経理の転職活動

【大企業と合わない人の特徴は?】メリットとデメリットも解説【現役上場経理が語る】

大企業に入社してみたいけど、大企業の社風と自分が会うのか気になるかたも多いのではないでしょうか。

大企業ならではの高年収や手厚い福利厚生はメリットは想像の通りですが、大企業には中小企業にない文化もありますので事前に理解することをおすすめします。

職場は毎日働く場所なので高年収でも自分の価値観と会社の文化が違うと、離職する可能性が高くなってしまいます。

この記事は大企業への転職を検討している方に向けて、大企業に合わない人の特徴を解説します。中小企業で1社、大企業で2社勤務したからこそ分かる、大企業のメリットとデメリットも併せて紹介しますので、転職を検討している方のお役に立てると思います。

では、纏めていきますね。

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【前提】大企業(上場企業)の特徴は

大企業は歴史が長く従業員数も多く、グローバルに展開している企業が多いです。

法令遵守のために社内で様々なルールが設けられており守られた環境で働くことができます。また、株主の目があるので、社長が暴走できない仕組みが作られていますので、社長の暴走が起きにくいのも特徴です。

従業員数が多い=多様性を受け入れることに寛容であり、様々な意見を持った方々が働けます。

簡単に言えば、上司も色々なタイプの人間がいることに慣れています。例えば、完全にプライベートと仕事を分けたい人がいることや、ズバズバ意見を言う人がいることなど・・・

また大企業は資本が潤沢なので、平均年収が高い企業が多いのは魅力的です。大企業は資本があるので多少不景気であっても賞与はでますし、定時昇給がある会社が多く、退職金も支給されます。

上記だけみると、良い面だけ見えますが勿論悪い面もあります。

組織が大き過ぎるので、自分が何に貢献しているのか分かり辛かったり、キャリアについても、業務が定形化されているので、意識しない社外で通用しない人材になってしまいます。

また、まだまだ年功序列を取っている企業が多いので、下積み時代が長いのが特徴です。

<大企業の文化が理解できる本>

【結論】大企業に合わない人の特徴5つ

では、早速ですが大企業に合わない人の特徴を紹介します。

  1. ルールや決まり事に従って業務を行うことが苦手な人
  2. 調整業務が苦手な人
  3. 20代で管理職など直ぐに責任がある仕事を担当したい人
  4. 転勤や部署異動が苦手な人
  5. 仕事を中心に人生を生きたい人

上記に3つ以上当てはまれば、大企業で働くのに向いてない可能性が高いです。

【参考】大企業(上場企業)に向いているか科学的に調べてみる

自分が大企業に向いているか気になったら、科学的に適職診断をしてみてはいかがでしょうか。

選択式の質問に答えるだけで、科学的な根拠に基づいて貴方の適職や行動特性を診断してくれるコンピテンシー診断をミイダスが提供しています。

自分の得意分野や上司との相性が分かって面白いですよ。

貴方の選択した回答に基づいて、適職診断を自動で行ってくれる仕組みです。所要時間は約30分程度なので気軽に行えます。結果を見て頂ければ分かりますが、詳細に性格や職務適性を分析してくれます。無料なので気軽に試せるのでおすすめです。

具体例を見て頂いた方が分かりやすいかと思いますので、私の結果を貼り付けます。

ミイダス コンピテンシー診断
※クリックすると拡大できます

例えば、適職診断で使うのは、【職務適性】です。

実際に職務適性を見ると、経理が9と出ています。私自身も経理にとても向いていると考えていますので、分析の精度の高さが伺えます。

※無料登録によりコンピテンシー診断が可能となります。

適職診断については下記の記事でも纏めていますので良かったら見てくださいね。

【仕事の価値観の無料診断】転職の成功には適性を知るのが大事な理由

【メリット】大企業(上場企業)で働くと得られるメリット5つ

大企業に合わない人

大企業で働くメリットは、はっきり言って福利厚生面がかなりの比重を占めます。

また、”大企業に在籍していた”=”優秀な人材”というバイアスが得られるのも魅力的です。

ここでは全体のメリットを纏めていきますね。

  1. 高い平均年収、退職年金(やはり、安定して高い水準でお金を得られるのはメリットですね)
  2. 法令遵守意識が高い(パワハラ、過度な残業は少ないです)
  3. 従業員が真面目(民度は高いです、陰湿ないじめなどは少ないです)
  4. 若手ならキャリアチェンジが容易 例 総務→経理など(大手企業が取る=優秀な人材=活躍できるのでは?と思ってくれます)
  5. 婚活にはかなり有利

福利厚生など細かいところは色々ありますが、大きな部分は上記です。非常に魅力的ですね。

私は中小企業でも働きましたが、昇給もなく将来は凄く不安になりました。大手企業は潰れる可能性も低く、将来がある程度保証されているのは最高の福利厚生だと思います。

正直、平和にそれなりの生活水準のサラリーマン人生を送るなら大手企業一択だと思います。

大企業に入社するには、大企業と強いコネがある転職エージェントを利用することをおすすめします。

人材業界の最大手であるリクルートエージェントdoda であれば、大企業と強いコネがあり大手企業の非公開求人を多く取り扱っているのでおすすめです。

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【参考】大企業(上場企業)で経理として働くメリット

大企業で経理として働く場合のメリットは大きく分けて2つあります。

  • キャリア面(市場価値が上がる業務)
  • 環境面(ワークライフバランスが取れるか)

では、一つ一つ解説をしていきますね。

【キャリア面】大企業の経理の仕事は市場価値が高い

大企業は海外売上も多いいため、難易度が高い経理業務にチャレンジできます。

難易度が高い業務の実務を経験すれば、市場価値も上がるので転職で有利になりますよ。

具体的な業務を箇条書きで纏めていきますね。

  • 連結決算(IFRS)の経験ができる(連結決算(IFRS)を経験したかどうかで、市場価値はかなり変わりますが、中小企業ではほぼ導入されていません)
  • 海外子会社がある(駐在に行ける可能性がある)
  • M&Aなどが頻繁に起きるので特殊論点に対応できる
  • 開示、有価証券報告書など上場企業ならではの業務が経験できる
  • 監査法人対応
  • 管理会計、税務業務も経験できる

大企業で上記の経験を積んでいれば、転職する場所に困ることはありません。

基本的には、経理の転職は特別な武器(資格・英語力・海外駐在経験)がなければ、同規模か規模が下の会社にしか転職ができないことが多いです。

なので、大企業でキャリアを積むことで、将来転職で年収UPできる可能性を上げれますよ。

CFOを目指す人におすすめな本→【CFOを目指す人におすすめな本5選】経理のキャリアが学べる書籍を紹介

【環境面】大企業の経理はワークライフバランスが取りやすい

大企業の経理は残業時間が短くはっきり言って楽です。

楽な理由を箇条書きで纏めていきますね。

  • システムが完備してある(手作業の集計が少なく無駄な作業が少ないです)
  • 教育体制がある(人数が多いため、ある程度は余裕がありますので新しい業務は丁寧に指導して貰えます)
  • コンサルタントなど利用が可能(予算があるので業務改善や新基準導入に外部の力が使えます)

長く働くには環境面が物凄く大事です。大企業はその辺りは群を抜いて居心地が良いです。

大企業は資金力がありますので、最先端のシステムが完備することができ残業時間は減ります。また当然、残業をすれば残業代は支給されます。

大企業は資金力を活かしてシステムなどに投資ができるので、ワークライフバランスは整っていますよ。

経理のワークライフバランス→【経理は楽なの?】現役経理が特に楽な業界と仕事の特徴を語る

【デメリット】大企業(上場企業)で働くデメリット3つ

メリットだけみると大企業最高と叫びたくなりますが、勿論デメリットはあります。

簡単に言えば、大きすぎる故に小回りが聞きません。

例えば、何をやるにしろ、稟議(面倒くさい承認手続き)が必要であったり、意図しない転勤要請があったりと・・・個人は完全なる歯車です。正直部内のエースが転職でいなくなってもどうにかなる仕組みを構築しています。例えば、経理であればお金をかけて、緊急で業務をプロにアウトソーシングするなど。

では、全体でのデメリット纏めていきますね。

  1. 手続きが煩雑(新しいことを始めるには、かなり面倒くさい社内手続きが必要です(笑))
  2. 転勤が多い(多くの支社や拠点があれば当然転勤が多い)
  3. やりがいを感じ難い(業務が定型化されており、会社に与えるインパクトも少ないのでつまらないことが多いです。)

私が1番困ったのは、”手続きが煩雑”なことでした。

例えば、収益分析して明らかにリース会社を変更した方が費用が安く抑えられる場合でも、勤務先では課長→部長→役員→上席役員の承認が必要です。それぞれに承認を求める為に、プレゼン資料を作って説明しなければなりません。

正直面倒くさいの一言です(笑)見積書を見せれば一発で費用を削減できることが明らかなのに・・・

”手続き煩雑=新しい事を始められない=業務定型化=やりがいを感じない”と悪循環になる可能性が高いです。

【注意】大企業(上場企業)は調整業務が沢山発生する

大企業(上場企業)は規模が大きくなればなるほど、部門間の調整業務が増えます。

調整業務は社内人脈が必要となりますので入社当時は関係者との調整が上手くいかずに悩むことも多いです。

なので、調整業務を少しでも円滑に行うために事前に交渉力や折衝力は学んでおくことをおすすめします。

交渉力や折衝力が学べる本→【交渉力が身につくおすすめの本】折衝力を高めるのに役立つ書籍を紹介

【参考】大企業(上場企業)で経理として働くデメリット

大企業の経理は”希望すれば”色々な業務を経験できます。大企業に入社される方々は基本的に地頭が良く、素直な方々が多いです。

それ故に、会社が命じる業務ばかり行って経理としてのキャリアがダメにならないように、自分でコントロールする必要があります。

会社は個人のキャリアをそこまで重視していません。個人のキャリアより、経理部全体が上手く回ればOKとの考えです。

では、大企業で働くデメリット纏めていきますね。

  • 経理業務の全体が把握できない(枝葉の業務を5年やっても、経理業務の全体は分かりません。例えば、固定資産管理5年とか。)
  • システムで自動化されているので処理内容を理解できない(例えば、減価償却費の計算とか自動化されてますが、どのように計算され結果が財務諸表にどう影響するかは把握すべきです)
  • 優秀な人材が多いので自分が埋没し易い(例えば、IFRS新規導入など市場価値が上がる業務があっても、社内に公認会計士など優秀な人材がいたらチャンスはなかなか回ってきません)
  • マネジメント経験が早期に積みにくい(大企業は管理職になれる時期が大体決まっていますので、30代後半以降でないとマネジメント経験が積めないことが多いです。)
  • 1つの業務を長年やらされる(基本的には保守的なので、希望しない限りは同じ業務をしている事が多いです。)
  • 決算業務に携われない(人数が十分いるので、決算業務も専用のメンバーがいます。)

大企業の経理は大人しく仕事をしていると、チャンスが回って来ません。

希望を上司に毎回伝え続けて、空きが出来たらそこに自分をねじ込むアピールが非常に大事です。

【対策①】市場価値が高くなる経理のキャリプランを考える

経理は特に何の業務を経験したかが、市場価値に直結しますのでキャリアプランを真剣に考えることが非常に大事です。

例えば、大企業の経理経験でも固定資産管理5年では市場価値が低いです。

これでは転職市場ではほとんど戦えないので、自分で転職市場で戦えるキャリアを社内で構築する努力は絶対に必要です。

大企業(上場企業)で市場価値が高い経理業務を経験してかつ、英語力があれば、転職市場で1000万は可能です。

逆に言えばそれができないと、一つの会社に必死にしがみついて生き抜くしかないです。

経理で市場価値が高いで業務→【経理で市場価値を高い人材は?】グローバル経理が解説【高年収を狙う】

【対策②】市場価値が高い業務を任せて貰えるように勉強をする

私は入社当初は、請求書発行と仕訳入力程度しか任せて貰えませんでした(笑)これでは市場価値ははっきり言って0です。

上場企業は 魅了的な業務(市場価値が上がる業務)が沢山あるので、上司に上手くアピールすれば市場価値が上がる業務に付ける可能性は非常に高いです。

なので、 しっかりと任せられた業務をこなしながら上司に希望を伝え続けました。

その結果、希望通り単体決算→連結決算(IFRS)&税務の順番に経験させて貰えました。

上司曰く、やはり希望する人間に一度は任せてみたいという親心(笑)があるとのことなので、やはり積極的にアピールするのは非常に大事です。

単純作業を担当するだけでなく、市場価値が高い業務に失敗することを恐れずにチャレンジをしてみましょう。

まずは、経理のキャリアにおいては決算書を読めるようになるのが大事なので勉強の内容に迷ったら決算書の読み方を勉強することをおすすめします。

決算書の読み方が分かるようになる本→【決算書の読み方】の勉強におすすめの本5冊【分かりやすい書籍を経理が厳選】

大企業の経理の纏め

大企業であっても絶対に潰れないという保証はどこにもありません。

就職ランキングを見れば明らかですが、10年前のランキングと今年のランキングに乗ってくる企業は異なります。

故に大企業に入社しても自分のキャリアが潰れないように意識して仕事をする必要があります。会社が潰れても自分のキャリアが優秀であれば、希望する会社に転職できます。優秀な経理はどの時代も引く手あまたです。

大企業に転職したら絶対に安泰と思わず、しっかりとデメリットがあることも認識して入社しないと後悔してしまいます。

市場価値の上げ方に着目して解説しています。転職だけを正解とせずに、現職に留まりながら市場価値を上げる方法も述べられており、選択肢が多くて参考になります。転職を検討している方は是非読んでみてください。 気になった方は Kindle Unlimited で無料で読んでみて下さいね。

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  • この記事を書いた人
星のおじさん

星のおじさん

【上場企業!IFRS!経理大好き!】【資格】税理士試験4科目合格(簿・財・法・消)TOEIC800点以上 【経歴】経理未経験→6年後に海外駐在(経営企画系統)【転職】20代:2回 【一言】税理士を目指したら海外で働くことになりました|会計の専門書マニアです(笑)

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