転職活動をして書類選考に合格をすると、内定を貰えるのではと期待が高まりますよね。
転職活動で1番通過率が低い(20%~30%前後)のは書類選考なので、書類選考を通過すれば内定の確率は高まります。
書類選考だけでほぼ内定であったケースもあるので、実例も踏まえて紹介をしますね。
この記事では、書類選考に通過だけで内定の可能性があるか知りたい方に向けて、中途採用でほぼ内定になるケースを紹介します。転職活動は2回経験しており、企業でも採用活動に関わったことがあるのでお役に立てるかと思います。
では、纏めていきますね。
【前提】転職の書類選考の結果が遅い(2週間程度)場合はほぼ内定ではない
企業側の心理として、欲しい人材には早く連絡をする傾向があります。
書類選考だけでほぼ内定を決めた人材には、少なくとも3~5日程度で書類選考通過の連絡を出します。
ほぼ内定を得られる人材は他の企業も欲しがることが多いので、企業側は早めに選考を進めて内定を出したいと考え選考スケジュールを早めに設定しますよ。
書類選考の結果が遅くて書類選考に通過した場合には、書類だけでは決められずに他の候補者と比較をして迷っている段階です。
企業側は面接で複数の候補者を比較して最終決定をしたいと考えていますので、面接対策を入念に行う必要があります。
書類選考の通過率の纏め→【中途の書類選考が通らない?】通過率(合格率)を転職体験談から解説
【結論】転職の書類選考合格でほぼ内定の事例5つ
では、実際に転職の書類選考でほぼ内定だった事例を紹介します。
まずは、箇条書きで纏めていきますね。
- 応募要件が細かくて厳しいケース
- 他の候補者と比較をして明らかに優秀なケース
- 地方で他に候補者がいないケース
- 候補者に飛び道具があるケース
- とりあえず人が欲しいケース
では、一つ一つ解説していきます。
①応募要件が細かくて厳しいケース
応募要件を細かく厳しく設定している場合には、書類選考の段階で内定の可能性が高いです。
例えば、求人票に下記のように記載されている場合です。
- 35歳以下
- ビジネスレベルの英語力
- 簿記2級
- 転職回数1回以下
- 経理経験10年
- 部下3名以上のマネジメント経験
細かく条件を設定することによって、書類選考の段階で企業が欲しい人材を明確にしています。
候補者が条件に当てはまれば、面接で余程的外れな回答をしなければ合格しますよ。
企業は求人票に細かい応募要件を開示しておらず、内々に転職エージェントにだけ伝えていることも多いので転職活動は転職エージェントのサポートを受けるのがおすすめです。
<大手に強いおすすめの転職エージェント纏め>
エージェント種類 | オススメなポイント | 体験談 |
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②他の候補者と比較をして明らかに優秀なケース
応募要件は緩めに設定をして幅広く応募を募った結果、他の候補者より明らに優秀な人材が現れることがあります。
書類選考だけで優秀な人材が分かるの?と思うかもしれませんが9割は分かります。
例えば、下記の要件を全て満たす人物は少ないので他の候補者と差別化できます。
- 職務経歴書が完結で分かりやすい
- 職務経歴書で記載されている実績が数値化されている
- 資格、英語力などの実績がある
- 年齢、職歴が応募要件と合致している
履歴書で差がつくことは少ないですが、職務経歴書はフリーフォーマットなので候補者で差が付きます。
職務経歴書の書き方は転職エージェントの添削か本で書き方の基本を学ぶことをおすすめしますよ。
同じ内容でも書き方次第で与える印象が大きく変わりますので1度相談してみてはいかがでしょうか。
有料・無料の職務経歴書の添削サービス→【職務経歴書・履歴書の添削サービス】有料・無料ごとにおすすめを紹介
<職務経歴書の基本が学べる本>
③地方で他に候補者がいないケース
地方の拠点で若手の採用活動を行う場合に起こるケースです。
地方では20代、30代前半をターゲットにして募集をかけても応募が少ないことがあります。
地方は採用活動に苦戦をするので書類選考を通過するレベルの人材自体が貴重となり、書類選考を通過したらほぼ内定になりやすいです。
都内と同じ条件で地方で求人を出しても、地方は倍率が低いので狙い目ですよ。特に大手企業の地方工場は非常に狙い目です。勤務先は上場企業の製造業ですが、工場経理や工場総務は人材を確保するのが難しいです。
若手で勤務地に希望がない場合には、書類選考だけでも地方の企業に応募してみてはいかがでしょうか。
④候補者に飛び道具があるケース
候補者に他者にない圧倒的な強みがある場合には、希少性が高いので書類選考通過で内定がほぼ決まります。
例えば、
- 弁護士、 公認会計士、税理士の専門資格+英語が話せる
- 英語+中国語が話せる
- 海外駐在の経験など希少価値が高い経験
希少価値が高い資格や経験を持った人材で、求人を出しても滅多に遭遇しない人材は企業は確保したいと考えます。
希少価値が高い人材になる基本は英語力を上げることなので、将来高年収を確保したければ英語の勉強だけは継続しましょう。
単語力はTOEICや英会話でも必要不可欠なので、英語の学習は単語の学習から始めるのがおすすめです。
<おすすめ単語帳>
⑤とりあえず人が欲しいケース
大量採用、大量離職のケースです。
とりあえず人が欲しいので、来るもの拒まずで採用をします。
入社するのは簡単ですが、入社後のワークライフバランスは取れないのでまったりと働きたい方にはおすすめしません。
大量採用、大量離職のケースの求人票には下記の特徴があります。
- 頻繫に求人を出している
- 応募要件がやる気など精神的な部分に偏っている
- 平均年齢が若い
- 高年収をアピールしている
- 書類選考→最終面接と選考が短い
とりあえず人が欲しい企業は採用コストを下げたいので、ハローワークや転職サイトを利用する傾向が高いですよ。
【参考】ブラック企業を避けるのにおすすめな転職エージェント
とりあえず人が欲しい企業を避けたい場合には、転職エージェントに依頼するのがおすすめです。
転職エージェントは得意とする年齢や性別が異なりますので、迷ったら下記の区分に従ってサポートを依頼しましょう。
- 第二新卒:マイナビジョブ20's
- 女性:パソナキャリア
- 20代・30代: マイナビエージェント
<初めての転職におすすめな転職エージェント>
エージェント種類 | オススメなポイント | 体験談 |
マイナビエージェント | マイナビエージェントでは、各企業の人事担当者と直接会って、求人票だけでは分からない詳細な情報を入手しています。 できるだけその企業や業界について深く理解した上で、応募先企業を決めることができるので安心です。 | 【マイナビエージェントの特徴】体験談と評判からメリットとデメリットを解説します |
パソナキャリア | はじめての転職ならではの不安や疑問を解消できるよう、転職活動のやり方や自己PRの仕方など、丁寧にサポートします。 創業40周年を迎えるパソナグループでは、創業時から女性の就労支援をおこなってきたノウハウを基にした女性への転職支援が得意。 | 【パソナキャリアの特徴】体験談と評判からメリットとデメリットを解説 |
マイナビジョブ20's | 人材サービスを幅広く扱うマイナビの中でも、20代を専門としているのは『マイナビジョブ20's』のみです。 マイナビの情報網を活かしつつも、20代という若年層に特化しているからこその強みがあります。 通常の転職サイトでは掲載されていないような"非公開求人"が80〜90%を占めています。 | ※マイナビエージェントの体験談を参照 |
【参考】転職の面接に合格するための自己分析
面接のために再度自己分析もしておくと内定の確率が高くなりますよ。
面接の通過率を上げるには、自分の価値観を分析して一貫性のある回答を作ることが大事となります。
書類選考を通過しているという事は、企業が求めるスペックは満たしています。後は面接対策をすれば内定を得られる可能性が高いです。
自分の価値観分析を事前に行うことで、面接での質問に自然に答えられるようになります。
例えば、価値観分析を基にして下記の質問にスラスラ答えることができます。
- 自己PR
- 長所と短所
- 相性が良い仕事仲間のタイプ
また、価値観診断を実施しておくことで相性が良い企業や上司のタイプも確認できます。結果は合格した場合に内定を受けるかの判断材料になりますよ。
私が価値観診断の結果で精度が高いと感じたのが、ミイダスが提供する無料の自己分析プログラム( コンピテンシー診断 )です。
貴方の選択した回答に基づいて、適職診断を自動で行ってくれる仕組みです。所要時間は約30分程度なので気軽に行えます。結果を見て頂ければ分かりますが、詳細に性格や職務適性を分析してくれます。無料なので気軽に試せるのでおすすめです。
具体例を見て頂いた方が分かりやすいかと思いますので、私の結果を貼り付けます。
実際に職務適性を見ると、経理が9と出ています。私自身も経理にとても向いていると考えていますので、分析の精度の高さが伺えます。
※無料登録によりコンピテンシー診断が可能となります。
仕事の価値観診断の纏め→【仕事の価値観の無料診断】転職の成功には適性を知るのが大事な理由
転職は書類選考合格ならほぼ内定の纏め
書類選考に通過をしている場合には転職活動は順調ですよ。
書類選考に通過していることは企業が求めるスペックを満たしているので、近々に内定は得られます。
面接は相性もあるので過度に結果を気にせずに活動をするのがおすすめです。
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