経理の転職活動

【簿記2級持ち40代経理未経験】が経理に転職できる可能性と転職のリスクを解説

40代から未経験で経理に転職したいと相談を受けることがありますが、結論から言うとリスクは大きいです。

何歳になっても新しいことに挑戦するのは素晴らしいことですが、後悔しないために挑戦する前にリスクだけは認識することをおすすめします。

転職だけが正解ではなく、転職する以外で経理になる方法も合わせて検討してみてはいかがでしょうか。

この記事では、40代で経理に未経験で転職したい方に向けて、未経験で経理に転職することのリスクと難しさを解説しています。経理内部の事情を知る現役経理マンが本音で語りますので、転職を検討している方はみてくださいね。

では、纏めていきますね。

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【前提】簿記2級を活かせる仕事は経理だけでない

簿記2級は経理の転職にも有利になりますが、数値に強いことは経理以外の仕事でも有利となることが多いです。

なので、経理への転職が上手くいかない時は他の職種への転職を検討してみてはいかがでしょうか。

例えば下記の仕事では簿記2級の知識が活かせますよ。

  1. 経営企画・事業企画
  2. 営業(BtoB)
  3. 会計事務所、税理士事務所
  4. 管理職全般

上記以外でも簿記2級を活かせる仕事は沢山あるので1度転職エージェントに相談してみてはいかがでしょうか。

経理に強い転職エージェント→【経理に強い転職エージェントのおすすめ】未経験者と経験者別に紹介

【参考】自分の適職を科学的に調べてみる

自分の適職が何か気になったら、科学的に適職診断をしてみてはいかがでしょうか。

選択式の質問に答えるだけで、科学的な根拠に基づいて貴方の適職を診断してくれるコンピテンシー診断をミイダスが提供しています。

自分の適職や上司との相性が分かって面白いですよ。

貴方の選択した回答に基づいて、適職診断を自動で行ってくれる仕組みです。所要時間は約30分程度なので気軽に行えます。結果を見て頂ければ分かりますが、詳細に性格や職務適性を分析してくれます。無料なので気軽に試せるのでおすすめです。

具体例を見て頂いた方が分かりやすいかと思いますので、私の結果を貼り付けます。

ミイダス コンピテンシー診断
※クリックすると拡大できます

適職診断で使うのは、【職務適性】です。

実際に職務適性を見ると、経理が9と出ています。私自身も経理にとても向いていると考えていますので、分析の精度の高さが伺えます。

※無料登録によりコンピテンシー診断が可能となります。

適職診断については下記の記事でも纏めていますので良かったら見てくださいね。

【仕事の価値観の無料診断】転職の成功には適性を知るのが大事な理由

【結論】経理未経験40代は一般企業の経理でなく会計事務所を目指すべき

結論から言えば、一般企業の経理への転職の可能性は0ではないが非常に難しいのが素直な回答です。

経理の未経験者の採用は35歳以下が限度でありそれ35超は、書類選考で落とされてしまうケースが多いです。私は上場企業に勤務をしていますが、未経験では35歳超の採用実績はありません。

なので、上場企業はUSCPAや税理士など難関資格がないと不可能と言っても過言ではありません。

経理未経験40代で採用される可能性があるのは、中小企業、会計事務所や税理士事務所になります。特に会計事務所や税理士事務所では経理未経験での採用例もあり、人手不足も相まって40代でもチャンスはあります。

特に会計事務所や税理士事務所は、近年では人手不足なので簿記2級があれば採用される可能性がありますよ。

会計事務所の仕事内容が分かる本→【会計事務所の仕事を勉強できるおすすめ本5選】税理士事務所の仕事も理解できる書籍を紹介

【参考】一般企業の経理と会計事務所の違いは?

一般企業の経理と会計事務所は簿記という点では共通点はありますが仕事内容は異なります。

一般企業の経理は1つの企業を深く、会計事務所や税理士事務所は多数の会社を広く浅く担当するのが基本です。

なので、一般企業の経理は高度な会計知識や税務知識をじっくりと行い方、会計事務所は基本的な会計知識と税務知識を幅広く経験をしたい方に向いています。

中小企業の経理が分かる本→【中小企業の経理実務の勉強におすすめな本5冊】分かりやすい書籍を紹介

【参考】40代の経理未経験者に企業が期待すること

企業が40代を採用する場合に、期待することを理解すれば書類選考や面接でアピールしやすいですよね。

なので、箇条書きで纏めていきます。

  • マネジメント経験(業務を慣れた後に若手の面倒をみてくれるか)
  • 社内や社外の調整業務の経験
  • プレゼン資料の作成経験

上記の3つがあると企業にアピールをしやすいですよ。

なので、マネジメントは事前に勉強をしておくことをおすすめします。

マネジメントが学べる本→【プレイングマネージャーにおすすめの本5選】係長にも読んで欲しい書籍を紹介

【40代での転職のリスク】未経験での転職の場合に事前に理解したい5つのこと

40代 経理未経験 転職

転職を決断をする前に40代で未経験で経理に転職をするリスクも考えてみましょう。

まずは、箇条書きで纏めていきます。

  1. 転職が長期化する可能性
  2. 年収が下がる可能性
  3. 転職先で馴染めない可能性
  4. 転職後に再転職が難しい
  5. 経理部で出世するには多大な努力が必要

では、一つ一つ解説をしていきます。

①転職が長期化する可能性

40代の経理未経験者を採用する企業の求人は少ないのが現状です。

そして、数少ない経理未経験者を採用する企業には、多くの応募者が殺到するので倍率が高いです。

なので、転職活動が長期化する可能性が非常に高く、1年転職活動を行っても転職が決まらないこともあるでしょう。

働きながらの転職活動は、想像以上に時間を取られます。求人探し、職務経歴書の準備やメンテナンス、面接などやる事が沢山あります。また、転職活動は不採用が続くと気分も落ち込みます。

貴重なプライベートの時間を転職活動に使うこと、また精神的な負担を被ることは、転職活動が長期化するにつれてストレスが大きくなります。

経理未経験での求人は若手募集が多い

企業は未経験者採用の場合には、一定の年齢制限を内々に設けている可能性が非常に高いです。

未経験者採用の前提は、若手を取って企業内部で育てることを念頭に置いて採用活動をしています。

年齢構成で若手が不足していたり、指導する側が年下だと教えやすかったりと、企業ごとに理由は違えど若手を求めている可能性が非常に高いです。

結果論ですが、勤め先では未経験で経理を採用した実績は35歳以下しかありません。

②年収が低くなる可能性

次に採用されたとしても給与の条件の問題があります。

特に、上場企業など給与が高いレンジで働いていた方や役職についていた方は給与が大幅に下がります。

キャリアチェンジとは、簡単に言えば新入社員としてもう一度新しくキャリアをやり直すイメージです。

40代で経理に未経験で転職して年収が上がることはほとんどないと言っても過言ではありません。

間違いなく言えることは、中途入社で入る会社の40代の平均給与よりは、低い条件で入社することは覚悟する必要があります。

③転職先に馴染めない可能性

転職経験がある方なら分かるかと思いますが、慣れ親しんだ会社から新しい会社で働くのは文化の違いでストレスが急激に溜まります。

ストレス耐性が低い方や、変化を嫌う方には、40代未経験での経理への転職はおすすめしません。

特に前職の在籍が長い場合や、1度も転職したことがない方は、急減な変化のストレスから辞めてしまう方も多いです。

例えば、前職では後輩を指導する立場だった方が、いきなり教えられる側になるのは非常に辛いと思います。40代だと年下に教わることも多いので、お互いに気を使い疲れます。基本的に未経験は教わらないと何も仕事ができないので、ストレスが溜まりやすいです。

また、何気なく話せる相手もいないので最初は職場で孤独に陥ります。

④転職後に再度転職が難しい

40代での転職で1度成功したとしても、短期間に離職して再度転職することは1度目の転職より更に難しいです。

入社する会社で長期間働けるという自信がなければ、次の転職先を見つけるのが非常に難しいので40代未経験で経理への転職はおすすめしません。

若手であっても短期間で離職することは一般的に不利になります。なので、しっかりと面接で短期離職した理由の回答を準備する必要があります。

会社は短期離職した人材について、採用してもまた直ぐに辞めてしまうのではないかと考えます。なので、短期離職した人材の採用について消極的になります。

40代未経験で経理に転職するのは、相当の覚悟が必要だったはずです。それにもかかわらず、短期で離職した合理的な理由を作るのは非常に難しいと思います。

40代で短期離職したときに、その理由を準備することが難しいため次の転職はとても困難になります。

⑤経理部で出世するには多大な努力が必要

経理は実務経験を積んで出世やキャリアアップしていく部署となります。

経理知識だけでなく、実務経験がなければ現場を理解できないため管理職にはなれません。

経理で出世やキャリアアップをしたいと思っている方には、40代未経験で経理への転職はおすすめしません。

経理の制度会計、管理会計、税務など主要な業務をマスターするには、最低でも5年程度は掛かります。

5年後から同世代の既存のメンバーと対等に競争ができますが、40代後半だと優秀な経理マンは既に管理職になっている方がほとんどです。

なので、彼らに追いつくには数倍の努力が必要となります。

CFOを目指す人に読んで欲しい本→【CFOを目指す人におすすめな本5選】経理のキャリアが学べる書籍を紹介

【リスク軽減策】40代の転職のリスクを減らす為に事前にやるべき3つのこと

40代での転職のリスクを減らすには、下記の方法が考えられます。

まずは、箇条書きで纏めていきますね。

  1. 経理に向いているか確認する
  2. 社内異動で経理になれないか検討する
  3. 転職エージェントに相談する

では、一つ一つ解説していきますね。

①経理に向いているか確認する

冒頭で適職診断をご案内しましたが、経理を目指す気持ちが固まっている場合でも科学的な診断で経理に向いているかを事前に確認することをおすすめします。

ミイダスが提供する適職診断は精度が高く、適職診断で経理に向いていると診断されたら経理として入社した場合も活躍できる可能性が高いです。

無料で30分ほどで簡単にできるので、是非とも試してみてくださいね。

②社内異動で経理になれるか検討をする

社内異動なら転職と比較するとリスクを抑えられます。

転職した場合と、社内異動の場合で比較して表にして纏めていきますね。

<転職 VS 社内異動>

項目転職社内異動
給与下がる変わらない
企業文化変わる変わらない
次の転職非常に困難経理経験者で転職可能
出世非常に困難可能性有り
※社内異動の場合には、新たな仕事を学ぶ間も評価は甘い傾向がある

社内異動が成功するかは運の要素が強いですが、資格を取ってアピールすることで経理に異動できる確率を上げることはできます。

40代で転職するリスクを考えると、社内異動ができないかまずは社内で調査するのも選択肢の一つです。

③求人の有無を転職エージェントに相談をする

経理の未経験者採用の求人は、求人数が少なく倍率が高いので闇雲に応募をしても内定を貰うことは難しいです。

まずは、転職エージェントに紹介が可能な求人があるかを尋ねてみましょう。

おすすめ転職エージェントはリクルートエージェントdoda です。転職業界で最大手の2社なので、非公開求人を多数保有しており決算業務の経験ができる経理求人もあります。無料でどのような求人があるかも相談できるので、気軽に利用できますよ。

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40代の経理未経験の転職 纏め

転職は人生においてとても大事な決断になります。

なので、良い面だけでなく、悪い面もしっかり理解すると後悔のない選択ができるのではないでしょうか。

転職しないという選択肢も考慮してみてはいかがでしょうか。

転職だけを正解とせずに、現職に留まりながら市場価値を上げる方法も述べられており、選択肢が多くて参考になります。転職を検討している方は是非読んでみてください。 気になった方は Kindle Unlimited で無料で読んでみて下さいね。

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星のおじさん

星のおじさん

【上場企業!IFRS!経理大好き!】【資格】税理士試験4科目合格(簿・財・法・消)TOEIC800点以上 【経歴】経理未経験→6年後に海外駐在(経営企画系統)【転職】20代:2回 【一言】税理士を目指したら海外で働くことになりました|会計の専門書マニアです(笑)

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