転職は新卒の採用フローと異なり選考フローが短いことが多々あります。
実際に私が転職活動で受けた企業は面接回数が2回で二次面接が最終面接となっているケースが多かったですよ。
二次面接が最終面接の場合には最終面接ですが、しっかりと選考を行う企業が多いので面接対策をして臨むことをおすすめします。
この記事では、二次面接が最終面接の場合の対策を知りたい方に向けて、二次面接の対策を解説します。実際に転職は2回経験しており、企業側で採用の経験もあるのでお役に立てると思います。
では、纏めていきますね。
【前提】二次面接が最終面接でも落ちる可能性はある
最終面接=落ちる可能性が低いとの通説があります。
最終面接にも色々なケースがあり【落ちる可能が高い最終面接】と【落ちる可能性が低い最終面接】がありますよ。
例えば、
- 最終面接が人事だけ:受かる可能性【高】
- 最終面接が採用部門(配属予定部署)の担当役員と人事:受かる可能性【中】
- 最終面接前が採用部門の役員と部長、人事:受かる可能性【低】
最終面接が二次面接の場合には、3ケースが最も多いパターンではないでしょうか。
二次面接の段階だと部門の課長クラスの承認しかおりていないので、部長の段階で覆える可能性はあります。
なので、二次面接が最終面接の場合には対策が必須と言えます。
面接で緊張する方におすすめな本→【緊張を取るのにおすすめな本5選】緊張を緩和する方法を解説した書籍を紹介【あがり症でも大丈夫】
【結論】二次面接が最終面接の場合の対策5つ
では、早速纏めていきますね。
まずは、箇条書き形式で解説していきます。
- 面接官が誰かを事前に確認しておく
- 職務経歴書に関わる改善事例を準備する
- キャリプランを明確にしておく
- 部長と関わりがある仕事の内容は事前に調べる
- 模擬面接と頻出質問対策で準備を完璧にする
では、一つ一つ解説していきますね。
① 面接官が誰かを確認しておく
面接官が誰かによって最終面接の対策は異なります。
例えば、人事だけなら人柄に絞って選考を実施しますが、採用部門の役員や部門長がいれば職歴も重視しています。また、役員は細かい業務ではなく応募職種の一般的なことを聞くのに対して、部門長はより細かい業務内容を質問をしますよ。
採用部門と人事が両方とも面接官となる場合には、採用部門の面接官の対策を優先しましょう。
採用部門が欲しいと言った人材を人事が止めることは、基本的にはないので採用部門の面接官に好印象を与えるのが最優先事項となります。
面接官を確認は転職エージェントか人事に問い合わせれば回答を貰えるので、選考の案内に記載されていなければ聞いてみましょう。
最終面接が人事だけの場合の対策→【最終面接が人事だけの転職面接】人事役員・部長対策5つを解説【企業の意図も解説】
② 職務経歴書に関わる改善事例を準備する
最終面接前を担当する面接官は1次面接官を担当する面接官と比較をして細かい業務内容は基本的に分かりません。
職務経歴書に記載してあることが細かいことであったり、専門的な内容である場合には、相手に伝わるようにエピソード形式でアピールすることをおすすめします。
面接で改善事例や業務で頑張ったことを聞かれた際には、下記のポイントを意識して回答すると相手の共感を得やすいですよ。
- 専門用語を使わない
- 業務で苦労した点(改善しようと思ったきっかけ)を述べる
- 改善した内容は業務の素人にも分かる内容にする
- 数値で改善前と改善後の違いを明確にする
役員や部門長は改善事例が好きなので職務経歴書を基に改善事例のエピソードを聞いてくることが多いです。
なので、職務経歴書を読み返して改善事例のエピソードを1つは用意しておくことをおすすめします。
③ キャリプランを明確にしておく
キャリプランは面接官は候補者が【仕事内容を理解をして将来まで考えて応募しているのか】を判断できるので良く聞かれる内容となります。
キャリプランは言い換えると、現在の自分を入社後【どのように】将来成長させていきますか?と聞いています。
キャリプランを回答しようとすると下記の事項を調べて準備をしなければいけません。
- 応募職種の職種の業務内容
- 将来に自分が成りたい姿
- 応募企業の仕事内容
キャリプランは候補者間でも差がつきやすいので事前に準備をして、将来も含めて応募職種で働く意思を伝えましょう。
④ 部長と関わりがある仕事の内容は事前に調べる
部長クラスが面接官の場合には、部長と関わりがある仕事がないかは事前に確認をすることをおすすめします。
部長と直接やり取りがある仕事に応募している時は、部長の関心事項は自分が頼んだ仕事を確実に遂行してくれるかになりますよ。
転職エージェントや募集要項を確認して部長クラスと直接やり取りがある業務の詳細を確認しておきましょう。
直接やり取りがある業務に関する質問で答えに窮すると合格が難しくなります。
事前に業務内容を調べて過去の経験からその業務ができる旨を伝えられるようにしておくと合格によりちかづきます。
⑤ 模擬面接と頻出質問対策で準備を完璧にする
面接は場数に慣れることも大切なので、模擬面接で場慣れして本来の実力を出せるようにしておきましょう。
また、面接聞かる項目は共通する事項が多いので事前に模擬面接を数回すれば、自然と自分なりの回答が準備できますよ。
模擬面接は現在利用している転職エージェント以外でも対応してくれますので、腕試しに利用してみてはいかがでしょうか。
有料・無料のおすすめの転職面接対策サービス→【転職の模擬面接】面接対策サービスを有料・無料ごとにおすすめを紹介
【サポートが手厚い】面接対策におすすめな転職エージェント
転職エージェントは得意とする年齢や性別が異なりますので、迷ったら下記の区分に従ってサポートを依頼しましょう。
- 第二新卒や若手のサポートが得意:マイナビジョブ20's
- 女性のサポート得意:パソナキャリア
- 上場企業に強い: リクルートエージェント
<初めての転職におすすめな転職エージェント>
エージェント種類 | オススメなポイント | 体験談 |
リクルートエージェント | リクルートエージェントは求人数No.1 非公開求人の紹介、転職市場の動向、過去の事例などを考慮し、非公開求人も含めた多数の求人の中から最適な求人を紹介します。 | 【リクルートエージェントの特徴】体験談と評判からメリットとデメリットを解説します |
パソナキャリア | はじめての転職ならではの不安や疑問を解消できるよう、転職活動のやり方や自己PRの仕方など、丁寧にサポートします。 創業40周年を迎えるパソナグループでは、創業時から女性の就労支援をおこなってきたノウハウを基にした女性への転職支援が得意。 | 【パソナキャリアの特徴】体験談と評判からメリットとデメリットを解説 |
マイナビジョブ20's | 人材サービスを幅広く扱うマイナビの中でも、20代を専門としているのは『マイナビジョブ20's』のみです。 マイナビの情報網を活かしつつも、20代という若年層に特化しているからこその強みがあります。 通常の転職サイトでは掲載されていないような"非公開求人"が80〜90%を占めています。 | ※マイナビエージェントの体験談を参照 |
【参考】転職の面接に合格するための自己分析
面接のために再度自己分析もしておくと内定の確率が高くなりますよ。
面接の通過率を上げるには、自分の価値観を分析して一貫性のある回答を作ることが大事となります。
書類選考を通過しているという事は、企業が求めるスペックは満たしています。後は面接対策をすれば内定を得られる可能性が高いです。
自分の価値観分析を事前に行うことで、面接での質問に自然に答えられるようになります。
例えば、価値観分析を基にして下記の質問にスラスラ答えることができます。
- 自己PR
- 長所と短所
- 相性が良い仕事仲間のタイプ
また、価値観診断を実施しておくことで相性が良い企業や上司のタイプも確認できます。結果は合格した場合に内定を受けるかの判断材料になりますよ。
私が価値観診断の結果で精度が高いと感じたのが、ミイダスが提供する無料の自己分析プログラム(コンピテンシー診断)です。
貴方の選択した回答に基づいて、適職診断を自動で行ってくれる仕組みです。所要時間は約30分程度なので気軽に行えます。結果を見て頂ければ分かりますが、詳細に性格や職務適性を分析してくれます。無料なので気軽に試せるのでおすすめです。
具体例を見て頂いた方が分かりやすいかと思いますので、私の結果を貼り付けます。
適職診断で使うのは、【職務適性】です。
実際に職務適性を見ると、経理が9と出ています。私自身も経理にとても向いていると考えていますので、分析の精度の高さが伺えます。
※無料登録によりコンピテンシー診断が可能となります。
仕事の価値観診断の纏め→【仕事の価値観の無料診断】転職の成功には適性を知るのが大事な理由
二次面接が最終面接の場合の対策の纏め
二次面接が最終面接の場合は最終面接までに複数の候補者が残っている可能性が高いです。
書類選考や一次面接と比較をすれば合格率はたかいですが、あくまでも候補者のうちの一人なので油断は禁物です。
面接対策をしっかりと行い合格率を上げて行きましょう。
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