転職活動をすると、現職に残るか迷うことが度々ありますよね。
私は3回の転職活動のうち、最初の2回は実際に転職をして、最後の1回は現職に残る選択をしました。
新しい職場で働く転職をするのはリスクがあるので、慎重に考える必要があります。
この記事では、現職に残るか迷っている方に向けて、転職するか現職に留まるべきか判断する際に役立つ情報を提供します。採用担当を務めた経験と転職活動を3回した経験から解説するのでお役に立てるかと思います。
では、纏めていきます。
【前提】転職活動をした後に現職に残る人も多い
転職活動をした結果、転職せずに現職に残る人は多くいます。
実際に私も転職活動をした後に現職に残りましたし、友人や職場にも数名は転職活動をしても現職で働き続けている人はいます。
転職活動の途中でも、内定が出た後でも、いつでも好きなタイミングで転職活動は止めても全く問題ありませんよ。
転職エージェントが強引に転職を勧めることがありますが、その場合にはしっかりと意思表示をしてお断りしましょう。
転職エージェントは貴方が実際に転職をした場合にのみ利益が発生するので、基本的には転職を勧めます。
※転職エージェントはデメリットを理解して利用すれば、転職活動で強い味方になりますよ。
転職エージェントの利用のデメリット→【転職エージェントは使うな?】デメリットもあるが対策可能
【調査】内定先の企業は入社前に事前に調べる
内定した企業が既にある場合には、現職の職場と比較をするためにも内定先企業を事前に調査することをお勧めします。
例えば、下記の事項を優先して確認すると転職先での働き方をイメージしやすいですよ。
- 採用の職位と等級の明確化
- 入社後の業務内容の詳細
- 欠員募集or増員募集
- 中途社員の割合
- 所属する部門のメンバー構成
- 新卒の離職率
- 過去の業績(3年~5年程度)
確認すべきポイントと方法→【転職で内定が出て迷う】入社前に確認すべき7つのポイントを解説
【現職に留まる】のがおすすめな場合
では、実際に私が転職の経験を踏まえて、現職に留まることが良い結果になるケースを考えてみます。
まずは、箇条書きで纏めていきますね。
- 上司との関係が良好であること
- ワークライフバランスを確保できる
- 仕事内容に満足している
- 会社から評価されている
- 転職先に求めるものが明確でない
上記に当てはまっても、転職に明確な目的(例:やりたい仕事がある)がある場合には、意思を尊重することをお勧めします。
では、一つ一つ解説していきますね。
上司との関係が良好であること
サラリーマンである以上は、上司との関係が仕事に与える影響は大きいです。
貴方が業務をこなすには、上司の確認や承認を受ける必要があるので、上司とは常に仕事で関わり合いがあります。
なので、上司との関係性が良好である場合には、ストレスが少なく承認が受けられて貴方は職場で働きやすいはずです。私が転職を思い留まった理由の1つは、上司と気軽に相談できたり希望を聞いて貰いやすかったことがあります。
転職をすれば上司が変わるので、新しい上司と良好な関係を再度構築する必要がありますよ。
上司と良好な関係を築くのは簡単ではないので、良好な関係が築けているのは現職に残る大きなメリットではないでしょうか。
ワークライフバランスを確保できる
ワークライフバランスを確保できている状態であれば、無理に転職をする必要はないのではないでしょうか。
例えば、
- 残業時間が短い
- 有給休暇を取りやすい
- フレックスが使える
同じ職場に長く勤務すると、定時に帰れることが当たり前と思いますが、転職先も同じとは限りません。
私はホワイトな職場で働いていますが、仕事が退屈に感じることがあります。なので、仕事に刺激ややりがいを求めたい気持ちは理解できます。
しかし、ワークライフバランスを確保できるのは、現職に残る大きなメリットではないでしょうか。
仕事内容に満足している
仕事が楽しいと思っていたり、やりがいを感じている方は、キャリアアップのために転職を検討するかもしれません。
しかし、同じ職種に転職をしても希望の業務内容に付けないリスクがありますよ。
なので、現状の仕事内容に満足している方は、社内でキャリアアップする方法を考えてみてはいかがでしょうか。私は将来海外駐在をしてみたいと考えていたので、希望を出していたら、経理の海外駐在で赴任することができました。関連職種の社内異動(キャリアアップ)は比較的通りやすいですよ。
現状の仕事内容に満足しているならば直ぐに転職をする必要はないので、部内のジョブローテーションの提案などを行った後で転職をしても遅くはありませんよ。
会社から評価されている
会社から良い評価を得て出世コースに乗っている場合には、リスクを冒して転職をする必要があるか慎重に検討することをおすすめします。
働く限り自分の仕事は評価された方が楽しいです。
高い年収を得られたとしても、自分の仕事が全く評価されなかったら辛いです。私は営業で全く評価されなかったですが、経理で評価をされて経理の仕事が好きになりました。
評価をされると社内での立場も強くなり働きやすいので、社内に残るメリットはありますよ。
転職先に求めるものが明確でない
何となく転職はおすすめできません。
なぜなら、転職先に求めるものが明確でないと、リスクを冒してわざわざ転職をする必要がないからです。
転職先に求めるものが明確でない場合には下記の順番で整理してみることをおすすめします。
- 現職の不満を洗い出す
- 不満の中で解消したい項目に優先順位をつける
- 優先順位に従って、不満を解消できる求人を探す
私の最初の転職は、営業職種の仕事内容に不満(合わなかった)があったので、職種変更を軸に転職をしました。
【転職をする】のがおすすめな場合
直ぐに転職するのがおすすめな場合は、どのような場合でしょうか。
まずは、箇条書きで纏めていきます。
- キャリアチェンジ(職種変更)をしたい
- 年収UPをしたい
- 転勤をしたくない
では、一つ一つ解説をしていきますね。
キャリアチェンジ(職種変更)をしたい
キャリアチェンジは社内異動でも良いと思う方もいますが、社内異動は運の要素が強く即効性がありません。
私は営業から経理への社内異動を4年間出していましたが、残念ながら通りませんでした。
社内異動はキャリアアップ(関連職種への異動)は通りやすいですが、関連がない職種へのキャリアチェンジは通りにくいですよ。
また、未経験の転職は年齢が若い方が圧倒的に採用されやすいので、早期に転職することをおすすめします。
年収UPをしたい
大幅な年収UP(50万以上)を直ぐに達成したいと考えている方は、転職をすることをお勧めします。
社内の給与体系では年間の昇給額が決まっているので、1年間で昇給できる金額は大企業でも20万円程度でしょう。
※主任や係長など役職が上がった時は、大きく年収は上昇します。
なので、直ぐに年収を上げたいと考えている場合には、平均年収が高い企業に転職した方が早いです。
社内での評価と社外での評価は異なるので、転職で100万円以上給与が上がる可能性もありますよ。
自分の適正年収が気になる場合には、ミイダスの年収診断で本来貰えるべき年収相場を調べてみてはいかがでしょうか。
転勤をしたくない
全国、全世界転勤が前提の企業に勤めている場合には、転勤のリスクは常にあります。
なので絶対に転勤をしたくない場合には、限られた場所にしか拠点がないか、転勤がない前提の会社に転職することをお勧めします。
ベンチャー企業や中小企業などは、転勤の可能性が少ないですよ。
中小企業の体験談→【中小企業の一人経理の体験談】メリットとデメリットを解説
【転職活動を継続する方へ】転職を後悔しないために行うべきこと
転職活動を継続したいという方に向けて、転職に後悔しないためのコツを紹介します。
まずは、箇条書きで纏めていきます。
- 自己分析をしっかりとする
- 複数の転職エージェントを利用する
私は2回目の転職で上場企業の経理に転職しましたが、現在でも後悔していないのは、上記の2つを試したことが大きいです。
では、一つ一つ解説をしていきますね。
自己分析をしっかりとする
自己分析をしっかりとすることで、貴方が企業に求めるものが明確になります。
選択式の質問に答えるだけで、科学的な根拠に基づいて貴方の適職を診断してくれるプログラムがあります。
コンピテンシー診断は、ミイダスが提供する無料の自己分析プログラムです。
貴方の選択した回答に基づいて、適職診断を自動で行ってくれる仕組みです。所要時間は約30分程度なので気軽に行えます。結果を見て頂ければ分かりますが、詳細に性格や職務適性を分析してくれます。無料なので気軽に試せるのでおすすめです。
具体例を見て頂いた方が分かりやすいかと思いますので、私の結果を貼り付けます。
適職診断で使うのは、【職務適性】です。
実際に職務適性を見ると、経理が9と出ています。私自身も経理にとても向いていると考えていますので、分析の精度の高さが伺えます。
※無料登録によりコンピテンシー診断が可能となります。
仕事の価値観診断の纏め→【仕事の価値観の無料診断】転職の成功には適性を知るのが大事な理由
転職エージェントを複数利用する
転職エージェントを複数利用することで、貴方のキャリア診断を複数のキャリアアドバイザーに客観的に診断してもらえます。
また、複数の転職エージェントを利用することで非公開求人の紹介を沢山受けられるので、単純に貴方の希望にあった企業を見つけやすくなります。
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エージェント種類 | オススメなポイント | 体験談 |
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転職活動をしても現職に残るかの纏め
転職をすることはリスクですが、転職活動をするだけならばリスクはありません。
なので、自分が本当に納得する転職先を見つけるまで転職活動を継続するも選択肢の一つですよ。
転職活動は疲れますので、体調管理だけは気をつけてくださいね。
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