【総務に向いていない人は？】向いている人も科学的に診断【現役総務が解説】

総務は会社に必ずなくてはならない存在なので、総務の仕事に興味を持つ方も多いのではないでしょうか。

実際に私も総務の仕事をしてみると仕事の幅が広く、総務の仕事をする前と後では総務への見方が変わりました。

一方で総務は仕事が幅広い分向き不向きが分かれる職種とも言えるので、総務に転職をしたい方は落ち着いて考えてみることをおすすめします。

この記事では、総務の向き不向きを知りたい方に向けて、総務に向いている人と向いてない人の特徴を解説します。実際に海外子会社で総務部長も兼務していますので、お役に立てるかと思います。

では、纏めていきます。

【前提】総務は向き不向きが大きく分かれる

総務は対人関係がメインのお仕事となるので、向き不向きが大きく分かれます。

例えば、営業であれば外回りに逃げる、経理であれば専門知識があれば実力で勝負するなど人間関係で悩みを緩和する方法があります。しかし、総務は基本的に逃げ場がなく社内で上手く立ち回るスキルが重要となります。

正直に言えば、私が総務に向いているかと言われれば面倒くさいくて好きにはなれません。経理を専門でやっていた時の方が楽でした。

しかし、総務は従業員に感謝をされたり、自分が企画したイベントが盛り上がるったときの達成感など総務ならでは面白さもあります。

総務の仕事が面白ければ天職と言えるほど、総務の仕事を楽しんでいる部下もいるので、向き不向きが大きく分かれる職種です。

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【結論】総務に向いていない人の特徴５つ

では、早速ですが総務に向いていない人の特徴５つを紹介します。

まずは、箇条書きで纏めていきますね。

1. 社内調整が苦手ない人
2. クレームに耐性がない人
3. 年上が苦手な人
4. イベントの企画が苦手な人
5. 雑用をやりたくない人

では、一つ一つ解説していきますね。

① 社内調整が苦手な人

総務は社内の様々な調整ごとを毎日こなしていかなくてはなりません。

例えば、

• 従業員同士の揉め事の仲裁
• 役員のスケジュール調整
• 共用設備の修繕スケジュールの調整
• 社内イベントの調整
• 各種手続きの申請業務の調整

総務は毎日誰かとスケジュール調整や当事者間の間に入って仲裁していると言っても過言ではありません。

総務を始めて担当したときは、ここまで総務がやらなくてはいけないの？奉仕の精神がないとできない！と思いました。

その反面上手く調整をすると従業員から感謝されて、公私ともに仲良くなったりもする面白みもあります。

社内調整が苦手と感じている方は総務の仕事の半分以上が苦手と感じるはずなのでおすすめできません。

社内調整を上手く行うコツ→【調整業務が苦手でストレス】嫌いな調整業務を効率化するコツ５つ

② クレームに耐性がない人

総務には日々何らかの意見や要望が寄せられます。

例えば、

• 社内規定が曖昧だから直ぐに修正しろ
• Aさんの勤務態度が不真面目だから注意しろ
• 社内イベントについての意見
• 福利厚生が足りない
• 食堂がまずい

挙げれば切りがないですが、多種多様な意見が来るたび調査をして回答をする必要があります。

会社を良くしたいと本気で思って寄せられる意見を反映して、実際に改善したときは全社で表彰されたりやりがいがある場面もあります。しかし、時には無茶苦茶な要求でクレームに近いと感じるものすらありますが、総務の立場上とりあえず意見を聞く必要がありますよ。

アルバイトなどで理不尽なクレームを受けても受け流すことができるタイプなら総務は向いてますが、反論を直ぐにしたくなる人は総務に向いてません。

怒りをコントロールするにはアンガーマネジメントがおすすめです→【アンガーマネジメントのおすすめ本５選】仕事や育児に役立つ書籍を紹介

③ 年上が苦手な人

総務で上手く生き抜くには、キーマンを抑える必要があります。

総務のキーマンは下記の人物です。

• 総務のお局様：管理職以上の謎の権限を持つ
• 役員：名実ともに直属上司よりも権限を持つ

総務が通常の部署と異なるのが直属の上司と同じくらい、お局様と役員の評価が大事となることです。

お局様は総務の経歴が長く社内で強力な人脈を構成しており、出世にも興味がないので無敵社員の可能性が高く嫌われると業務がやりにくいです。また、総務は役員とダイレクトにやり取りをすることが多いので、役員が人事に口出しをすることが多い部署です。役員は総務のAさんは良くやっていると言い始めたら、次の評価でAさんが良い評価を取ります

なので、年上が苦手な方はお局様と役員の扱いが難しく感じるので総務はおすすめしません。

④ イベントの企画が苦手な人

近年の日系企業では減少傾向ですが、社内イベントの企画も総務の仕事の１つです。

例えば、

• 社員旅行
• 役員の歓送迎会
• 全社のパーティー
• 運動会
• 創業式典

大なり小なり総務はイベントの主催者となることが多いです。

総務の評価の１つとして従業員満足度がありますので、イベントで従業員から評価を得る必要があり様々な満足度を高めるために仕掛けをする必要があります。

私はイベントの企画などは苦手だったので社内行事がある度に、何の不満を言われるのかビクビクしていました。

一方でイベントを企画するのが好きな人はイベントがある度にウキウキしていたので、自分との差にビックリしましたよ。

イベント企画が苦手な方は総務は向いていませんのでおすすめしません。

⑤ 雑用をやりたくない人

総務は雑用を多々頼まれます。

例えば、

• 簡単な資料の作成
• 来客対応
• 緊急な掃除
• 各種予約手配
• 問い合わせ対応

挙げれば切りがないですが、毎日何かしらの雑用が依頼されます。

大企業の正社員や、役職が上位になっても書類作成は頼まる確率が高いのでExcelの技能は上げて置くことをおすすめします。

Excelが学べる本→【経理で使うExcelが学べる本５選】エクセルで業務効率化を狙える書籍を紹介【資料作成の本も併せて紹介】

【参考】総務に向いているかを科学的に調べてみる

総務に向いているか気になったら、科学的に適職診断をしてみてはいかがでしょうか。

選択式の質問に答えるだけで、科学的な根拠に基づいて貴方の適職を診断してくれるプログラムがあります。

コンピテンシー診断は、ミイダスが提供する無料の自己分析プログラムです。

貴方の選択した回答に基づいて、適職診断を自動で行ってくれる仕組みです。所要時間は約３０分程度なので気軽に行えます。結果を見て頂ければ分かりますが、詳細に性格や職務適性を分析してくれます。無料なので気軽に試せるのでおすすめです。

具体例を見て頂いた方が分かりやすいかと思いますので、私の結果を貼り付けます。

適職診断で使うのは、【職務適性】です。

実際に職務適性を見ると、経理が９と出ています。私自身も経理にとても向いていると考えていますので、分析の精度の高さが伺えます。

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仕事の価値観診断の纏め→【仕事の価値観の無料診断】転職の成功には適性を知るのが大事な理由

総務は向き不向きの纏め

総務は向き不向きが大きく分かれる職種です。

向いていると感じれば残業も少なく働きやすい職種ですよ。

総務は全ての会社に必要なので募集も多く未経験からでも転職するチャンスはあるので挑戦してみてはいかがでしょうか。