中小企業と大企業への転職を検討している方は、大企業に転職をして文化や仕事が気になりますよね。
私は大企業→中小企業→大企業(1社目より大きい)の順番で転職をして、現在は大企業で働いています。
中小企業から大企業に転職をして約5年程度経ちますが、今でも中小企業の方が良かったと思う部分はあります。
この記事では、中小企業から大企業への転職を検討している方に向けて、中小企業から大企業へ転職して後悔したことを解説します。実際に中小企業と大企業の両方に勤務した経験に基づき記載するので、お役に立てると思います。
では、纏めていきますね。
【前提】中小企業から大企業への転職で失敗する人は多い
転職で失敗(後悔)するリスクが大きいのは下記の3つのケースです。
- 中小企業から大企業への転職
- 大企業から中小企業への転職
- 未経験職種への転職
上記の3つに共通するのは、仕事の環境が大きく変化することです。
中小企業と大企業では仕事の進め方が180度異なります。中小企業では褒められた仕事の進め方が大企業では怒られるケースも多々ありますよ。
なので、上記3つのケースに当てはまる場合には、福利厚生や給与だけでなく転職エージェントや経験者に社風をヒアリングをすることをおすすめします。
<大企業への転職におすすめな転職エージェント纏め>
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私自身も中小企業から大企業への転職を経験していますので、何か知りたいことがあればご気軽にお問い合わせください。
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【結論】大企業に転職をして後悔したこと5選
では、中小企業から大企業へ転職して後悔したことを解説します。
まずは、箇条書きで纏めていきます。
- 大企業は形式に拘る
- 大企業はやりがいが感じにくい
- 大企業はスピード感がない
- 大企業は仕事をしない人が多数いる
- 大企業の待遇の良さに甘える
では、一つ一つ解説していきますね。
中小企業から大企業への転職の方法が知りたい方→【中小企業から大企業に転職するコツ4つ】体験談を元に志望理由の具体例も解説
①大企業は形式に拘る
大企業は兎に角にも形式に拘ります。
例えば、
- 社内資料の作成方法
- 会議の進め方
- 接待、飲み会の作法
- 役員の出張アテンド
細かい形式をあげたら切りがないので割愛しますが、多種多様な形式が存在します。
仕事だけなら耐えられますが、社内イベントや出張アテンドなど仕事と無関係な部分でも気を遣う必要があったので面倒くさかったです。
中小企業は役員の数が少ないこともあり、つまらない形式よりも仕事の内容を最優先で仕事を進められました。
大企業は所帯が大きいので伝統や文化、ルールが沢山あり、中小企業から転職したばかりの時は面倒くさく感じて後悔しました。
②大企業はやりがいが感じにくい
大企業は大きなプロジェクトを大人数で行うので、個人で活躍できるシーンは限られています。
中小企業と比較をして大企業は仕事の金額や規模は大きいですが、自分が担当する仕事は大きなプロジェクトの一部分となります。大企業では全体の歯車の一部なので自分の代わりが沢山おり、自分しかできない仕事は少なくやりがいを感じにくいです。
中小企業は人数が少ないので1人で多くの仕事をこなす必要がありますが、その分1人1人の社員の重要性が増します。
大企業で中小企業のように1人でバリバリ仕事をしようと考えて転職をすると後悔します。
③大企業はスピード感がない
大企業は社内に多くの部門があるので、社内全体に係るプロジェクトを行うときは各部門との調整が大変です。
例えば全社的には工数が減る案件であっても、一つの部門の工数が増える場合には、工数が増える部門が強く抵抗するので調整が難航します。
大企業は全社の利益よりも部門の利益を優先する考え方の部門長が多いので、部門間の連携は悪いです。
中小企業と異なり全社一丸となってプロジェクトに取り組むよりも、部門間の利害関係を上手く調整することが大切になります。
なので、全社的なプロジェクトを担当すると部門間調整業務に時間が割かれて、スピード感がなく後悔することがあります。
調整業務のコツ→【調整業務が苦手な方必見】交渉が上手くなる5つのコツ
④大企業は仕事をしない人が多数いる
大企業は財務体質が良いので大した仕事をしない社員も雇用し続けることができます。
ネットサーフィンやタバコ休憩ばかりをしている社員も実在しますが、首になることもなく給与も大きくは下がりません。
やる気がない社員が周りにいると、給与も大きく変わらないのに一生懸命仕事をするのが馬鹿馬鹿しいと感じて後悔することがあります。
⑤大企業の待遇の良さに甘える
大企業は待遇がよくワークライフバランスも整っているので、自分自身の向上心を失いやすいです。
大企業からの転職を検討をしても、勤め先の大企業を超えた待遇を得られる企業に転職できる可能性は低いのが現実ですよ。
安定を求めて現状維持を目指す自分に後悔することがあります。
【ここが凄い!】大企業に転職するメリットは福利厚生【後悔だけではない】
大企業で働くメリットは、はっきり言って福利厚生面がかなりの比重を占めます。
例えば、
- 高い平均年収、退職年金(やはり、安定して高い水準でお金を得られるのはメリットですね)
- 法令遵守意識が高い(パワハラ、過度な残業は少ないです)
- 従業員が真面目(民度は高いです、陰湿ないじめなどは少ないです)
福利厚生など細かいところは色々ありますが、大きな部分は上記です。非常に魅力的ですね。
私は中小企業でも働きましたが、昇給もなく将来が凄く不安になりました。大企業は潰れる可能性も低く、将来がある程度保証されているのは最高の福利厚生だと思います。
正直、平和にそれなりの生活水準のサラリーマン人生を送るなら大企業一択だと思います。
【参考】大企業に合わない人の特徴5つ
中小企業から大企業への転職して辞めってしまった人の特徴は下記の通りです。
- ルールや決まり事に従って業務を行うことが苦手な人
- 調整業務が苦手な人
- 20代で管理職など直ぐに責任がある仕事を担当したい人
- 転勤や部署異動が苦手な人
- 仕事を中心に人生を生きたい人
上記に3つ以上当てはまれば、大企業で働くのに向いてない可能性が高いです。
【参考】自分の適職を科学的に調べてみる
自分の強みや適職が気になったら、科学的に適職診断をしてみてはいかがでしょうか。
選択式の質問に答えるだけで、科学的な根拠に基づいて貴方の適職を診断してくれるプログラムがあります。
コンピテンシー診断は、ミイダスが提供する無料の自己分析プログラムです。
貴方の選択した回答に基づいて、適職診断を自動で行ってくれる仕組みです。所要時間は約30分程度なので気軽に行えます。結果を見て頂ければ分かりますが、詳細に性格や職務適性を分析してくれます。無料なので気軽に試せるのでおすすめです。
具体例を見て頂いた方が分かりやすいかと思いますので、私の結果を貼り付けます。
適職診断で使うのは、【職務適性】です。
実際に職務適性を見ると、経理が9と出ています。私自身も経理にとても向いていると考えていますので、分析の精度の高さが伺えます。
※無料登録によりコンピテンシー診断が可能となります。
仕事の価値観診断の纏め→【仕事の価値観の無料診断】転職の成功には適性を知るのが大事な理由
大企業に転職して後悔の纏め
大企業の福利厚生は抜群なので、安定した生活を送りたい方にはおすすめです。
また、近年ではコンプライアンスの意識が高まっているので、パワハラや長時間の残業もほとんどありませんよ。
大企業に興味があったら転職エージェントに社風などを聞いてみるのがおすすめです。
市場価値の上げ方に着目して解説しています。転職だけを正解とせずに、現職に留まりながら市場価値を上げる方法も述べられており、選択肢が多くて参考になります。転職を検討している方は是非読んでみてください。 気になった方は Kindle Unlimited で無料で読んでみて下さいね。
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