会計と聞くと難しいと感じて苦手意識を持つ人が多いのではないでしょうか。
私は法学部出身で会計の知識は全くありませんでしたが、社会人になってから会計の勉強を始めました。
会計の専門用語や計算式に慣れるまでは苦戦しましたが、会計の知識は1度理解をすれば一生役立つので勉強する価値はありますよ。
この記事では、会計の勉強を行おうと考えている方に向けて、会計の勉強に役立つ本を紹介します。実際に経理で働いているときに参考にした本なので、会計学の入門を学びたい方には役立つ書籍となると思います。
では、纏めていきますね。
【前提】会計を学ぶ重要性(意味)
会計を学ぶ重要性が理解できないと勉強をする意欲が湧きませんよね。
会計は経理や公認会計士・税理士などの専門家だけでなく、経営者を筆頭にお金に係る全ての人に役立つ知識です。
会計を学ぶ具体的なメリットは
- 会社の業績を正しく判断できる:会計が理解出来れば財務諸表が読めます
- 会社の利益を改善できる:利益を出す仕組みが分かれば改善ポイントが理解できます
- 資金繰りを理解できる:キャシューフローが分かれば資金繰りも理解できます
- 確定申告を理解できる:税務は会計を理解すればある程度は理解できます
- 銀行と交渉ができる:会計の知識があれば銀行員と理論的に交渉できます
会計は企業が成長をするために必須な知識なので、経営者や出世したい社会人には必須の知識と言っても過言ではありません。
近年では管理職に会計の基本的な知識を求める企業が多いので、出世したい人は若手のうちから会計の勉強を始めることをおすすめします。
【宣伝】経理のキャリア相談を承ります
経理のキャリアは多種多様なプランがありどの道を目指すかで優先して経験・勉強すべきことは異なります。
例えば、
- 年齢
- 将来経理以外の職種につきたいか
- マネジメントをしたいか
- 制度会計、税務、管理会計、財務、原価計算のどれを武器とするか
- 未経験から経理になるには何をしたら良いか
貴方が置かれている状況をヒアリングして、貴方に最適なキャリアプランをアドバイスさせていただきます。
また、キャリアに関する質問にも回答させていただきますよ。
ココナラで体験談をもとにキャリア相談を承っていますので良かったらご利用ください。→経理のキャリアアップ 経理の転職相談を承ります
【結論】財務会計の勉強におすすめな本5選
では、おすすめ書籍を纏めていきます。
まずは箇条書きで紹介します。
- 会計クイズを解くだけで財務3表がわかる 世界一楽しい決算書の読み方
- カンタン図解で圧倒的によくわかる! 【決定版】決算書を読む技術
- [ポケットMBA]財務諸表分析 ゼロからわかる読み方・活かし方
- 決定版 キャッシュフロー計算書の基本がわかる本―経営戦略にも投資判断にも役立つ!
- 財務会計・入門〔第14版〕: 企業活動を描き出す会計情報とその活用法
では、一つ一つ解説していきますね。
【初心者向け】会計クイズを解くだけで財務3表がわかる 世界一楽しい決算書の読み方
<内容>
初心者でも分かりやすいように、図解を豊富に用いて解説しています。クイズ形式なので飽きずに読むことができ、読み終わった頃には決算書の基本は理解できるように設計されています。
<実際に読んでみて>
経理初心者でも短時間で簡単に理解できるので、読んで損がない一冊。実際に具体例を出しながらの解説は非常にイメージが付きやすい。経理に必要不可欠な知識なBS,PLの基本的な事項が理解できる良書。経理のはじめの一歩としておすすめしたい。
経理の初心者向けにおすすな本→【経理の初心者におすすめの本5選】始めての方が勉強になる書籍を現役経理が紹介
【図解:初学者向け】カンタン図解で圧倒的によくわかる! 【決定版】決算書を読む技術
<内容>
図解を中心に解説しており、難解な計算式を使わないで解説しています。本書を最後まで読めば、決算書の数値から企業の経済状態を理解できますよ。
<実際に読んでみて>
初学者から段階を踏んで理解できるように設計されているので、本書の順番通りに学習をすれば基本的な決算書は読めるようになります。会計を初めて学ぶ方にはおすすめの本です。
決算書の読み方の勉強になる本→【決算書の読み方】の勉強におすすめの本5冊【分かりやすい書籍を経理が厳選】
【財務分析】[ポケットMBA]財務諸表分析 ゼロからわかる読み方・活かし方
<内容>
財務会計の基本的な知識から財務諸表の具体的な読み方まで、ポイントを1冊に凝縮しています。本書を読めば会計に対する苦手意識がなくなります。
<オススメポイント>
財務諸表の実例を交えながら解説をしているので財務分析で見るべきポイントが理解しやすいです。基本的な財務分析の知識を学びたい方にはおすすめの本です。1000円前後の本と考えるとコスパ抜群です。
財務分析におすすな本→【財務分析の勉強におすすめな本5選】現役経理が解説が分かりやすい書籍を紹介
【キャシューフロー】決定版 キャッシュフロー計算書の基本がわかる本―経営戦略にも投資判断にも役立つ!
<内容>
キャッシュフローの成り立ち・作成方法・活用方法までの流れを初心者向けに解説しています。本書を読めばキャッシュフローの全体像を理解できますよ。
<実際に読んでみて>
分かりやすい言葉で解説しているので、頭に入りやすいです。キャッシュフローを苦手としている人や、初めて学ぶ方がキャッシュフローの概要を知るにはおすすめの本です。
キャシューフローを勉強したい人におすすな本→【キャッシュフロー計算書】を勉強するのにおすすめな本5冊【解説が分かりやすい書籍を紹介】
【中級者向け】財務会計・入門〔第14版〕: 企業活動を描き出す会計情報とその活用法
<内容>
企業が営む主要な活動に焦点を当て,財務諸表の作成プロセスを平明に解説し,変貌する財務会計の最新情報を盛り込んで好評を博してきたテキストの最新版。
<実際に読んでみて>
入門と記載されているがある程度の会計知識がある人を前提に記載されています。財務会計の考え方とプロセスが理解できるよう工夫されているので、本格的に会計を学びたい方にはおすすめ本です。
【人気本】財務会計の名著を紹介
「1財務3表図解分析法 (朝日新書)」は、会計の専門家でない人向けに、財務3表(貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書)を図式化して理解しやすく解説する本です。著者の國貞克則氏は、経営戦略を財務分析で読み解く方法を提供し、グローバルIT企業の財務の特徴も明らかにします。同じ業界・規模の2社を比較し、最新の決算をもとに経営の全体像を示す。視覚的に財務諸表を捉えることで、企業の現状や将来の方向性を読み取ることができるのが特徴です。
商品の特徴
- 会計の専門家でない人向けに、財務3表を図式化して視覚的に理解しやすく解説。
- 同じ業界・規模の2社を比較し、経営の全体像を示す。
- グローバルIT企業の財務の特徴を解明。
- 財務諸表から企業の現状や将来の方向性を読み解く視点での解説。
- 誰もが知っている有名企業を例に取り上げ、イメージしやすく説明。
【適職診断】何の仕事に向いているか科学的に調べてみる
何の仕事に向いているか気になったら、簡便的に科学的な適職診断をしてみてはいかがでしょうか。
選択式の質問に答えるだけで、科学的な根拠に基づいて貴方の適職を診断してくれるプログラムがあります。
コンピテンシー診断は、ミイダスが提供する無料の自己分析プログラムです。
貴方の選択した回答に基づいて、適職診断を自動で行ってくれる仕組みです。所要時間は約30分程度なので気軽に行えます。結果を見て頂ければ分かりますが、詳細に性格や職務適性を分析してくれます。無料なので気軽に試せるのでおすすめです。
具体例を見て頂いた方が分かりやすいかと思いますので、私の結果を貼り付けます。
適職診断で使うのは、【職務適性】です。
実際に職務適性を見ると、経理が9と出ています。私自身も経理にとても向いていると考えていますので、分析の精度の高さが伺えます。
※無料登録によりコンピテンシー診断が可能となります。
適職診断について→【自分の価値観の見つけ方】仕事の価値観診断で働きやすい会社も分かる
会計の勉強におすすな本の纏め
会計は細かい基準は毎年変更となりますが、根本的な考え方は古代から存在するものです。
一度会計を学べば永久に役立つ知識なので、学んで損となることはありません。
公認会計士や税理士になるには膨大な勉強時間が必要ですが、基本的な知識を学ぶだけなら数冊の本を読めばマスターできますよ。