転職をするときに必ず準備する必要があるものは志望動機です。
特に未経験者採用の場合には志望動機の出来で、企業が候補者の転職の本気度合いを判断するので重要な項目となります。
実際に私は転職で数十社面接を受けましたが志望動機を聞かれなかったことはありませんよ。
また、自分が採用担当をしていたときも志望動機は必ず聞いていました。
この記事では、税理士事務所や会計事務所に未経験で転職を考えている方に向けて、志望動機の書き方を例文付きで紹介します。実際に私は2回転職をした経験があり、一般企業の経理でも採用担当をしていたのでお役に立てるかと思います。
では、纏めていきます。
【前提】税理士事務所・会計事務所の志望動機の作り方の雛形【税理士法人にも使える】
転職の志望動機の作り方には一定の方が存在します。
雛形を理解すれば志望動機を作りやすくなるので、まずは雛形を理解しましょう。
志望動機は下記のSTEPで作ることをおすすめします。
- 結論:未経験で税理士事務所や会計事務所に転職したい理由を端的に述べる
- 具体例:結論の考えに至ったきっかけ
- 努力:結論を達成するまでに行った自主的に行った努力
- メリット:努力から得られた経験(知識)が税理士事務所や会計事務所に活かせる旨
- 個別の志望動機:数多ある税理事務所や会計事務所のなかで応募した税理士事務所や会計事務所を志望する理由
上記の順番で作成をすると論理的であり、相手にも端的に伝わりやすいです。
文字数は面接で1分程度で話せる250文字~350文字程度で纏めると相手も集中して話を聞いてくれますよ。
この記事では、個別の志望動機を除く1~4までを解説しますね。
志望動機に限らず職務経歴書の作成方法に不安があれば第三者からアドバイスを受けるのもおすすめですよ。
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経理のキャリアは多種多様なプランがありどの道を目指すかで優先して経験・勉強すべきことは異なります。
例えば、
- 年齢
- 将来経理以外の職種につきたいか
- マネジメントをしたいか
- 制度会計、税務、管理会計、財務、原価計算のどれを武器とするか
- 未経験から経理になるには何をしたら良いか
貴方が置かれている状況をヒアリングして、貴方に最適なキャリアプランをアドバイスさせていただきます。
また、キャリアに関する質問にも回答させていただきますよ。
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【結論】税理士事務所・会計事務所の志望動機を3つの例文で解説【未経験でも使える】
では、早速ですが税理士事務所・会計事務所の志望動機を例文を用いて解説したいと思います。
未経験者から税理士事務所や会計事務所への転職の場合には、大きく分けて3つのパターンで志望動機が作れます。
まずは、箇条書きで纏めていきますね。
- 資格取得の実績から志望動機を書く
- 前職の経験から志望動機を書く
- プライベートの実績から志望動機を書く
では、纏めていきます。
① 資格取得の実績から志望動機を書く
税理士事務所や会計事務所へ転職を目指している方の多くは、簿記などの資格を取得しているのではないでしょうか。
税理士事務所や会計事務所は資格が重視されているので、資格合格の実績と勉強したエピソードは志望動機でアピールになります。
では、資格取得の実績から志望動機を書いてみます。番号は【前提】に記載したSTEPに対応していますよ。
①簿記の知識を活かせる仕事に付きたいと考えて税理士事務所や会計事務所への転職を決意しました。②株式投資で財務諸表を正しい知識で読みたいと簿記の勉強を始めましたが、実際に勉強をする過程で簿記を活かして数値を分析する楽しさを感じました。③先月簿記2級に合格した後も簿記の勉強の学習も継続しており現在は税理士試験の合格を目指して勉強をしております。④未経験ではありますが簿記の知識と向上心を活かして、早期に業務に馴れることで教育期間を短縮できると考えています。
最後に⑤の個別の志望理由を入れれば完成です。
② 前職の経験から志望動機を書く
資格を取得していない場合には前職の経験からも、志望動機を作成することができますよ。
税理士事務所や会計事務所はコミュニケーション能力が重視されているので、調整力や営業力は志望動機でアピールになります。
では、前職の経験から志望動機を書いてみます。番号は【前提】に記載したSTEPに対応していますよ。
①前職では接客業で不特定多数のお客様をサポートしていましたが、一人一人のお客様に密接なサポートをしたいと考え税理士事務所や会計事務所への転職を決意しました。②お客様からの困りごとを解決することにやりがいを感じており、長期的に深くお客様の課題を一緒に解決したいと思いが日々強くなりました。③専門用語を平易な言葉や図を用いて説明することで、お客様からの満足度アンケートでは社内で1位を取りました。現在は会計・税務の専門的な知識を身につけるために簿記の勉強をしています。④未経験ではありますが持ち前のホスピタリティを活かして、お客様の満足度を高めることに貢献できると思います。
最後に⑤の個別の志望理由を入れれば完成です。
どのような職種経験がアピールになるかは、税理士事務所や会計事務所の転職に強い転職エージェントに聞いてみてはいかがでしょうか。
税理士事務所や会計事務所の転職におすすめな転職エージェント
税理士事務所や会計事務所の転職に強い転職エージェントを紹介します。迷ったら税理士業界の転職最大手であるヒュープロに登録しておけば間違いはありません。
エージェント種類 | オススメなポイント | 体験談 |
リクルートエージェント | リクルートエージェントは求人数No.1 非公開求人の紹介、転職市場の動向、過去の事例などを考慮し、非公開求人も含めた多数の求人の中から最適な求人を紹介します。 | 【リクルートエージェントの特徴】体験談と評判からメリットとデメリットを解説します |
ヒュープロ | ヒュープロは士業・管理部門特化の転職支援サービスです。 上場/上場予定企業の管理部門(経理・法務)や税理士法人・会計事務所とのネットワークが非常に広く、 業界最大級のマッチング数や日本の主要都市をはじめとして全国9000件以上の掲載求人数を誇ります。 | |
マイナビジョブ20's | 人材サービスを幅広く扱うマイナビの中でも、20代を専門としているのは『マイナビジョブ20's』のみです。 マイナビの情報網を活かしつつも、20代という若年層に特化しているからこその強みがあります。 通常の転職サイトでは掲載されていないような"非公開求人"が80〜90%を占めています。 | 【マイナビエージェントの特徴】体験談と評判からメリットとデメリットを解説します ※マイナビエージェントの体験談を参照 |
③ プライベートの実績から志望動機を書く
資格を取得しておらず、前職の経験も税理士事務所や会計事務所と関連が薄い場合にはプライベートの実績から志望動機を作成することができますよ。
税理士事務所や会計事務所はストレス耐性や体力が重視されているので、運動関係での実績は志望動機でアピールになります。
では、プライベートから志望動機を書いてみます。番号は【前提】に記載したSTEPに対応していますよ。
①前職では製造現場で働いていましたが、趣味であるマラソンで経営者の悩みを聞くうちに経営者をサポートする税理士事務所や会計事務所への転職を決意しました。②マラソンではタイムを短縮するために、目標タイムから逆算をしてトレーニングを立案します。その思考方法が経営者のサポートに役立つと感じました。③実際のトレーニングでは目標タイムに近い仲間の練習方法を研究することで効率的練習をして、大会ではタイムを3分短縮して目標タイムを大きく上回りました。現在は会計・税務の専門的な知識を身につけるために簿記の勉強をしています。④未経験ではありますがマラソンで培った忍耐力と思考方法を活かして、経営者の業績達成のサポートのお役に立てるかと思います。
最後に⑤の個別の志望理由を入れれば完成です。
【参考】税理士事務所・会計事務所の自己PRは未経験でも簡単に作れる
未経験の転職の場合は志望動機と併せて自己PRも注目されます。
自己PRの作成も苦手とされる方はいますが、自己PRもSTEPごとに作成すれば簡単に作れますよ。
近年は自己PRの肝である自己分析を自動で行ってくれるツールもあり、30分あれば一生使える自己PRが作成可能です。
具体的な自己PRの作成方法→【職務経歴書の自己PRが思いつかない】例文付きで受かる自己PRの書き方を紹介
【参考】会計事務所や税理士事務所の仕事に向いているか科学的に調べてみる
会計事務所や税理士事務所の仕事に向いているか気になったら、科学的に適職診断をしてみてはいかがでしょうか。
選択式の質問に答えるだけで、科学的な根拠に基づいて貴方の適職を診断してくれるプログラムがあります。
コンピテンシー診断は、ミイダスが提供する無料の自己分析プログラムです。
貴方の選択した回答に基づいて、適職診断を自動で行ってくれる仕組みです。所要時間は約30分程度なので気軽に行えます。結果を見て頂ければ分かりますが、詳細に性格や職務適性を分析してくれます。無料なので気軽に試せるのでおすすめです。
具体例を見て頂いた方が分かりやすいかと思いますので、私の結果を貼り付けます。
適職診断で使うのは、【職務適性】です。
実際に職務適性を見ると、経理が9と出ています。私自身も経理にとても向いていると考えていますので、分析の精度の高さが伺えます。
※無料登録によりコンピテンシー診断が可能となります。
仕事の価値観診断の纏め→【仕事の価値観の無料診断】転職の成功には適性を知るのが大事な理由
税理士事務所・会計事務所の志望動機の作り方の纏め
未経験の転職では志望動機と自己PRが非常に大切になります。
志望動機と自己PRをテキトウに書くと書類選考を通過したとしても、面接で突っ込まれ落ちる可能性が上がります。
書類選考の段階から事前に準備することで合格率を上げることができるのでしっかりと対策をしましょう。