経理におすすめな本

【所得税を勉強するのにおすすめな本5冊】解説が分かりやすい書籍を紹介

所得税は個人が負担する税金と思われますが、法人も所得税の納税義務が発生することがあります。

また、個人事業主やサラリーマンが節税対策を行う場合には、所得税の仕組みを理解すると節税のメリットや効果が理解しやすいです。

所得税は個人・法人共に関係がある身近な税法で面白いので、経理以外の職種の方も教養で学習をしてみてはいかがでしょうか。

この記事では、所得税を勉強したい方に向けて、おすすめ本を紹介しています。実際に中小企業と上場企業の経理で所得税に係る業務やサラリーマンの節税対策の勉強に、参考にした本なので役立ちますよ。

では、纏めていきます。

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【前提】所得税とは何か【企業(法人)は関係あるの?】

所得税を理解するにはまずは、大まかなイメージを掴むと分かりやすいですよ。

所得税は大きく分けて2つの税金タイプから構成されています。

  1. 源泉所得税:源泉徴収で天引きされて企業(源泉徴収義務者)が代理して納付する税金
  2. 申告所得税:所謂確定申告で申告納付をする税金

法人が主に関係するのが源泉所得税で、個人事業主や個人が主に関係するのが申告所得税です。

節税対策や個人の所得に係る所得税を学びたい方は、申告所得税を中心に学習すると良いですよ。

逆に企業の経理担当で所得税を学びたい方は源泉所得税を中心に学習をすることをお勧めします。

源泉所得税が学べる本→【源泉所得税の勉強におすすな本5選】源泉徴収の仕組みが分かる書籍を紹介

【参考】個人事業主とサラリーマンの節税対策には申告所得税の理解が大事

個人事業主やサラリーマンが納める主な税金の1つとしては所得税(申告所得税)があります。

なので、効果的な節税対策を実施するには納付額が大きい所得税(申告所得税)を減らすことが重要となります。

節税対策は税金の仕組みを理解をして行わないのと節税の効果が出ないだけでなく、最悪の場合は支出だけが無駄に増える可能性があります。

なので、節税対策には所得税(申告所得税)の基本な仕組みを抑えることが大事ですよ。

節税対策の具体的な手法→【節税対策を学ぶのにおすすめな本】法人と個人別に税金対策の書籍を紹介

【おすすめ】所得税の解説が分かりやすい書籍5選

では、おすすめ書籍を纏めていきます。

まずは、箇条書きで紹介します。

  1. 教養としての「所得税法」入門
  2. 弁護士が教える分かりやすい「所得税法」の授業
  3. イチからはじめる 所得税実務の基礎
  4. 実務家のための所得税重要ポイント実践ガイド
  5. 所得税・個人住民税ガイドブック 令和3年12月改訂

では、一つ一つ解説していきますね。

【初心者向け】教養としての「所得税法」入門

<内容>

所得税の考え方や仕組みを重点的に解説をしています。本書を読めば所得税の基本的な仕組みは理解できますよ。

<実際に読んでみて>

所得税とは何かの疑問に分かりやすく回答をしてくれます。所得税の成り立ちや各国との比較もあるので面白いです。所得税に興味を持った方が初めて読む本としておすすめです。

【実務者向け】弁護士が教える分かりやすい「所得税法」の授業 

<内容>

弁護士が所得税の条文を基に各事例を解説しています。本書を読めば所得税の条文の読み方がマスターできますよ。

<実際に読んでみて>

実際の裁判例を取り上げて解説をしているので所得税の面白さを感じながら学べます。所得税は難解で嫌と思っている方におすすめな本です。

【実務者向け】イチからはじめる 所得税実務の基礎 

<内容>

所得税を理解するだけでなく実際に確定申告書にどのように反映するかも解説をしている本です。本書を読めば所得税の確定申告書の基本的な事項は理解できますよ。

<実際に読んでみて>

所得税の申告書はどのように記載するのか基本的なことを解説をしています。なので、確定申告書を作成する方にはおすすめの本です。

会計事務所の実務が分かる本→【会計事務所の仕事を勉強できるおすすめ本5選】税理士事務所の仕事も理解できる書籍を紹介

【実務者向け】実務家のための所得税重要ポイント実践ガイド

<内容>

所得税の最新の改正事項や論点となるポイントを中心に解説をしている本です。本書を読めば実務で争点となるポイントは理解できますよ。

<実際に読んでみて>

重要ポイントがコンパクトに纏まっており、所得税の辞書的な役割を果たしてくれます。所得税の実務に携わる方は手元に一冊持っておきたい本です。

【実務者向け】所得税・個人住民税ガイドブック 令和3年12月改訂

<内容>

所得税だけでなく、所得と併せて課される住民税や事業税も解説をしています。本書を読めば所得税だけでなく、住民税や事業税の基本を理解できますよ。

<実際に読んでみて>

住民税や事業税は所得税と同じタイミングで学ぶと分かりやすいですよ。所得税だけでなく、関連税務も纏めて学びたい方におすすめの本です。

【参考】所得税は資格勉強でも学べる

税務調査 対策 本

所得税の全体像を知りたい方は、体系的に学習ができる資格の勉強をするのもおすすめです。

本を読むことでも税法は学べますが、実際に問題を解くことでより深い理解に繋がります。

<おすすめ検定>

1級でも優しめの基本的な問題で構成されており、勉強すれば確実に合格できるレベルです。

しかし、1級~3級を学べは税務担当として必要な知識を体系的に勉強できるのでおすすめですよ。1級まで勉強すれば、基本的な所得税の業務は一人で作業できるレベルになります。

勉強方法は公式テキストを利用すれば、独学でも全く問題なく合格できます。

所得税法能力検定の公式テキスト&問題集

所得税を学ぶのにおすすめな本の纏め

所得税は身近な税金ですが、学習範囲が広いので直ぐには全て理解ができません。

なので、まずは全体像を体系的にイメージをすることが所得税を理解する近道ですよ。

まずは本で所得税の全体像を体系的に理解をして、実務や節税対策に応用をしてみてはいかがでしょうか。

一番のおすすめは弁護士が教える分かりやすい「所得税法」の授業です。本書は所得税の条文を忠実に解釈して説明していますが、初心者が飽きないように事例を入れるなどの工夫が満載なのでスラスラ読めます。

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星のおじさん

星のおじさん

【上場企業!IFRS!経理大好き!】【資格】税理士試験4科目合格(簿・財・法・消)TOEIC800点以上 【経歴】経理未経験→6年後に海外駐在(経営企画系統)【転職】20代:2回 【一言】税理士を目指したら海外で働くことになりました|会計の専門書マニアです(笑)

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