簿記3級は受からない人は苦手意識を持ち何度も落ちることが多いです。
実際に経理で勤務をしていると簿記3級を3回受けても落ちた人がいる一方、短期間かつ一発で合格する人もいます。
一発合格した人と3回落ちた人の話を聞いていると勉強方法に明確な差があるので簿記3級に受からない人は一発合格した人の勉強方法を真似してみてはいかがでしょうか。
この記事では、簿記3級に受からずに悩んでいる方に向けて、一発合格した人と3回落ちた人との違いから合格できる勉強方法を紹介します。実際に私が一発合格した経験と経理部の簿記3級保有者の勉強方法を基に解説しているのでお役に立てると思います。
では、纏めていきます。
【前提】簿記3級に受かるには仕訳の理解が最重要
簿記3級は100点満点・70点合格で、下記の構成で出題されます。
- 第1問 仕訳:45点
- 第2問 勘定・伝票など:20点
- 第3問 財務諸表:35点
45点が仕訳問題の出題となり、仕訳をマスターすることが簿記3級考慮の最大のカギとなります。
仕訳問題はパターンが決まっており勉強をすれば必ず得点できる問題なので、勉強すればするほど点数は確実に上がりますよ。
仕訳の考え方は簿記の基礎なので仕訳の切り方を理解出来れば、財務諸表など他の問題の理解の促進に繋がります。
なので、簿記3級は仕訳の考え方を重点的に学ぶことから初めるのがおすすめです。
<簿記3級 おすすめ仕訳問題集>
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例えば、
- 年齢
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【結論】簿記3級に受からないときの対策5つ
では、早速ですが1発合格した人と3回落ちた人の違いから簿記3級の対策を解説していきます。
まずは、1発合格した人と3回落ちた人の違いを表で解説しますね。
項目 | 1発合格した人の勉強方法 | 3回落ちた人の勉強方法 |
勉強範囲 | 基本を大切に満遍なく勉強 | 応用を重視して偏って勉強 |
テキスト | 最新版を使う | 中古を使う |
勉強方法 | アウトプット中心 | インプット中心 |
勉強時間 | 毎日2H程度(1~2ヶ月程度) | 直前期に纏めて勉強 |
疑問点 | 無料講座などを活用して解決 | あやふやな知識のまま苦手意識を持つ |
勉強範囲
簿記3級は試験範囲は試験範囲が狭いので、捨てる問題を作るのはおすすめしません。
1発合格する人はヤマをはらずに、伝票問題を含めて全範囲基本の問題は解ける状態で試験に臨みます。
3回落ちた人は仕訳入力はパターンで解いて、他の問題をほとんど勉強せずに落ちる人が多いです。
伝票や勘定問題は初見では解けないので、最低限テキストに掲載されている基本問題は解ける状態にして試験に臨みましょう。
簿記3級は絶対評価なので基本問題を全範囲で解けるようになれば、確実に合格レベルに達する設計になっています。
簿記3級は出題されるパターンは限られているので、捨てる問題は作らないようにしましょう。
テキスト
簿記3級を古い中古のテキストを使用する方がいますがおすすめできません。
理由は大きく分けて3つあります。
- 中古のテキストは最新版でない可能性がある(出題形式や会計基準が変わるので最新版のテキストは必須)
- 新品のテキストを購入することでモチベーションが上がる(投資額が大きい方がやる気が出ます)
- 新品でも3千円程度なので中古と価格差が少なく新品購入の方がメリットが高い
難関資格で数十万円もする講座であれば新品で購入するのも躊躇しますが、数千円程度なら新品で購入した方が良いかと思います。
新品のテキストを自分で使用をして汚していくと勉強した成果が目に見えてモチベーションも保ちやすいですよ。
簿記3級のテキスト選びに迷ったら下記の記事を参考にしてみてくださいね。
簿記3級の独学におすすめなテキスト→【簿記3級の独学】におすすめな無料サイトと初心者向け参考書3選【2023年版】
勉強方法
簿記はスポーツと同じです。正しいフォームを身につけて、繰り返し練習をすることで身につきます。
1発合格する人はテキストを読むだけでなく必ずアウトプットを並行します。
3回落ちた人はテキストを読むだけ理解した気持ちになってしまうことが多いです。
簿記はテキストである程度理解をしたら、アウトプット中心の学習に切り替えることをおかけします。
頭の中で理解したと思っていても、実際に問題を見て電卓を打つと考え込んでしまい時間が足りなくなったりしますよ。
イメージとしてはインプットとアウトプットの割合を3:7ぐらいにすると本番でも慌てずに問題を解けます
簿記におすすめな電卓→【カシオの電卓で簿記におすすめ機種5選】税理士試験で活躍した電卓を紹介【CASIO派集合】
勉強時間
簿記3級は一夜漬けで受かるほど甘い試験ではありません。
1発合格する人は毎日コツコツと復習と新規論点をバランス良く勉強します。
3回落ちた人はテキストは直前期に纏めて勉強をします。
簿記3級は簡単と言う人もいますが、確実に合格レベルに達するには100時間程度の勉強は必要となります。
複数回落ちる人のパターンは【直前期に纏めて勉強→不合格→勉強しないので忘れる→直前期に纏めて勉強→不合格】が多いです。
毎日コツコツと勉強すれば、復習と新規論点の学習をバランス良くできるので記憶が長期的に定着しやすいですよ。
毎日コツコツ勉強する方法→【毎日2時間の勉強は社会人でもできる】平日に勉強する5つのコツを紹介
疑問点
簿記3級は日常で使わない考え方もあり、独学の場合には一人で解決するのが難しいこともあります。
1発合格する人は独学でも自分で疑問点を解決して苦手論点を無くします
3回落ちた人は疑問点を放置して苦手論点を克服できないまま本試験に突入します
独学で簿記3級に合格するために1番必要なことは、疑問点を自分で解決できるかです。
疑問点を残したままにすると、本試験で出題された場合には確実にその問題は解けません。
なので、本試験までに疑問点を0にすることは、簿記3級を合格するために1番大事なことですよ。
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私も試しに聞いてみましたが、大手公認会計士スクールが提供する講座なだけあって分かりやすくクオリティが高いです。
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初めて簿記を勉強するに人は簿記の正しい学習方法が何かわからないのではないでしょうか。
1人でコツコツと勉強しながらモチベーションを維持するのは難しいです。また、無料講座で問題の解き方は理解できても、個別の学習のスケジュール管理はしてくれません。
また、正しい学習方法を身につければ、簿記2級や簿記1級に挑戦するときにも役立ちます。
英語学習では、学習を継続するためにコーチングを受けるのが主流であり、会計資格も同じようにコーチングを受けることをおすすめします。
Quel株式会社は会計専門のコーチングサービスを提供しているので、的確なアドバイスを貰えますよ。
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コーチングの手法が初めてでサービス内容に疑問をお持ちの方は、無料相談で疑問点を聞いてみてはいかがでしょうか。
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具体例を見て頂いた方が分かりやすいかと思いますので、私の結果を貼り付けます。
適職診断で使うのは、【職務適性】です。
実際に職務適性を見ると、経理が9と出ています。私自身も経理にとても向いていると考えていますので、分析の精度の高さが伺えます。
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仕事の価値観診断の纏め→【仕事の価値観の無料診断】転職の成功には適性を知るのが大事な理由
簿記3級に受からないときの対策の纏め
簿記3級は独学でも十分に合格できる試験です。
しかし、古いテキストや解説が分かりにくいテキストを選ぶと、勉強が非効率となるので評判が良いテキストを選ぶことをおすすめします。
簿記3級は認知度も高く取得すれば、企業にアピールになるので興味があれば目指してみてはいかがでしょうか。