簿記を勉強しようと考えたときに自分が簿記に向いているかは気になりますよね。
実際に私も簿記と法律関係の資格をどちらを目指すか悩んときに、自分が簿記に向いているか調べました。
簿記は3級レベルならば向き不向き関係がなく取得できますが、簿記2級からは苦手意識があると合格に苦労します。
この記事では、簿記の向き不向きが気になっている方に向けて、簿記が向いている人の特徴を解説します。実際に簿記の勉強をしており税理士の科目合格まで達成をしており、経理で働いているのでお役に立てると思います。
では、纏めていきますね。
【前提】簿記は向き不向きが分かれる
簿記は得意な人は苦労せず(300H程度)簿記2級程度まで取得できますが、苦手な人は簿記2級まで600H程度かかることもあります。
簿記はピラミッド形式で知識を積み上げるので、簿記の基本的な原理原則(例えば、仕訳の貸借は一致する)を理解することが重要となりますよ。
簿記の基本的な原理原則を覚えるまでの速度が簿記が向いている人は早く、簿記が向いていない人は遅い傾向があります。
なので、簿記に向いている人は勉強が時間が少なく簿記検定に合格することが可能となります。
簿記に向いていないと思っている方は、簿記の基本的な原理原則を重点的に学習することで学習スピードが上がりますよ。
基本的な能力を身に付けた後は、実務で経験した分野で得意な項目を軸にキャリアアップしていくと高年収が狙える経理になりますよ。
簿記の基本的な原理原則を抑えるのにおすすめ本→【簿記初心者におすすめな本5選】現役経理が分かりやすい入門テキストを紹介
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また、キャリアに関する質問にも回答させていただきますよ。
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【結論】簿記が向いている人の特徴4つ
では、簿記が向いている人の特徴を解説していきます。
まずは、箇条書きで紹介します。
- パズルが好きな人
- 英語が得意な人
- 株式投資や信託投資が好きな人
- 法学部など専門知識の学習経験がある人
では、一つ一つ解説していきますね。
① パズルが好きな人
簿記は簡単に言えば財務諸表の貸借対照表を一致させるために、ルールに従って仕訳を投入していくゲームとなります。
パズルと考え方が似ており、財務諸表を作成するために一つ一つピースを当てはまていく作業が重要となりますよ。
パズルを完成させたときの達成感が好きな人は、簿記の財務諸表を完成させた達成感に喜びを感じるはずです。
② 英語が得意な人
英語と簿記の学習方法ほ共通点が多く英語が得意な人は簿記も得意な傾向が強いです。
英語は学習の順番が大切で、ピラミッド形式で基礎から順番に学習をしないと学習効率が悪いですよね。簿記も同じで簿記の基本的な原理原則を飛ばして、応用から学んでも学習効率が非常に悪いです。
基本が大切なのは分かっている!と多くの人は言うと思いますが、実際に勉強をすると基礎問題に飽きて応用問題ばかり一生懸命取り組む人が続出します。
実際に私は税理士試験の簿記論で模試の点数が急激に上昇したのは、基礎問題集を全て完璧に解けるまで繰り返した後でした。
英語と簿記は勉強方法が似ているので、英語が得意な人は簿記の勉強にも苦労はしませんよ。
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③ 株式投資や信託投資が好きな人
株式投資や信託投資などお金の運用に興味がある方は、お金の運用に役立つ簿記の知識は興味をもって取り組めます。
例えば、個別企業の株式投資で儲けるには企業が発表する財務諸表を読み込み投資するかの判断をする必要がありますよ。
自分のお金を使って投資をするので、投資に役立つ簿記の知識の勉強にも真剣になります。
実際に私は株式投資をしていたのも簿記を勉強したきっかけの1つですが、投資に役立つと思うと勉強意欲が湧いてきました。
簿記は基本的な原理原則を理解するまでが1番苦労するので、原理原則を理解するまで勉強のモチベーションを保つことが重要となります。
簿記が実際に役立つ知識を学んでいると感じる人は、簿記の勉強を継続できるので簿記に向いていますよ。
お金の勉強に役立つ本→【20代のお金の勉強におすすめな本5選】現役経理が分かりやすい書籍を紹介
④ 法学部など専門知識の学習経験がある人
簿記は専門用語が沢山出てきますので、専門用語に馴染みがない人は辛く感じることが多々あります。
法学部などで専門用語に多く触れた経験がある方は、専門用語に慣れているので簿記の専門用語にも早く慣れることができますよ。
専門用語=外国語なので専門用語を理解するまでは、テキストを読むのも時間が掛かります。
例えば、貸倒引当金、減損は経理や簿記経験者なら一瞬で理解できますが、一般的な人が理解するのは困難な用語となります。
なので、専門用語の学習経験がある人は簿記の学習もスムーズに進めることができますよ。
【参考】自分の適職を科学的に調べてみる
自分の強みや適職が気になったら、科学的に適職診断をしてみてはいかがでしょうか。
選択式の質問に答えるだけで、科学的な根拠に基づいて貴方の適職を診断してくれるプログラムがあります。
コンピテンシー診断は、ミイダスが提供する無料の自己分析プログラムです。
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具体例を見て頂いた方が分かりやすいかと思いますので、私の結果を貼り付けます。
適職診断で使うのは、【職務適性】です。
実際に職務適性を見ると、経理が9と出ています。私自身も経理にとても向いていると考えていますので、分析の精度の高さが伺えます。
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簿記に向いている人の特徴の纏め
簿記は向いていつ人はスラスラと簿記2級までは取得できます。
簿記1級からは簿記に向いていても苦労はしますが、苦労するのは単純に簿記1級の難易度が非常に高いからです。
また、簿記に向いていないとしても簿記の基本的な原理原則を理解することで、簿記が得意に変わることもありますよ。
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