突然ですが、貴方は自分の仕事に対する価値観について真剣に考えたことはありますか。
貴方の価値観と会社の企業風土が大きく異なっていたら、その会社で働くのが大きな苦痛となります。
例えば、結果だけでなく結果に至る過程も評価して欲しい貴方が、競争重視で結果のみ評価する会社に入社したら、評価方法の違いからストレスが溜まります。これは、どちらの評価方法が良いかは人それぞれなので、価値観の相違となります。
なので、価値観を診断することで貴方と会社のミスマッチを減らせます。
この記事では、自分の価値観や適性を知りたい方に向けて、価値観の診断が大事な理由を解説します。実際に自分が価値観の診断に使ってみて参考となったツールも紹介します。価値観を科学的に診断してみたい方にはおすすめの記事です。
では、纏めていきます。
【前提】自分の価値観の診断が転職に大事な3つの理由
まずは転職する上で、価値観の診断が大事な理由を説明します。
大きく分けて、価値観診断には3つのメリットがあります。
- 書類選考・面接対策に活かせる
- 転職で入社する会社とミスマッチを防ぐ
- 貴方の適職が分かる
上記3つの要素は、転職を成功させるには欠かせないことになります。
次に価値観診断を使って、上記3つの目的を達成する方法を記載していきます。
<価値観診断におすすめな本>
【価値観診断の活用方法①】書類選考と面接対策の自己PRに使う
自己PRを記載するときは、貴方の【ビジネス上の長所】を基に作成する必要があります。
しかし、貴方の【ビジネス上の長所】を1人で考えるのは、時間がかかります。また、客観的にみて長所であるかは、1人だと判断が難しいです。
価値観診断は、選択式の質問に回答をするだけで貴方の長所を科学的に短時間で診断してくれます。
なので、価値観診断の結果に基づいた長所を基に自己PRを作成すれば、客観的に説得力がある自己PRが出来上がります。
価値観診断を活かした自己PRの作成方法(経理以外にも使えます)→【経理の自己PRは未経験でも簡単に作れる】転職で内定を得た具体例も紹介
【価値観診断の活用方法②】 転職で入社する会社とミスマッチを防ぐ
まずは、貴方が価値観診断をすることによって、貴方がストレスを感じる環境や、得意な分野が明確になります。
次に、応募したいと思った会社の雰囲気の情報を収集します。
企業側は求人票やHP、面接などで企業が求める人物像や社風を載せて、会社の雰囲気が分かるように工夫をしています。
企業も、中途入社をした社員が直ぐに辞めたら採用コストが無駄となるため、ミスマッチでの退職は避けたいのが本音です。
なので、積極的に会社の雰囲気が分かる情報を開示しています。
最後に会社の雰囲気と貴方の価値観が一致したのなら応募をすれば、ミスマッチの可能性は減らせます。
【価値観診断の活用方法③】 適職を探すヒントとなる
貴方が現在の職種が合っておらず、他の職種への変更を検討している場合にも価値観診断は参考となります。
新しい職種は実際に働いたことがないので、自分に適職かの判断が難しいのが現状です。
価値観診断は貴方の数十個の選択肢の回答に基づいて、貴方におすすめな職種を科学的に提案してくれます。
なので、キャリアを具体的にイメージしていない方には、価値観の診断は適職を見つけるヒントとなります。
【体験談】価値観が合わない会社で働いていた結果
私は新入社員で入社した会社は上場企業で給与や福利厚生に不満はありませんでした。
しかし、以下の点で全く会社と合わずに、入社直後に転職を検討する結果になりました。 給与や福利厚生が良かったので転職の判断に迷い、4年後に転職しました。しかし、現在では価値観が全く合わなければ、直ぐに転職すべきだったと思っています。
<私の価値観 VS 会社の価値観>
項目 | 私の価値観 | 会社の価値観 |
残業 | やる事が終われば定時で帰りたい | 残業する社員が頑張っている |
意見 | ボトムアップで提案をしたい | トップダウンで指示通りやって欲しい |
風土 | システムなどを用いて効率化したい | 超保守的で従来通りのやり方を好む |
社内イベント | 任意で自由に参加したい | 特段の事情がなければ参加して欲しい |
キャリア | 専門職に従事したい | 営業など様々な職種を経験して欲しい |
会社がコンプライアンス違反をしていたわけではなく、単純に私と価値観が合わなかったのが転職の原因です。
特にキャリア形成の考え方が全く異なっていたため、自分の仕事に興味が持てませんでした。
なので、給与や福利厚生に問題がなくても、価値観の相違があれば転職の要因となります。
入社3年以内で転職に迷っている方→【とりあえず3年説は古い?意味がない?】新卒4年目で転職した経験から解説
【結論】自分の価値観が分かるおすすめ自己診断サービス4つ
価値観診断の結果で分かることは、企業が提供する診断プログラムにより少しずつ異なります。
しかし、診断する項目は似ているので、代表的なものを箇条書きに纏めていきます。
- マネジメントの素質
- パーソナリティの特徴(例チームプレーが得意かなど)
- ストレス要因の分析(何にストレスを感じやすいか)
- 適職の診断
- 相性が良いタイプの上司・部下
上記の情報があれば、十分に自己分析をすることができます。
【おすすめ】価値観の診断サービス 4つ
精度が高い価値観の診断サービスを無料で提供している会社がありますので紹介しておきますね。
複数の診断を受けることで、より客観的な診断となりますので2~3個は受けることをおすすめします。
<無料の診断サービス纏め>
提供元 | 診断サービスの名称 | 内容 | 所要時間 | 傾向 |
DODA | キャリアタイプ診断 | 自分に適した働き方や、企業風土が理解できる。 | 10分~15分 | 簡便的 |
リクナビNEXT | グッドポイント診断 | 自分の強みを理解できる。 | 30分~40分 | 本格的 |
マイナビエージェント | 適性診断 | 企業の採用活動でも使用されているサービスを基に、自分の強み・弱み・価値観・基礎的能力が総合的に診断できる。 | 30分~40分 | 本格的 |
ミイダス | コンピテンシー診断(適職診断) | 詳細に性格や職務適性を分析してくれる。 | 30分~40分 | 本格的 |
【一押し】ミイダスのコンピテンシー診断
選択式の質問に答えるだけで、科学的な根拠に基づいて貴方の適職を診断してくれるプログラムがあります。
コンピテンシー診断は、ミイダスが提供する無料の自己分析プログラムです。
貴方の選択した回答に基づいて、適職診断を自動で行ってくれる仕組みです。所要時間は約30分程度なので気軽に行えます。結果を見て頂ければ分かりますが、詳細に性格や職務適性を分析してくれます。無料なので気軽に試せるのでおすすめです。
具体例を見て頂いた方が分かりやすいかと思いますので、私の結果を貼り付けます。
適職診断で使うのは、【職務適性】です。
実際に職務適性を見ると、経理が9と出ています。私自身も経理にとても向いていると考えていますので、分析の精度の高さが伺えます。
※無料登録によりコンピテンシー診断が可能となります。
仕事の価値観診断の纏め→【仕事の価値観の無料診断】転職の成功には適性を知るのが大事な理由
仕事の価値観の纏め
価値観は人によって全く異なりますので、正解はありません。
しかし、貴方の価値観を客観的に知ることは、転職を成功させるために欠かせません。
無料かつ数十分で転職の成功の可能性が上がるので、是非試してみてくださいね。
市場価値の上げ方に着目して解説しています。転職だけを正解とせずに、現職に留まりながら市場価値を上げる方法も述べられており、選択肢が多くて参考になります。転職を検討している方は是非読んでみてください。 気になった方は Kindle Unlimited で無料で読んでみて下さいね。
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