簿記3級を取得したけど履歴書に記載すべきか迷うときはあるのではないでしょうか。
確かに簿記3級だけで内定が決まったり、他の候補者と圧倒的に差別化できることはありません。
経理の採用担当の観点から言えば簿記3級を履歴書を記載しても恥ずかしくないですし、不利になることは絶対にありません。
この記事では、簿記3級を履歴書に書くのは恥ずかしかと悩んでいる方に向けて、簿記3級を履歴書に記載すべき理由を解説します。実際に経理の採用担当をしていたのでお役に立てると思います。
では、纏めていきます。
【前提】日商簿記3級の履歴書の書き方
そもそも簿記3級は履歴書にどのように記載するのか分かりにくいですよね。
履歴書の書き方はシンプルに下記の通りで問題ありませんよ。
簿記3級の履歴書への書き方→日商簿記検定試験3級
注意事項としては簿記3級とだけ記載すると、簿記の種類が分からないので必ず【日商】を頭につけましょう。
簿記は【日商】以外に【全商】もありますので、簿記検定試験3級だけだと【日商】か【全商】なのか不明瞭となってしまいます。
簿記3級だけでは転職が厳しい?→【簿記3級だけで転職は厳しい?】未経験者が狙うべき企業を紹介【現役経理が解説】
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経理のキャリアは多種多様なプランがありどの道を目指すかで優先して経験・勉強すべきことは異なります。
例えば、
- 年齢
- 将来経理以外の職種につきたいか
- マネジメントをしたいか
- 制度会計、税務、管理会計、財務、原価計算のどれを武器とするか
- 未経験から経理になるには何をしたら良いか
貴方が置かれている状況をヒアリングして、貴方に最適なキャリアプランをアドバイスさせていただきます。
また、キャリアに関する質問にも回答させていただきますよ。
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【前提】簿記3級を履歴書に書くのは恥ずかしくない理由5つ
早速ですが、簿記3級を履歴書に書くのは恥ずかしくない理由を解説します。
まずは、箇条書きで纏めていきますね。
- 勉強を継続する意思を見せればアピールになる
- 簿記3級は経理以外の職種にも役立つ
- 資格なしよりは簿記3級保有者が有利になる
- 簿記3級だけでも基礎的な仕訳は理解できる証明になる
- 簿記3級を履歴書に記載をして不利になることはない
では、一つ一つ解説していきますね。
① 勉強を継続する意思を見せればアピールになる
簿記3級は簿記3級で学べる知識だけをアピールするのではなく、自分で自発的に勉強をする姿勢をアピールすることで面接官に好印象を与えます。
例えば、職務経歴書や面接で下記のように回答するとアピールになりますよ。
- 簿記3級を勉強をして簿記の面白さに惹かれて、現在は簿記2級を勉強中です。
- 簿記3級を勉強したことにより勉強癖が身についたので、現在はTOEIC800点を目指して勉強中です。
簿記3級の実績があるからこそ、勉強を継続している説明に説得力が出ます。仮に簿記3級も取得していなかったら、本当に勉強を始めるのかな?と思う面接官も出てきます。
なので、しっかりと勉強をして簿記3級を取得した実績を履歴書に記載することは意味がありますよ。
但し、噓を言うと態度で不信感を招くことがあるので、実際に勉強を開始することをおすすめします。
簿記2級のおすすめテキスト→【簿記2級の独学】におすすめなテキスト3選
② 簿記3級は経理以外の職種でも役立つ
簿記は経理向けの資格と認知されていますが実際には経理以外の職種でも役立つことが多いです。
簿記は会社の経営の基礎となる数値に関する勉強なので、社会人に必須の資格と言っても過言ではありません。
経理以外で簿記3級が活かせる仕事の代表例は下記の通りです。
- 会計事務所、税理士事務所
- 中小企業やベンチャー企業向けのコンサルタント
- 経理事務、営業事務、一般事務
簿記3級は経理以外の職種に応募をするときでもアピールになりますので、忘れずに記載をしておきましょう。
簿記3級を活かせる仕事→【簿記3級を活かせる仕事4つ】現役経理が簿記3級を実際に役立つ仕事を解説
③ 資格なしよりは簿記3級保有者が有利になる
冷静に考えれば当たり前のことですが、資格なしの人より簿記3級保有者が有利になります。
簿記2級の保有者と比較すれば、簿記3級の保有者は不利になりますが、簿記3級を記載していなければより一層不利になりますよね。
簿記3級を受験したことがある人なら分かりますが、簿記3級はある程度勉強をしないと受かりませ。
合格率は40%前後と資格試験の中では高いですが、数時間研修を受ければ取れる資格とは一線を画します。
知名度・難易度ともに簿記3級は十分なので、資格なしの人と競合した場合には有利になるので履歴書に記載しましょう。
経理の未経験者におすすめな転職エージェント
私が営業から経理に未経験で転職をしたときは、下記の5社を中心に転職活動を進めていました。
エージェント種類 | オススメなポイント | 体験談 |
リクルートエージェント | リクルートエージェントは求人数No.1 非公開求人の紹介、転職市場の動向、過去の事例などを考慮し、非公開求人も含めた多数の求人の中から最適な求人を紹介します。 | 【リクルートエージェントの特徴】体験談と評判からメリットとデメリットを解説します |
doda | dodaが取り扱っている求人のうち、80%以上がサイト上には公開されていない非公開求人です。 自分では見つけられなかった求人もエージェントサービスに登録することで見つけることができます。 | 【dodaの特徴】体験談と評判からメリットとデメリットを解説します |
マイナビエージェント | マイナビエージェントでは、各企業の人事担当者と直接会って、求人票だけでは分からない詳細な情報を入手しています。 できるだけその企業や業界について深く理解した上で、応募先企業を決めることができるので安心です。 | 【マイナビエージェントの特徴】体験談と評判からメリットとデメリットを解説します |
パソナキャリア | はじめての転職ならではの不安や疑問を解消できるよう、転職活動のやり方や自己PRの仕方など、丁寧にサポートします。 創業40周年を迎えるパソナグループでは、創業時から女性の就労支援をおこなってきたノウハウを基にした女性への転職支援が得意。 | 【パソナキャリアの特徴】体験談と評判からメリットとデメリットを解説 |
マイナビジョブ20's | 人材サービスを幅広く扱うマイナビの中でも、20代を専門としているのは『マイナビジョブ20's』のみです。 マイナビの情報網を活かしつつも、20代という若年層に特化しているからこその強みがあります。 通常の転職サイトでは掲載されていないような"非公開求人"が80〜90%を占めています。 | ※マイナビエージェントの体験談を参照 |
経理に強い転職エージェント→【経理に強い転職エージェントのおすすめ】未経験者と経験者別に紹介
④ 簿記3級だけでも基礎的な仕訳は理解できる証明になる
簿記3級の学習だけでは、財務諸表を読んだり分析することは難しいです。
しかし、基礎的な仕訳は学ぶので取引→仕訳→財務諸表への繋がりは理解できます。また、借方・貸方など基本的な仕訳の意味も学習できるので経理の基礎スキルは身につきます。
経理は仕訳の概要を理解しないと次のステップに進めないので、経理の1番重要な仕訳の基礎を理解していることはアピールになります。
仕訳だけでなく財務諸表も読めるとより一層強みとなりますので、時間があれば財務諸表の読み方の勉強をすることをおすすめします。
決算書の読み方が理解できる本→【決算書の読み方が勉強できるおすすめの本5選】財務諸表が読めるようになる
⑤ 簿記3級を履歴書に記載をして不利になることはない
そもそもですが、簿記3級を記載して不利になることはありません。
簿記3級の難易度が簡単だから恥ずかしと思うかもしれませんが、一定の努力して取得した資格を記載するのは恥ずかくないですよ。
万が一、簿記3級を馬鹿にする企業があるとすれば、そんな企業に入社は断ることをおすすめします。努力を素直に認めない企業が社員を大切にするとは思えません。
例えば、下記のような事例では簿記3級を戦略的に記載しないのは選択肢の一つです。
- 簿記2級など上位資格を取得済
- 簿記3級の他にアピールできる資格を保有しており、履歴書に簿記3級以外の資格を記載したい
特段の事情が無ければ簿記3級は履歴書に記載する!と考えて頂いて問題ないですよ。
【参考】自分の適職を科学的に調べてみる
自分の強みや適職が気になったら、科学的に適職診断をしてみてはいかがでしょうか。
選択式の質問に答えるだけで、科学的な根拠に基づいて貴方の適職を診断してくれるプログラムがあります。
コンピテンシー診断は、ミイダスが提供する無料の自己分析プログラムです。
貴方の選択した回答に基づいて、適職診断を自動で行ってくれる仕組みです。所要時間は約30分程度なので気軽に行えます。結果を見て頂ければ分かりますが、詳細に性格や職務適性を分析してくれます。無料なので気軽に試せるのでおすすめです。
具体例を見て頂いた方が分かりやすいかと思いますので、私の結果を貼り付けます。
適職診断で使うのは、【職務適性】です。
実際に職務適性を見ると、経理が9と出ています。私自身も経理にとても向いていると考えていますので、分析の精度の高さが伺えます。
※無料登録によりコンピテンシー診断が可能となります。
仕事の価値観診断の纏め→【仕事の価値観の無料診断】転職の成功には適性を知るのが大事な理由
簿記3級を履歴書に書くのは恥ずかしくない理由の纏め
簿記3級は繰り返しになりますが、知名度・難易度ともに立派な資格です。
簿記3級を履歴書に書かないのは【損】なので忘れずに記載しましょう。
簿記3級を評価する企業は意外と多いですよ。
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