簿記2級は受からない人は苦手意識を持ち何度も落ちることが多いです。
実際に経理で勤務をしていると簿記2級を5回受けても落ちた人がいる一方、短期間かつ一発で合格する人もいます。
一発合格した人と5回落ちた人の話を聞いていると勉強方法に明確な差があるので簿記2級に受からない人は一発合格した人の勉強方法を真似してみてはいかがでしょうか。
この記事では、簿記2級に受からずに悩んでいる方に向けて、一発合格した人と5回落ちた人との違いから合格できる勉強方法を紹介します。実際に私が一発合格した経験と経理部の簿記2級保有者の勉強方法を基に解説しているのでお役に立てると思います。
では、纏めていきます。
【前提】いきなり簿記2級を独学はおすすめしない【簿記3級は勉強すべき】
簿記3級を飛ばしていきなり簿記2級の勉強から始めるのはおすすめしません。
簿記は英語と同じでピラミッド形式で知識を積み上げていく必要があるので、簿記3級の基本知識を知らずに簿記2級から勉強するのは効率が悪いです。
簿記2級のテキストは簿記3級の知識がある前提で解説されているので、簿記2級を独学でいきなり勉強しても理解できません。
簿記3級の試験を受ける必要はありませんが、簿記3級のテキストと問題集を使用して簿記3級の受験範囲は勉強しておきましょう。
簿記3級の勉強は遠回りに見えますが、簿記3級の基礎知識を学ぶことで簿記2級の理解が早まるので実は効率的な勉強方法ですよ。
簿記3級のおすすめテキスト→【簿記3級の独学】におすすめなテキスト3選
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経理のキャリアは多種多様なプランがありどの道を目指すかで優先して経験・勉強すべきことは異なります。
例えば、
- 年齢
- 将来経理以外の職種につきたいか
- マネジメントをしたいか
- 制度会計、税務、管理会計、財務、原価計算のどれを武器とするか
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【結論】簿記2級に受からないときの対策5つ
では、早速ですが1発合格した人と5回落ちた人の違いから簿記2級の対策を解説していきます。
まずは、1発合格した人と5回落ちた人の違いを表で解説しますね。
項目 | 1発合格した人の勉強方法 | 5回落ちた人の勉強方法 |
勉強範囲 | 基本を大切に満遍なく勉強 | 応用を重視して偏って勉強 |
テキスト | 最新版を使う | 中古を使う |
勉強方法 | アウトプット中心 | インプット中心 |
勉強時間 | 毎日2H程度 | 直前期に纏めて勉強 |
疑問点 | 無料講座などを活用して解決 | あやふやな知識のまま苦手意識を持つ |
試験範囲
簿記2級は試験範囲が広く全てを学習するのは大変です。
1発合格する人はヤマをはらずに、全範囲基本の問題は解ける状態で試験に臨みます。
5回落ちた人は商業簿記は得意だけど工業簿記が苦手で工業簿記の基本問題が解けないで落ちる人が多いです。
工業簿記は難問・奇問が出題されたこともあり苦手意識を持つ人は多いですが、最低限テキストに掲載されている基本問題は解ける状態にして試験に臨みましょう。
簿記2級は絶対評価なので基本問題を全範囲で解けるようになれば、確実に合格レベルに達する設計になっています。
なので、応用問題に取り組む前に基本問題を反復練習をして、苦手論点を無くすことが合格への近道となります。
テキスト
簿記2級を古い中古のテキストを使用する方がいますがおすすめできません。
理由は大きく分けて3つあります。
- 中古のテキストは最新版でない可能性がある(出題形式や会計基準が変わるので最新版のテキストは必須)
- 新品のテキストを購入することでモチベーションが上がる(投資額が大きい方がやる気が出ます)
- 新品でも3千円程度なので中古と価格差が少なく新品購入の方がメリットが高い
難関資格で数十万円もする講座であれば新品で購入するのも躊躇しますが、数千円程度なら新品で購入した方が良いかと思います。
新品のテキストを自分で使用をして汚していくと勉強した成果が目に見えてモチベーションも保ちやすいですよ。
簿記2級のテキスト選びに迷ったら下記の記事を参考にしてみてくださいね。
簿記2級の独学におすすめなテキスト→【簿記2級の独学】におすすめなテキスト3選
勉強方法
簿記はスポーツと同じです。正しいフォームを身につけて、繰り返し練習をすることで身につきます。
1発合格する人はテキストを読むだけでなく必ずアウトプットを並行します。
5回落ちた人はテキストを読むだけ理解した気持ちになってしまうことが多いです。
簿記はテキストである程度理解をしたら、アウトプット中心の学習に切り替えることをおかけします。
頭の中で理解したと思っていても、実際に問題を見て電卓を打つと考え込んでしまい時間が足りなくなったりしますよ。
イメージとしてはインプットとアウトプットの割合を3:7ぐらいにすると本番でも慌てずに問題を解けます
簿記におすすめな電卓→【カシオの電卓で簿記におすすめ機種5選】税理士試験で活躍した電卓を紹介【CASIO派集合】
勉強時間
簿記2級は一夜漬けで受かるほど甘い試験ではありません。
1発合格する人は毎日コツコツと復習と新規論点をバランス良く勉強します。
5回落ちた人はテキストは直前期に纏めて勉強をします。
簿記2級は試験範囲が広いので直前期に纏めて勉強をしても間に合わないか、最初の項目は試験本番に忘れていることがほとんどです。
複数回落ちる人のパターンは【直前期に纏めて勉強→不合格→勉強しないので忘れる→直前期に纏めて勉強→不合格】が多いです。
毎日コツコツと勉強すれば、復習と新規論点の学習をバランス良くできるので記憶が長期的に定着しやすいですよ。
毎日コツコツ勉強する方法→【毎日2時間の勉強は社会人でもできる】平日に勉強する5つのコツを紹介
疑問点
簿記2級は難易度が高い項目もあり、独学の場合には一人で解決するのが難しいこともあります。
1発合格する人は独学でも自分で疑問点を解決して苦手論点を無くします
5回落ちた人は疑問点を放置して苦手論点を克服できないまま本試験に突入します
独学で簿記2級に合格するために1番必要なことは、疑問点を自分で解決できるかです。
疑問点を残したままにすると、本試験で出題された場合には確実にその問題は解けません。
なので、本試験までに疑問点を0にすることは、簿記2級を合格するために1番大事なことですよ。
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仕事の価値観診断の纏め→【仕事の価値観の無料診断】転職の成功には適性を知るのが大事な理由
簿記2級に受からないときの対策の纏め
簿記2級は独学でも十分に合格できる試験です。
しかし、古いテキストや解説が分かりにくいテキストを選ぶと、勉強が非効率となるので評判が良いテキストを選ぶことをおすすめします。
簿記2級は認知度も高く取得すれば、企業にアピールになるので興味があれば目指してみてはいかがでしょうか。
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