転職をする人は現職の不満を解消して新しい会社で成功したいと思っていますよね。
しかし、漠然とした希望で転職をすると実際に転職をしたときに、転職で希望と現実がマッチをせずに後悔することが多々あります。
失敗しない転職をするには本当にその企業が自分の希望にあっているか確かめるための事前準備が必要となりますよ。
この記事では、失敗しない転職をしたい人に向けて、失敗しない転職をするために事前に準備すべきことを紹介します。実際に2回転職しており、部門で採用担当も勤めたことがあるのでお役に立てるかと思います。
では、纏めていきます。
【前提】未経験での転職は失敗しやすいので要注意【体験談】
一般的に未経験の職種へのチャレンジの転職はリスクが高いです。
例えば、営業から経理、総務から営業など職種が全く変わる転職は未経験者として扱われます。
未経験での転職が失敗しやすい理由は下記の通りです。
- 未経験扱いなので社格や給与は転職で下がる
- 入社しても新人と同列に扱われる
- 新卒よりも年齢が高い状態で入社するので出世には不利
- 仕事がイメージしていたものと異なる可能性がある
- 何も分からない状態なので教育担当者と相性が悪いと致命的
未経験者で転職をする場合には、上記のリスクがあることを最低限認識をして転職活動をしましょう。
【対策】未経験での転職の事前準備は2つ
少しでも未経験者でのリスクを減らすために、下記のことは必ず行うことをおすすめします。
- 希望する職種の仕事に関する本を読む又は実際に働いている人の話を聞く→仕事内容をイメージできるようにする
- 職種に関係する資格を取る→知識を知っておけば業務に慣れるのも早くなりますよ。
私は未経験で営業から経理に転職をしましたが、上記の2つを事前準備したため何とか業務に直ぐになれることができました。もし、準備をしていなかったら、スタートダッシュに失敗して窓際に左遷されたと思います。
上記の対策は未経験で転職するときのアピールにも役立つので、転職活動と並行して実行しても損はありませんよ。
職務経歴書の作成に苦手意識がある方は第三者の力を借りることもおすすめです。
有料・無料の職務経歴書の添削サービス→【職務経歴書・履歴書の添削サービス】有料・無料ごとにおすすめを紹介
【結論】失敗しない転職をするために準備すべきこと5つ

では、早速ですが失敗しない転職をするために準備すべきことを紹介します。
- 働く上で譲れないことを明確にする
- 同族企業・オーナー企業は基本的に避ける
- 業績・財務体質は必ず調べる
- セカンドオピニオンを聞く
- 転職するか迷ったら内定を取るまで転職活動をしてみる
では、一つ一つ解説していきますね。
① 働く上で譲れないことを明確にする
転職の希望を見つけるのは難しいかもしれませんが、働く上で絶対に譲れないことを明確にするのは簡単です。
例えば、
- 職種は経理
- 業界はメーカー
- 年収は500万円以上
- 年間休日は120日以上
- 勤務地は東京
感覚的なものでなく、数値化(具体化)して表すことをおすすめします。
また、絶対に譲れない条件は転職の1番始めに実践して紙やデジタルのメモ帳に残しておきましょう。最初に譲れない条件として上げたものを無視して転職をしても失敗する可能性が高いです。
周りでよくある転職失敗談は年収は希望年収より低くてもやりがいがあるから転職するパターンです。
人間は1度上げた生活水準を下げるのは大きな苦痛を伴うので、年収ダウンの転職は慎重に検討することをおすすめします。
② 同族企業・オーナー企業は基本的に避ける
同族企業・オーナー企業は基本的にTOPダウンの社風があります。
意思決定が早く優秀な経営者と一緒に仕事ができるメリットもありますが、社風に癖があるので万人受けはしないですよ。
もし、自分が転職先の同族企業やオーナー企業の社風に馴染める自信があれば転職をおすすめします。
社風に馴染めない場合に社長や経営層が変わることがなく、働きにくい環境で仕事をすることになりますよ。
例えば、社長が猛烈に働いて成果を出した人間であれば、仕事の成果が同じでも
- 残業が多い=評価される
- 残業が少ない=評価されない
となる可能性があります。
同族企業・オーナー企業は経営層の意向が強く反映されるので多様性がある企業とはなりにくいです。
なので、転職で失敗したくなければ同族企業・オーナー企業は基本的に避けましょう。
③ 業績・財務体質は必ず調べる
採用企業の業績は、年収(主に賞与)に直結するので非常に重要です。
具体的には、過去3~5年間は営業利益に赤字がないことを確認することをおすすめします。
営業利益は企業の本業での利益を表すので、継続して利益がマイナスだと事業が失敗していると言えます。1回のみであれば、一過性の可能性がありますので、営業赤字の理由を聞いてみましょう。
営業利益が3~5年連続黒字であれば稼げる仕組みは持っているので、入社後直ぐに業績が急遽悪化することは少ないと言えます。
上場企業はHPのIR情報から過去業績を入手できます。
非上場企業は帝国データバンク企業情報、東京商工リサーチ企業情報、日経会社プロフィルで調査可能です。しかし、掲載されていない可能性もあるため、エージェントや企業に直接問い合わせることをお勧めします。業務の規模感を掴みたいので、過去3年間の売上と営業利益の大まかな数値を教えて頂けないでしょうか、と質問してみましょう。
こちらも回答を貰えなかったり回答を濁されたら、業績が良くない可能性が高いです。
四季報は業績だけでなく、残業時間や有給取得状況などの情報が掲載されているので手元に1冊あると便利です。内定を辞退して仕切り直しをする場合に、優良企業を探す時にも使えるので転職必需品ですよ。
<大企業の情報が掲載されています>
<地方の有力企業や最新ベンチャー企業が掲載されています>
④ セカンドオピニオンを聞く
転職先を決める時や、そもそも転職するかを決めるには、様々な角度から意見を聞いた方が良いです。
自分では良い転職先!と思っていても、自分が気付かなかった盲点(リスク)があることが多々ありますよ。第三者から客観的な意見を聞くことで、自分のキャリアを冷静に振り替えれます。
例えば、
特に転職エージェントは直接企業とやり取りしているので情報の取得に重宝します。
但し、転職エージェントによっては無理矢理転職を進めるエージェントもいるので、複数の転職エージェントを活用して自分にあった転職エージェントを選びましょう。
【無料相談可能】おすすめの転職エージェント
私が転職をしたときは、下記の3社を中心に転職活動を進めていました。
エージェント種類 | オススメなポイント | 体験談 |
リクルートエージェント | リクルートエージェントは求人数No.1 非公開求人の紹介、転職市場の動向、過去の事例などを考慮し、非公開求人も含めた多数の求人の中から最適な求人を紹介します。 | 【リクルートエージェントの特徴】体験談と評判からメリットとデメリットを解説します |
doda | dodaが取り扱っている求人のうち、80%以上がサイト上には公開されていない非公開求人です。 自分では見つけられなかった求人もエージェントサービスに登録することで見つけることができます。 | 【dodaの特徴】体験談と評判からメリットとデメリットを解説します |
マイナビジョブ20's | 人材サービスを幅広く扱うマイナビの中でも、20代を専門としているのは『マイナビジョブ20's』のみです。 マイナビの情報網を活かしつつも、20代という若年層に特化しているからこその強みがあります。 通常の転職サイトでは掲載されていないような"非公開求人"が80〜90%を占めています。 | 【マイナビエージェントの特徴】体験談と評判からメリットとデメリットを解説します ※マイナビエージェントの体験談を参照 |
⑤ 転職するか迷ったら内定を取るまで転職活動をしてみる
転職活動をするだけならリスク0で活動ができますので、取り敢えず転職活動をしてみるのはおすすめです。
転職活動をすると下記のメリットがあります。
- 転職エージェントが紹介する求人のレベルで市場価値が自分の市場価値が分かる
- 面接を受けることで他社の雰囲気や勤め先のメリットやデメリットが分かる
- 内定を取ることで自信に繋がる
特に自分の市場価値を図るには、転職エージェントが紹介する求人を参考にするのが1番です。
転職エージェントは合格可能性が0な求人は紹介しないので、紹介された求人は基本的に合格の可能性がありますよ。
リクルートエージェントは非公開求人を多数保有しているので、自分の市場価値を図るにはおすすめの転職エージェントです。
【参考】何の仕事に向いているか科学的に調べてみる
何の仕事に向いているか気になったら、科学的に適職診断をしてみてはいかがでしょうか。
選択式の質問に答えるだけで、科学的な根拠に基づいて貴方の適職を診断してくれるプログラムがあります。
コンピテンシー診断は、ミイダスが提供する無料の自己分析プログラムです。
貴方の選択した回答に基づいて、適職診断を自動で行ってくれる仕組みです。所要時間は約30分程度なので気軽に行えます。結果を見て頂ければ分かりますが、詳細に性格や職務適性を分析してくれます。無料なので気軽に試せるのでおすすめです。
具体例を見て頂いた方が分かりやすいかと思いますので、私の結果を貼り付けます。

適職診断で使うのは、【職務適性】です。
実際に職務適性を見ると、経理が9と出ています。私自身も経理にとても向いていると考えていますので、分析の精度の高さが伺えます。
※無料登録によりコンピテンシー診断が可能となります。
仕事の価値観診断の纏め→【仕事の価値観の無料診断】転職の成功には適性を知るのが大事な理由
失敗しない転職をするコツの纏め
転職は内定を取ったら終わりではなく入社してからが勝負となります。
入社後のミスマッチを避けるには事前準備が欠かせません。
特に業績面は重要なので上場企業の場合には、中期経営計画なども含めて将来性も確認しましょう。