30代で年収が600万円あれば都内でも贅沢をしなければ生活できる水準なので、600万円を目標とする方は多いのではないでしょうか。
経理ならば年収600万円は未経験から転職をしても十分に達成できますよ。
私は中小企業で年収が400万円前後でしたが、上場企業の経理に転職をして30代前半で年収は1000万円を達成しています。
この記事では、20代・30代で年収600万円以上を確保したい方向けに、戦略的に年収を上げる方法を解説します。経理は努力の方向を間違えなければ、コスパが良く定年まで継続して働けますのでおすすめの職種ですよ。
では、纏めていきます。
【前提】経理の年収は働く会社で決まる
残酷な事実なのですが必ずしも経理の年収は能力と連動をしません。
能力が高い人でも勤務先の平均年収が低ければ、その人の年収は低いです。逆に能力が低くても勤務先の平均年収が高ければ、その人の年収は世間一般では高いです。
なので、経理で年収を確実に上げるには、平均年収が高い企業に転職をする必要があります。
当たり前と思われるかもしれませんが、成果主義でない経理の年収を考える上で企業の平均年収は大切な要素なので意識をすることをおすすめします。
経理のキャリアが学べる本→【CFOを目指す人におすすめな本5選】経理のキャリアが学べる書籍を紹介
【宣伝】経理のキャリア相談を承ります
経理のキャリアは多種多様なプランがありどの道を目指すかで優先して経験・勉強すべきことは異なります。
例えば、
- 年齢
- 将来経理以外の職種につきたいか
- マネジメントをしたいか
- 制度会計、税務、管理会計、財務、原価計算のどれを武器とするか
- 未経験から経理になるには何をしたら良いか
貴方が置かれている状況をヒアリングして、貴方に最適なキャリアプランをアドバイスさせていただきます。
また、キャリアに関する質問にも回答させていただきますよ。
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【転職先】経理で年収600万円を目指すなら上場企業に転職がおすすめ
経理で年収600万円を達成するには上場企業に転職をするのが1番手っ取り早いです。
上場企業の平均年収は約600万円であり、上場企業の経理に入社出来ればある程度の給与水準が保証されます。
また、上場企業特有の経理キャリアを積めば上場企業間での転職が容易となり、更に高年収の上場企業への転職が容易となります。
年収以外でも上場企業がおすすめな理由は大きく分けて3つあります。
- 上場企業特有の経理経験を積めば将来高年収を確保できる
- 上場企業の経理はホワイトな職場であることが多い
- 上場企業の経理なら定年後の再雇用も安定して働ける
では、一つ一つ解説していきますね。
① 上場企業特有の経理経験を積めば将来高年収を確保できる
上場企業の経理経験を積めば、経理で再度転職したいと思った時に高年収の上場企業の企業を狙えます。
貴方が上場企業の経理となって開示業務や監査対応など上場企業特有の経理経験を積むと、経理としては希少価値がある人材となり市場価値が上がりますよ。
貴方の市場価値が上昇すると、転職市場で貴方を欲しがる企業が増えて高年収を確保できます。
② 上場企業の経理はホワイトな職場であることが多い
上場企業の経理は、高年収でワークバランスが取れるのでコスパが良い職種です。
上場企業の経理はシステムを導入しているので、決算期でも残業時間は最近は減少傾向です。また、上場企業はコンプライアンスが厳しいのでパワハラなどは起こりにくいですよ。
上場企業は単純作業が少なく、新しい経理処理を考えたりするのが好きな方におすすめです。
③ 上場企業の経理なら定年後の再雇用も安定して働ける
経理は事務職でノルマがないので、長く働きやすい環境にあります。
また、定年後も上場企業の経理で市場価値が高い業務を行っていれば、専門職として再雇用される可能性が高いです。
体や精神を壊す可能性が低く、上場企業の経理で専門職として長く働けるメリットは非常に魅力的です。
経理の経験は内部統制など他の職種と相性が良いので、部門異動をしても活躍することができます。そのため企業としても使い勝手が良い人材なので重宝されます。
高年収で再雇用されるにはマネジメント能力が必要なので、若手のうちからマネジメントについては学んでおくことをおすすめします。
マネジメントが学べる本→【プレイングマネージャーにおすすめの本5選】係長にも読んで欲しい書籍を紹介
【結論】上場企業の経理に転職をするのに必要なスキル3つ
上場企業の経理へ転職をするには、下記の3つのスキルが必要となります。
下記の3つを満たしていれば、上場企業の何処かに転職をできますよ。勤務先でも下記の3つを満たす人材を採用することが多いので、他の上場企業の経理も大差はないです。
- 決算業務の経験
- 日商簿記2級【最優先】
- TOEIC600点
20代であれば経理未経験でも、簿記2級と英語力を武器に上場企業の経理に転職できる可能性があります。しかし、30代だと未経験で上場企業の経理は難しいです。
上場企業の経理への転職が難しい場合には、中小企業の経理に転職をして経理の実務経験を積んだ後に再度転職をするのがおすすです。
私は経理未経験で上場企業の経理への転職が難しいと判断したため、中小企業へ1度転職をしてから上場企業の経理に転職をしました。
個人の事情により状況は異なるので上場企業の経理へ転職が可能かどうかは、転職エージェントに無料相談をしてみてはいかがでしょうか。
経理に強い転職エージェント→【経理に強い転職エージェントのおすすめ】未経験者と経験者別に紹介
【参考】自分の適職を科学的に調べてみる
自分の強みや適職が気になったら、科学的に適職診断をしてみてはいかがでしょうか。
選択式の質問に答えるだけで、科学的な根拠に基づいて貴方の適職を診断してくれるプログラムがあります。
コンピテンシー診断は、ミイダスが提供する無料の自己分析プログラムです。
貴方の選択した回答に基づいて、適職診断を自動で行ってくれる仕組みです。所要時間は約30分程度なので気軽に行えます。結果を見て頂ければ分かりますが、詳細に性格や職務適性を分析してくれます。無料なので気軽に試せるのでおすすめです。
具体例を見て頂いた方が分かりやすいかと思いますので、私の結果を貼り付けます。
適職診断で使うのは、【職務適性】です。
実際に職務適性を見ると、経理が9と出ています。私自身も経理にとても向いていると考えていますので、分析の精度の高さが伺えます。
※無料登録によりコンピテンシー診断が可能となります。
仕事の価値観診断の纏め→【仕事の価値観の無料診断】転職の成功には適性を知るのが大事な理由
経理で年収600万を達成するに必要なスキルの纏め
20代・30代で年収500~600万円を確保することは、上場企業の経理なら可能です。
上場企業の経理になるのも1年間本気で努力すれば達成できます。
一般企業の経理にチャレンジできるのは20代・30代までが勝負なので、経理になりたい方は是非チャンスを逃さないでくださいね。
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