります。

英語力の強化には単語力が必須です。英会話スクールなど会話の練習は単語力ある前提で意味があるものになります。

TOEIC600点以下の方は、まずは単語力を身に着けることが最優先です。次の2冊のどちらかを完璧にすれば、ビジネスで使う会話の単語に困ることはありません。英語の学習を始めようと考えている方にはおすすめな単語帳です。私はこの2冊を完璧にしたらTOEIC800点を超え、何とか英語で外国人と会話できるようになりました。

③将来はIT化・AIの進化が進む

近年のITとAIの進化は凄まじいものがあります。

例えば経理であれば、そろばん→電卓→会計システム→ERPと自動化が進んでいきます。

自動化が進むと定型業務が無くなり便利になる一方で、従来の定型業務(請求書発行など)に従事していた人材の雇用は奪われます。

真面目に業務に取り組むだけでは、給与を上げることができない時代になりつつあります。

企業は定型業務はAIに任せて、非定型業務を社員に担当して業務価値を出すことを求めるようになります。定型業務は誰がやっても成果物は同じです。しかし非定型業務(業績の分析や投資の判断など)は人によって成果物の出来栄えが大きく異なります。非定型業務を相手が満足する出来栄えで行うには、特定の分野に関する勉強は欠かせません。

非定型業務はマニュアルがないので、簡単に誰でもできる業務ではありません。

市場価値が高い人材は、非定型業務を高いレベルで担当できることが特徴です。

AIの時代に読んで欲しい本があります。専門分野×AIでキャリアをどのように描くかを具体的に説明しています。AIの時代のキャリア戦略を考えたい方にはおすすめな本です。

④年功序列から成果主義に緩やかに変わっている

年功序列では、一定の年齢になれば昇格して給与が増えます。なので、一社に長く勤務して大きなミスをしなければ、安泰な人生が送れました。

しかし、近年では成果主義を部分的に導入して賞与の支給額を人事評価に基づいて支給したり、管理職の昇格要件を厳しくする企業が増えました。

私の勤務先でも人事制度の改定は頻繫に行われています。特徴としては、昇給や賞与が社員の評価によって大きく差が出る仕組みに変更されていることです。

例えば、改定前は最高評価の昇給額と最低評価の昇給額の差が5千円だったのが、改定後は1万円になるイメージです。

年功序列では大きなミスさえしなければ、誰でも昇給や昇格ができました。しかし、成果主義に移行すると、社内でも昇給や昇格に大きな差がでます。大企業に入社すれば安泰ではなく、高年収を維持するためには一定の成果を残し続ける必要があります。

成果を出すには、語学力や関連する業務の知識や資格の勉強は欠かせません。

社会人が平日に勉強するコツ→【毎日2時間の勉強は社会人でもできる】平日に勉強する5つのコツを紹介

⑤早期退職やリストラに企業の抵抗感がなくなった

企業のブランドイメージを考慮して、早期退職やリストラは業績が著しく悪化した場合の最終手段として考えられていました。

しかし、近年ではホンダ、パナソニックなど有名企業を筆頭に、多くの企業が早期退職やリストラを実施しています。黒字でも早期退職やリストラをすることが大きな特徴です。企業の人事戦略として一般化しており、誰でも将来早期退職やリストラの対象となる時代になっています。

また、募集の年齢が低くなっていることが特徴です。武田薬品は30歳以上の希望退職、オリエンタルランドは45歳以上の早期退職の募集を実施しています。

定年まで働いて、退職金を貰って老後はゆっくりと過ごす旧来型の日本の雇用制度は崩壊しつつあります。急なリストラに備えて、勉強してスキルを身に着けて、常に市場価値がある人材である必要があります。市場価値がある人材であればリストラの対象になりにくく、対象となっても年収を落とさず転職できる可能性が高いです。

私は自分がリストラの対象になっても迅速に転職できるように転職エージェントは常に利用しています。

自分のキャリアの相談、市場価値、現時点で応募できる企業のレベルを把握するには転職エージェントと定期的に連絡を取ることをおすすめします。

特に人材業界の大手2社(リクルートエージェントdoda )は転職の市場動向を掴んでいますので、定期的にコンタクトを取ると自分のキャリアのイメージが掴めますよ。

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具体例を見て頂いた方が分かりやすいかと思いますので、私の結果を貼り付けます。

ミイダス コンピテンシー診断
※クリックすると拡大できます

適職診断で使うのは、【職務適性】です。

実際に職務適性を見ると、経理が9と出ています。私自身も経理にとても向いていると考えていますので、分析の精度の高さが伺えます。

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適職診断については下記の記事でも纏めていますので良かったら見てくださいね。

【仕事の価値観の無料診断】転職の成功には適性を知るのが大事な理由

社会人は勉強時間が年収に比例する理由の纏め

将来の雇用環境は、現在と大きく変化することは間違いありません。

変化を止めることは不可能なので、私たちが出来ることは変化に備えることです。

数十年後の将来も求められる人材になれるように、勉強して備えておきましょう。

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  • この記事を書いた人
星のおじさん

星のおじさん

【上場企業!IFRS!経理大好き!】【資格】税理士試験4科目合格(簿・財・法・消)TOEIC800点以上 【経歴】経理未経験→6年後に海外駐在(経営企画系統)【転職】20代:2回 【一言】税理士を目指したら海外で働くことになりました|会計の専門書マニアです(笑)

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