経理の転職活動

【企業内税理士のメリットは?】一般企業に転職するデメリットも現役経理が解説

税理士は独立開業や税理士法人、一般企業に勤務と、多様な働き方の選択肢があるので迷いますよね。

私は現役の上場企業の経理として企業内税理士や顧問税理士と一緒に働いています。

また、私自身も税理士試験を4科目合格しているので、独立についても情報収集を常にしております。

なので、税理士の働き方については他の経理よりも詳しい自信があります。

この記事では、税理士の方に向けて、社内税理士のメリットとデメリットを解説します。上場企業の経理で働く経理の視点から記載しますので、現状に即した内容となっていますよ。

では、纏めていきます。

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【前提】社内税理士(企業内税理士)とは

まずは、大前提として社内税理士の定義を明らかにしますね。

社内税理士(別名:企業内税理士)とは、造語であり一般的に呼ばれている呼称に過ぎません。

この記事では、下記の特徴を持つ方を社内税理士として定義します。

  • 一般企業から給与の支給を受けていること
  • 税理士に登録済の方、若しくは税理士試験に合格した方(大学院免除も含む)

厳密には、税理士は登録をしないと試験に合格しても税理士とは名乗れません。しかし、この記事では5科目合格若しくは3科目+大学院免除が完了した方も含めます。

なぜなら、一般企業で働く上で税理士に登録をしているかいないかは、一般企業の仕事をする上で大きな差が無いからです。

一般企業の経理の仕事が分かる本→【中小企業の経理実務の勉強におすすめな本5冊】分かりやすい書籍を紹介

【参考】所属税理士は社内税理士(企業内税理士)とは異なります

社内税理士と似たような名称で所属税理士と呼ばれる税理士がいます。

所属税理士は税理士法人や税理士事務所で税理士として勤務している方を指します。

所属税理士はかつては補助税理士と呼ばれており、社内税理士(企業内税理士)とは全く異なりますので注意してくださいね。

この記事では、一般企業で勤務する社内税理士について記載をしています。

因みに、社員税理士という呼称もあり、社員税理士は税理士法人の幹部で、一般企業の役員と考えて貰えば差し支えありません。

【結論】社内税理士(勤務税理士)として働くメリット5つ

では、本題に入りますね。

まずは、社内税理士が得られるメリットを箇条書きで纏めていきます。

  1. ワークライフバランスが取れる
  2. 安定して高年収(1000万円程度)が期待できる
  3. 税理士は経理部内で希少価値が高く大事にされる
  4. 高度な税務業務や、税務以外の業務も経験ができる
  5. 顧客がいないのでストレスが少ない

一般企業の特徴は、安定して高年収を得やすいことですね。

では、一つ一つ解説をしていきますね。

経理に強い転職エージェント→【経理に強い転職エージェントのおすすめ】未経験者と経験者別に紹介

①ワークライフバランスが取れる

社内税理士を必要とする会社は、複雑な税務の業務がある上場企業など大企業が想定されます。

上場企業はコンプライアンスが厳しいので、過度な残業時間はなく働きやすい環境にあり、ワークライフバランスが取りやすいです。

私も上場企業で働いていますが、決算時期以外の残業時間はほぼ0Hで、決算時期であっても10H~15H程度です。

一般企業の経理部門の働きやすさ→【経理は楽なの?】現役経理が特に楽な業界と仕事の特徴を語る

②安定して高年収(1000万円程度)が期待できる

上場企業の平均年収は約600万円※1です。

※出典:東京商工リサーチ「上場企業2459社 2020年度決算「平均年間給与」調査より

税理士の資格を持っていれば、上場企業の中でも複雑な税務知識を必要とする大手企業に転職できる可能性が高いです。

特に英語×税務の需要は非常に高く、英語の勉強と並行して国際税務を経験すれば1000万円は視野に入ります。

尚、経理は税理士に限らず年収UPのためには、自分の市場価値(高度な業務の経験)を上げて平均年収が高い企業に転職するのが王道です。

実際に私は中小企業で決算業務を経験した後に、上場企業の経理に転職して年収UPをしています。

特に税理士は他の経理と異なり、税理士資格という大きなアドバンテージがあるので経理経験者の転職でも有利になります。

③ 税理士は経理部内で希少価値が高く大事にされる

上場企業であっても税務を理解しているメンバーは少ないです。

例えば、下記のような基本的な事項も苦手としている方がほとんどです。

  • 税引前利益と課税所得の違い
  • 法人税の別表1・4・5の繋がり
  • 消費税の課税、非課税、免税、不課税の違い

なので、基本的な税務知識があって税務調査対応ができる人材は貴重なので大事にされます。

具体的には、経理部内での発言力が強くなり、担当業務などの意向が通りやすくなりますよ。

④高度な税務業務や、税務以外の業務も経験ができる

上場企業の経理は、中小企業や個人では味わえない高度な税務業務があります。

例えば、国際税務や大規模な連結納税などが代表例です。

また、税務以外の業務(制度会計や管理会計)などに携わる機会もあるので、税理士で学んだ知識(簿記論・財務諸表論)も存分に活かすことができます。

上場企業の経理に必要な知識が学べる本→【上場企業の経理の仕事内容が勉強できる本5選】本当に実務で役立つ書籍を紹介

⑤ 顧客がいないのでストレスが少ない

一般企業は顧客が存在しないので、自分のペースで業務を進められます。

私は前職が営業でしたが、顧客とのコミュニケーションに悩むことがありました。

勿論、顧客の中でも優しい方も沢山いましたが、一定数無茶苦茶な要求をする顧客もいるのは事実です。

経理になれば社外に顧客がいないので、顧客から無茶苦茶な要求を受けるストレスからは解放されます。

自分が好きなタイミングで有休が取れたり、フレックスを使えるのはメリットです。

会計事務所から経理への転職方法→【会計事務所から経理への転職のコツ4つ】一般企業の経理のメリットも解説

【デメリット】社内税理士(勤務税理士)として働くデメリット3つ と対処方法

社内税理士メリット

次に社内税理士のデメリットを纏めていきます。

まずは、箇条書きで記載しますね。

  1. 出世できるとは限らない
  2. 給与に天井がある
  3. 自由には働けない

では、一つ一つ解説していきますね。

①出世できるとは限らない

税理士だから一般企業で必ず出世できるとは限りません。

勿論、税理士なので期待をされて出世のチャンスが与えられることは間違いないでしょう。

実際に出世できるかは実力と上司との相性によります。

税理士は出世に有利だが油断は禁物です。

しかし、税理士の強い所は出世の見込みがなくなった時点で、転職と独立の2つの選択肢が残されていることです。

②給与に天井がある

勤務税理士はサラリーマンなので、企業の給与体系に従って給与を受け取ります。

なので、基本的に上限が決まっており税理士だからと言って、他の経理メンバーと大きな給与の差(資格手当を除く)がありません。

開業税理士は報酬は不安定ですが、成功すれば報酬は青天井で伸ばせます。

しかし、勤務税理士もCFOを目指すことで、数千万の報酬を得る可能性があります。

特にIPOなどベンチャー企業は、高度な知識と経験がある税理士をCFOに迎えることも多く多額の報酬を得る機会があります。

CFOを目指す人におすすめな本→【CFOを目指す人におすすめな本5選】経理のキャリアが学べる書籍を紹介

③自由には働けない

勤務税理士は会社に決められた勤務時間に働かなくてはいけません。

開業税理士は自分で業務をコントロールして自由な働き方ができます。

しかし、近年は企業もフレックス勤務や在宅勤務を取り入れて働きやすい環境を整えています。

なので、私は在宅勤務とフレックスを併用してからは、自由に働けないデメリットは緩和されたと感じます。

【参考】社内税理士(勤務税理士)が向いているか適職診断で調べてみる

選択式の質問に答えるだけで、科学的な根拠に基づいて適職を診断してくれるプログラムがあります。

有名なのはミイダスが提供する コンピテンシー診断という無料の自己分析プログラムです。

貴方の選択した回答に基づいて、適職診断を自動で行ってくれる仕組みです。所要時間は約30分程度なので気軽に行えます。結果を見て頂ければ分かりますが、詳細に性格や職務適性を分析してくれます。無料なので気軽に試せるのでおすすめです。

具体例を見て頂いた方が分かりやすいかと思いますので、私の結果を貼り付けます。

ミイダス コンピテンシー診断
※クリックすると拡大できます

適職診断で使うのは、【職務適性】です。

実際に職務適性を見ると、経理が9と出ています。私自身も経理にとても向いていると考えてますので、分析の精度の高さが伺えます。

※無料登録によりコンピテンシー診断が可能となります。

適職診断についての詳細→【自分の価値観の見つけ方】仕事の価値観診断で働きやすい会社も分かる

社内税理士メリットとデメリットの纏め

税理士になるには多大な努力を要しますよね。

なので、後悔をしない選択ができるように様々な情報を仕入れてみてはいかがでしょうか。

知人に聞いたり、ブログを閲覧したり、無料なので転職エージェントを活用するのもありだと思います。

市場価値の上げ方に着目して解説しています。転職だけを正解とせずに、現職に留まりながら市場価値を上げる方法も述べられており、選択肢が多くて参考になります。転職を検討している方は是非読んでみてください。 気になった方は Kindle Unlimited で無料で読んでみて下さいね。

本が無料で読めるAmazonのサービスは下記の記事で纏めていますので良かったら見て下さいね。

【30日間は本を無料で読める】Amazonの電子書籍サービス3つを比較

転職に関するオススメな本→【20代の転職におすすめな本5選】30代の初めての転職にも役立つ書籍を紹介

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  • この記事を書いた人
星のおじさん

星のおじさん

【上場企業!IFRS!経理大好き!】【資格】税理士試験4科目合格(簿・財・法・消)TOEIC800点以上 【経歴】経理未経験→6年後に海外駐在(経営企画系統)【転職】20代:2回 【一言】税理士を目指したら海外で働くことになりました|会計の専門書マニアです(笑)

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