社会人の勉強方法

【税理士試験の法人税の勉強方法】8個のコツで合格できる【合格体験談】

税理士試験の法人税法は税理士試験の中でも最高峰の難易度なので、簿記論・財務諸表論を一発で合格した優秀な方でも苦戦することが多いです。

しかし、コツを掴めば合格の可能性を高めることができます。私は2年目に法人税法の勉強のコツを掴んで、働きながら約2年で合格しました。

特に初めて税法科目に挑戦する方は、正しい勉強方法を知らない可能性がありますので、この記事で勉強方法を確認してみてください。

この記事は、税理士試験の法人税法を受験する方に向けて、合格するための勉強方法のコツをお伝えします。実際に働きながら2年で合格した私と友人の体験談ベースなので、勉強方法に迷っている方にはおすすめな記事となります。正しい努力して合格を勝ち取りましょう。

では、纏めていきます。

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【大前提】税理士試験の法人税法の合格に必要な勉強時間を把握する

まずは合格するために必要な勉強時間を把握することが大切です。

合格レベルに達するまでの目安の時間が分からなければ、勉強計画を立案できません。

友人と私の予備校の模試の成績と勉強時間を参考にした合格確率は、下記のラインになります。

  • 勉強時間1000H未満 :合格確率0%~10%
  • 勉強時間1000H~1200H:合格確率10%~30%
  • 勉強時間1200H~1500H:合格確率30%~50%
  • 勉強時間1500H~1800H:合格確率50%~70%
  • 勉強時間1800H~2000H:合格確率70%~80%

私と友人は最終的に1800H~2000H 程度で合格しました。

予備校には本番環境を想定した模試があります。そして、模試の得点により上位何%と表示されますので、模試時点の大まかな合格確率が分かります。

勉強時間が1800H を超えた辺りから上位10%を下回ることはほとんどなかったので、勉強時間1800Hが法人税法の勉強を網羅できるラインとなります。

合格確実を目指したい方は勉強時間1800~2000Hを目安とすると良いかと思います。

私は働きながら受験して、初年度は勉強時間1000H~1200Hで不合格となり、次年度は累計勉強時間1800H~2000Hで合格しました。

【参考】税理士試験の税法科目におすすめなボールペン

税理士試験の税法科目は数枚の用紙に理論の回答を論文形式で記載をします。

本試験は勿論ですが、模試や答練で文字を記載する量が非常に多いです。

なので、ボールペンは自分にあったものを見つけておくことをおすすめします。

税理士試験におすすめなボールペン→【社会人の勉強におすすめなボールペン】税理士試験で10年間試しました

【結論】税理士試験の法人税法の合格のコツ8つ

税理士試験 法人税法 勉強方法

では、早速ですが税理士試験の法人税法の合格のコツを8つ紹介をします。

まずは、箇条書きで紹介をしますね。

  1. 税理士試験の法人税法の予備校はTACがおすすめ
  2. 理論暗記の対象は理論マスター・理論サブノートに掲載されている全ての項目
  3. 理論暗記のスケジュールは予備校の指示は無視する
  4. 総合問題の計算を解く回数を増やす
  5. 理論は1度で完璧は目指さない
  6. 計算は完璧を目指す
  7. 応用理論(理論ドクター)の結論は暗記
  8. 過去問は12月に1度は解いてみる

では、一つ一つ解説していきますね。

①税理士試験の法人税法の予備校はTACがおすすめ

税理士試験の法人税法を独学で勉強することは、著しく不効率です。

予備校は大手ではTACと大原がありますが、私は確実に合格したい場合にはTACをおすすめします。

TACは学習範囲は大原より広い上に、条文に忠実なので理論暗記が難しいので最初は苦労します。

しかし、TACベースで学習すれば試験範囲をほぼマスターできます。

比較のために大手予備校の1つである大原に無料資料請求をしてみるのもおすすめです→高い合格実績で選ぶなら資格の大原 税理士講座

TAC受験生も大原の直前対策の模試は受ける

法人税法を確実に合格したいならTAC受験生は5月になったら、大原の直前対策で模試を受けましょう。

大原が重点的にマークしている論点も、大原の直前対策を受験すれば対策できます。

TACと大原で対策していない問題が本試験で出題されても、ほとんどの受験生が得点できません。

なので、その問題は没門になり合否に大きな影響を与えません。

TACと大原で扱う論点を完璧にマークすれば、絶対に合格できます。

2回目以降の受験は直前期のみ受講で問題なし

初受験はTACで法人税法を体系的に基礎からしかっりと勉強する必要があります。

2回目以降は直前期に上位40%程度の受験生であれば5月以降の直前模試のみで十分です。

それまでは、最新の理論マスターと理論ドクターを回していればOKです。

計算は弱点部分をテキストを読みながら自分のペースで復習した方が力が付きます。

②理論暗記の対象は理論マスター・理論サブノートに掲載されている全ての項目

理論暗記の優先度としてA・B・Cランクがありますが、参考も含めて全て覚えます。

Cランクや参考でも過去問を見ると出題されています。

また、上位層は理論マスター(TAC)や理論サブノート(大原)に掲載されている理論は全て試験に持っていきます。相対試験なので他の受験生が対策しているならば、合格するには貴方も対策する必要があります。

私も友人も合格したときは参考も含めて、全て覚えて持っていきました。

なので、本気で受かりたいなら理論マスターと理論サブノートに掲載されている理論は全て持っていきましょう。

覚える量を削るのは、時間がないときだけです。その場合には予備校の模試で出題された論点を重点的に覚えましょう。

理論マスターと理論サブノートは両方購入がおすすめ

暗記する対象はTAC生なら理論マスター、大原生なら理論サブノートとなります。

しかし、予備校による不利益を無くすために、TAC生なら理論サブノート、大原生なら理論マスターも購入することをおすすめします。

例えば、TACの理論マスターでは掲載していない理論が大原に掲載されていたら、その部分は理論サブノートで覚える必要があります。

これにより、TACと大原で掲載されている理論の論点は全てカバーできます。

③理論暗記のスケジュールは予備校の指示は無視する

予備校の指示通り理論暗記を進めていたら経験上絶対に間に合いません。

直前で覚える論点が急激に増えて、復習が追いつかず大事な直前時期(5月)に模試の点数が伸びません。

理論暗記のスケジュールは下記のスケジュールがおすすめです。

  • 9月~12月:全論点70%程度の完成度
  • 1月~5月 : 全論点90%程度の完成度&改正論点暗記
  • 6月~8月:弱点補強※基本的には新規の暗記はしない

このスケジュール通り進めれば、理論においては他の受験生と比較して優位になります。

正直に言うとかなり厳しいスケジュールです。

しかし、5月からの直前模試で合格確実ラインに乗るには、このスケジュールでないと追いつきません。

法人税法の理論暗記は一字一句の暗記は必要でない

理論マスターと理論サブノートを見れば明らかですが、同じ理論でも覚える文言は異なります。

内容は同じことを言っていますが、細かい文言は違うので一字一句覚える必要性はありません。

私は一字一句覚えました。何故なら、細かいことを考えるよりも全部覚えた方が楽だったからです。

重要な内容が自分で判断できる方や予備校から指示があった場合には、一字一句でなくても全く問題ありません。

④総合問題の計算を解く回数を増やす

税理士試験の計算には、個別問題と総合問題があります。

総合問題とは、個別問題の集合体になります。また、本試験も総合問題の形式で出題されます。

本試験の形式に慣れるためにも総合問題を解く回数を増やすことは重要なことです。

計算のスケジュールは下記がおすすめです。

  • 9月~12月:基礎個別論点完璧&基礎総合問題
  • 1月~5月 : 応用個別論点完璧&応用総合問題
  • 6月~8月:毎日総合問題を解く

1番重要なのは、直前期は毎日総合問題を解くことです。

総合問題を毎日解くことで本試験の形式に慣れます。また、総合問題には多くの個別論点が含まれていますので、個別論点の復習となります。

総合問題を解いてスラスラ解けない個別論点があれば、テキストに戻ってその個別論点を復習しましょう。

おすすめの法人税法の計算総合問題

予備校の総合問題だけでは問題数が全く足りないので、市販の問題集も購入して積極的に解きましょう。

市販の問題集は講座を取っていても支給されないので、解く場合には自分で購入する必要があります。

< 基礎編>

個別論点が固まった12月に解くことをおすすめします。

< 応用編>

応用論点が固まった5月に解くことをおすすめします。

⑤理論は1度で完璧は目指さない

税法の理論暗記を最初から完璧に暗記しようとすると挫折します。

私は一つの項目を完璧にしてから次の項目に進もうとしましたが、2Pを完璧に覚えるのに8H近くかかりました。

このペースだと、計算の勉強や授業の速度に全くついていけません。

なので、完璧は諦めて下記の方法で理論暗記を回していました。

  1. 理論マスターを1週間で一回転できるよう7つのグループに分ける
  2. 最初の暗記の時に、2か月かけて全てのグループを50%程度暗記する
  3. 50%の暗記が終わったら、1週間で1周を必ず読んで回す
  4. 毎週、数題覚えが悪い理論を抜き出して重点的に追加で暗記する
  5. 3・4を繰り返して徐々に暗記の精度を上げていく

最初から完璧を目指すよりも理論の全体像を早期に掴むと効率的に暗記できます。

私は最初は読むだけで暗記できるか不安になりました。

しかし、徐々に慣れて覚えることができ、模試でも理論は得意でした。

⑥計算は完璧を目指す

税理士試験の法人税法の個別論点の計算のテキストに掲載されている問題は全て解けることが大前提です。

問題が解けるだけでなく、直ぐに算式が思い浮かぶレベルに仕上げる必要があります。

総合問題は個別論点の集合体なので、何の論点が問われているか理解した後は、算式がスラスラ出て来る状態が理想です。

総合問題を解くときは、標準の目標時間の−10分で解き終わることを目標としてみましょう。

例えば、目標時間60分と講師が言ったら、50分で解き終わり目標点数を超えるように努力しましょう。

この目標を達成出来れば、計算のスピードで負けることはありません。

⑦応用理論(理論ドクター)の結論は暗記

応用理論とはTACで言えば、理論ドクターを指します。

私は理論ドクターは理論暗記を促進する上では大事な教材だと考えています。何故なら、理論ドクターを読むことによって、理論暗記した項目をアウトプットすることができるからです。

使い方は下記の方法がおすすめです。

  1. 理論マスターで理論暗記をする
  2. 該当箇所の理論ドクターを毎回見て問題を解く
  3. 理論ドクターの解析が理解できなければテキストに戻る
  4. 1~3を毎週繰り返す
  5. 理論ドクターに掲載された問題は5月までに結論だけは全項目暗記する

上位層でも理論ドクターを軽視する方はいますが、理論ドクターと同じ問題が本試験出ることがあるので結論だけは絶対に抑えましょう。

⑧過去問は12月に1度は解いてみる

過去問は基礎論点の勉強が終わった後に、1度は解いてみることをおすすめします。

12月に解く段階では全く解けなくても問題ありません。本試験の形式や難易度を把握することが大事です。5月には過去問レベルが解けるようになっていると理想的です。

過去問を解くことで、最終的なゴールが明確になるので勉強計画の見直しを行いやすくなります。

【参考】勉強時間の確保ができないなら合格のために転職も検討が必要

法人税法を2年で合格する計画と過程すると、年間の勉強時間は1000時間程度は確保できないと厳しいです。

残業や休日出勤が頻繫に生じていて、勉強時間の確保が困難である場合には物理的に合格が難しくなります。

働きながら勉強することはストレスが溜まります。なので継続して勉強するには仕事と勉強以外にも休憩の時間も確保する必要があります。

一般企業の経理はコンプライアンスを意識しているので、残業が少ない傾向があります。

勉強時間が確保できないなら、転職を検討するのも選択肢の一つです。

簿記論・財務諸表論を合格していれば、上場企業も狙えます。

経理に強い転職エージェント→【経理に強い転職エージェントのおすすめ】未経験者と経験者別に紹介

税理士試験の法人税の勉強方法のコツの纏め

税理士試験の法人税法は難易度の高い科目です。

しかし、試験範囲が広いので努力が報われる試験科目です。勉強すればするほど合格確率が上がります。

多くの受験生が試験範囲を完璧に仕上げることは出来ないのが現状なので、働きながらでも2年間勉強を継続すれば、十分に合格の可能性があります。

法人税法は実務でも必須な知識なので、勉強すると役立つ場面が多いです。

効率的な勉強方法を探している方におすすめな本があります。様々な観点から100の効率的な勉強方法を紹介しているので、自分にピッタリな勉強方法を見つけることができます。真似できる箇所から実践して自分のオリジナル勉強方法を編み出してみませんか。気になる方は Kindle Unlimited で無料で読んでみて下さいね。

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星のおじさん

星のおじさん

【上場企業!IFRS!経理大好き!】【資格】税理士試験4科目合格(簿・財・法・消)TOEIC800点以上 【経歴】経理未経験→6年後に海外駐在(経営企画系統)【転職】20代:2回 【一言】税理士を目指したら海外で働くことになりました|会計の専門書マニアです(笑)

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