経理で使うパソコンは、一般企業の経理や会計事務所の税理士でも作業内容が似ているため、必要なスペックは変わりません。
パソコンは高スペックだと無駄に費用がかかり、スペック不足だと動きが鈍くて作業に支障をきたします。
豊富なパソコンの種類の中から経理の作業をする上で最適なパソコンを紹介します。
この記事では、経理用のパソコン選びに困っている方に向けて、経理におすすめなPCを紹介します。実際に社内で経理用のPCの選定に携わっているので、経理に必要なスペックや使い勝手は理解していますよ。
では、纏めていきますね。
【前提】経理(会計事務所)のパソコンで必要なスペック【会計ソフトが使えるかが重要】
では、個別のパソコンを紹介する前に経理(会計事務所)のパソコンの選び方のポイントを紹介しますね。
経理でパソコンを選ぶ最大のポイントは会計ソフトとExcelがストレスなく使えるスペックを満たすかです。
項目 | 推奨 | 備考 |
デスクトップパソコン or ノートパソコン | ノートパソコン | 会議・リモートワークのために持ち運びできることが必須。画面が小さければ外付けディスプレイを購入すればOK。 |
office | office搭載 | Excelは必ず使いますのでPC搭載済みがおすすめ。 |
CPU | core i5 or Ryzen5 | PCの処理速度に関係します。core i5 or Ryzen5を満たせば、日常的な経理作業で遅いとは思わないレベル。 |
ストレージ | SSD 256GB | ストレージの容量とストレージのデータ転送速度に関係します。通常の経理作業であれば256GBで容量は十分。SSDであればデータ転送速度※1は早いのでストレスは感じません。HDDはデータ転送速度は遅いので非推奨。 |
メモリ | 8GB | PCで作業を行う際に一時的にデータを展開するために使われる記憶装置です。容量が大きいほど一度に複数の作業を行えます。経理でグラフを作成する程度であれば8GBでストレスを感じることはありません。 |
※1 データの転送速度:例えば、OSの起動速度に影響・ファイルの移動速度をいいます。
経理でExcelを使用して関数を組んだりグラフを使用する程度の作業であれば上記のスペックで問題ありません。また、SAPやオラクル、弥生会計などの会計システムも上記のスペックPCであれば、ストレスなく作業をすることができます。
私は勤務先で上記スペックのパソコンを貸与されていましたが、会計システムの入力を含めた作業でストレスを感じることはありませんでした。
もし、マルチタスク(例:YouTubeで音楽を聴きながら作業するなど)を頻繫に行う場合には、メモリを16GBにアップグレードすることをおすすめします。
上記スペックを満たしたパソコンでも価格はピンキリなので、コスパ抜群で壊れにくいパソコンを紹介しますね。
【参考】経理におすすめなモニター
ノートパソコンを利用する時に画面が小さくて見づらいと感じる方も多いのではないでしょうか。
私はノートパソコンとモニターを支給してもらい、細かい作業をするときはモニターに数値を移して確認をしています。
ノートパソコンとモニターはケーブルを繋ぐだけで直ぐにセットできますので、予算があれば検討をしてみてはいかがでしょうか。
<おすすめのモニター>
【結論】経理(会計事務所)におすすめのノートパソコン4選【10万円以下でコスパ抜群なもののみ】
では、経理におすすめなノートパソコンを紹介しますね。
まずは、箇条書きで纏めていきます。
上記で紹介するノートパソコンは全て経理の作業で必要となるスペックは満たしていますよ。
では、一つ一つ解説していきます。
①Lenovo ノートパソコン IdeaPad Slim 550
<オススメポイント>
office込みで9万円前後の価格です。フル充電が14時間持つので日帰りの出張であればACアダプターはいりません。14インチで約1.4kgなので持ち運びに便利なのが嬉しいです。
②Dell Inspiron 14 5410
<オススメポイント>
office別で7.5万円前後の価格です。別売のofficeを合わせて購入すると10万円前後になるのでやや割高なパソコンとなります。しかし、InspironはDell社の人気シリーズであり安心感があります。起動からの立ち上がりが早いのが特徴です。
③ASUS ノートパソコン X515JA
<オススメポイント>
office込みで9万円前後の価格です。15.6インチとノートパソコンとしては大きめな画面なので細かい数値も見やすいです。出張のお供には少し大きめなので、社外の出張が多い方にはおすすめできません。
④HP ノートパソコン HP 14s-fq1000
<オススメポイント>
office込みで7万円前後の価格です。バッテリーは9時間程度の持ちですが、14インチで約1.33kgなので持ち運びは可能です。バッテリーの持ちが9時間程度で問題なければ、コスパ抜群のパソコンです。
【参考】経理のテンキーおすすめ3選
ノートパソコンを使うとテンキーがなくて不便に思うことはありませんか。
特に経理は数値を打つ機会が多いので、テンキーの有無で作業スピードが大きく異なります。
私は作業で数値をリズムよく打てないと疲れてしまうので、ノートパソコンに外部接続のテンキーを繋げて利用しています。
テンキーは有線・無線ともに、マウスと同じ要領でノートパソコンに差し込めば直ぐに使えます。
①エレコム テンキー ワイヤレス(レシーバー付属) パンタグラフ 薄型 ブラック TK-TDP019BK
Bluetoothで「00」キーがあるので使いやすい。また、薄くて軽いので持ち運びに便利です。
②Bluetooth テンキーボード Anikksワイヤレス テンキーパッド
接続性とキーの反応が良く作業にストレスを感じない。また、方向キーなども搭載しているので使い勝手が良いですよ。
③ぺリックス PERIPAD-303B メカニカルテンキー
有線なのでワイヤレス特有の接続問題とは無縁。また、メカニカルタイプのキーを使用していますので深くて確実なタッチに安心感を感じる。
【一押し】弥生会計と相性が良いノートパソコンのおすすめ
富士通のノートパソコン FMV Lite WA1/H1は、Windows 11を搭載し15.6インチの大画面で快適な操作性を実現しております。
Intel Core i5プロセッサー、8GBのRAM、256GBのSSDを備え、弥生会計の要件を満たすします。会計ソフトを扱うのに十分なスペックを有するだけでなく、汎用性が高いので他の用途に転用できるノートパソコンですよ。
おすすめポイント
- Windows 11搭載:最新のOSで快適な操作性とセキュリティを提供。
- 15.6インチディスプレイ:広い画面で作業効率が向上し、映像も鮮明。
- Intel Core i5プロセッサー:高速処理能力で複数のアプリケーションもスムーズに動作。
- 8GB RAMと256GB SSD:十分なメモリと高速のストレージで快適な使用体験。
- スーパーマルチドライブ搭載:CDやDVDなど、様々なメディアに対応し、多目的に使用可能。
【参考】会計ソフトのおすすめ【簡単にパソコンで使える】
会計ソフトは近年進化しておりAIが自動で記帳をしてくるものも誕生しています。
機能が充実した会計ソフトを選べば経理に係る工数を大幅に短縮できます。
経理業界で評価高い会計ソフトを紹介しておきますので、良かったら利用してみてくださね。
経理(会計事務所)におすすめなノートパソコン纏め
経理や税理士の作業スピードはノートパソコンに大きく依存します。
Excelのスキルが高くても、パソコンのスペックが低くければ処理が途中で止まってしまいます。
高すぎるものを買う必要はありませんが、最低限度のスペックを満たしたパソコンを購入することをおすすめします。
私の1番のおすすめはLenovo ノートパソコン IdeaPad Slim 550 です。持ち運びに便利で長期間バッテリーが持つのが強みです。私はプライベートでブログや自分の確定申告を行う時に使っていますが、快適に使えています。