経理の転職活動

【メーカー経理の仕事内容は?社風は?】転職希望者に役立つ情報を現役経理が解説

メーカーと聞くと皆様はどのようなイメージをお持ちですか?代表的な特徴は安定思考で、人事制度は年功序列のイメージですかね。

私はメーカー3社で約10年働いており、メーカーに共通する社風を肌で感じました。

メーカー経理は他の経理と異なり原価計算があるので、経理の中でも特色があるキャリアを積めますよ。

この記事では、メーカー経理に転職を検討している方が、メーカーの特徴や魅力を理解する為に役立つ情報を提供します。メーカー3社で約10年の勤務経験があるので、メーカー経理の良い点、苦労する点は掴んでいるので、転職希望者には参考になると思いますので良かったら見て下さいね。

では、纏めていきます。

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【前提】メーカー経理は働きやすい

結論から言えば、メーカー経理はホワイトなことが多いです。

主な理由は下記の3点です。

  • メーカーは伝統的に労働組合が強い
  • 機械が製品を製造して稼ぐので、社員(人件費)の管理は甘い傾向がある
  • 競合が少ないので安定的に利益を上げることができるメーカーが多い

なので、経理もホワイトであるこが多く残業が少なく有給も取りやすい傾向にあります。

メーカーに3社勤めましたが、3社とも社員には優しく無茶な要求はなかったです。

メーカーでも特におすすめな業界は化学メーカー

メーカーでもよりホワイト度合いが高いのは、化学メーカーです。

なぜなら、化学メーカーはその会社でしか製造できない素材が多くあるので、競合が少なく需要が無くなりません。つまり、メーカーのなかでも最も安定的に利益を上げることができる業界です。

化学メーカーは、メーカーのなかでも平均年収が高く、トップクラスにホワイトな業界と言えます。

【仕事内容】メーカー経理のキャリア

メーカー経理の仕事内容は大きく分けて下記の5つに分類されます。

  • 制度会計(単体・連結):株主などに報告する決算数値を作成
  • 税務:国内、国際税務関連業務
  • 財務:資金調達の立案
  • 管理会計:予実分析など利益の要因を分析して経営層に報告
  • 工場経理:原価計算など工場の収益関係の取り纏めを工場がある場所で実施

メーカー経理の特徴は管理会計と工場経理にあります。

メーカーは物を製造をして製造した物を販売するので、製造コスト把握することが重要視されています。

なので、製造した物の原価を計算する管理会計と工場経理には力を入れており、工業簿記や原価計算の知識がある方は重宝されますよ。

管理会計が学べる本→【管理会計の実務の勉強におすすめな本5冊】解説が分かりやすい書籍を紹介

原価計算が学べる本→【原価計算の勉強におすすめな本5冊】解説が分かりやすい書籍を紹介

メーカー経理の代表的なキャリアのルートについて

メーカー経理は1つの仕事を長期間継続をすることが少なく3年程度で業務のローテーションを実施することが多いです。

代表的なパターンを3つほど上げておきますね。

  1. 専門職育成ルート:単体決算→連結決算→開示→国内税務→国際税務→専門職(課長クラス)
  2. 原価計算ルート:工場経理①→工場経理②(違う拠点)→管理会計→海外駐在(課長クラス)
  3. CFOルート:管理会計→経営企画部→海外駐在(課長クラス)→子会社経理(部長クラス)→本社CFO

私は経理がほとんど未経験で入社をして、5年で海外駐在になりましたので海外駐在を希望をすれば比較的希望が通りやすい業界ですよ。

CFOを目指す人に読んで欲しい本→【CFOを目指す人におすすめな本5選】経理のキャリアが学べる書籍を紹介

【社風】メーカー経理の魅力と苦労すること

メーカーは、銀行や商社など他の業界と圧倒的に異なることがあります。

それは、有形の製品を自分達で製造して販売していることです。

当たり前と思うかもしれませんが、この意識がメーカーの社風(現場が強い)の根底にあることは絶対に忘れてはいけません。

<メーカー経理の魅力と苦労することの一覧表>

特徴魅力苦労すること
現場が強い工場経理の場合は、現場と直接やり取りします。大抵現場は生産が最優先なので、情報を貰うのに非常に苦労します。
管理部門が弱い町工場から上場企業になった会社もあるので、技術部門以外が弱いことが多々あります。要求レベルはあまり高くなく、かつ出世が容易である傾向があります。
機械が稼ぐ人の稼働率で稼がないので、基本的に労働環境は緩いです。のんびりと仕事をできます。
原価計算メーカーなので原価計算の経験を積めます。原価計算が分からないと、仕事が理解できないことが多いです。※日商簿記2級レベルの工業簿記でOKです。
転職が容易メーカーの経理を経験していれば、どの業界も大抵は対応できます。原価計算を含む製造業の経理まで経験していれば、特殊な業界を除いて転職で困ることはないです。
対人関係仲良くなると家族のように助けてくれる。職人気質な方が多いです。コミュニケーションを取るのに最初は戸惑います。特に技術部門や工場は、全体的に言葉足らずで、ちょっと第一印象が怖い方が多いでのビビります。(話しかけると、コーヒー奢ってくれたり良い方が多いです(笑))
転勤海外子会社があれば、駐在経験できます。メーカーは、地方や海外に子会社をもっているので、転勤は覚悟すべきです。
福利厚生転勤が多いため社宅や家賃補助を始めとして、福利厚生は充実しています。また、工場に社食があるので、本社もお弁当などを格安で提供している会社が多いですね。
出世お仕事ができなくても、主任クラスまでは出世することが多いです。 管理職になる最短の年齢が定められていることが多いです。35歳で課長クラスが最速ペースです。
昇給基本的には年功序列なので、一定の年収は確保できます。優秀な人材でも劇的に年収が上がることはありません。何故なら、年で昇給できる上限が決まっているからです。職位が上がらなければ、最高評価(上位5%)で2万円程度です。
残業現場が残業管理を徹底するので、全社的にも残業管理はしっかりとする傾向が強いです。残業が多いと課長クラスが部長や役員に怒られます(笑)

経理としての最大のメリットは、製造業の経理を経験できるので転職の幅が広がることです。

製造業の経理を一回でも経験すると、他のメーカーの経理への転職も容易なので非常にメリットがあります。

現場が製品を作る=稼ぎ頭なので、現場が非常に強いのが特徴です。しかしキャリア面では、製造業かつ子会社が多くあるので、連結決算や国際税務など非常に市場価値がある業務を経験できます。

但し、仕事を円滑に回すには現場との交渉力が必要なので、早めに勉強をすることをおすすめします。

交渉力が学べる本→【交渉力が身につくおすすめの本】折衝力を高めるのに役立つ書籍を紹介

【参考】メーカー経理が好む人材の特徴と性格

メーカー経理 ホワイト

では、メーカー経理に採用人材の人材と特徴と性格は似たような傾向があります。

何故なら、メーカー経理は、採用の歴史や人数が多いため、 活躍した人材の傾向は掴んでいます。 活躍した人材と似た人材の特徴や性格の人材を狙って採用活動を行います。その為、 似たような人材を採用する傾向が強いです。

特徴を挙げていきましょう。

  • 英語力がある(グローバル企業が多いので、英語力は重視されます。最低限TOEIC700程度は欲しい)
  • 原価計算の知識(日商簿記2級程度は欲しいです。決算業務で製造原価報告書は作成する必要がありますので基本的な知識は必要です)
  • 安定思考の方(挑戦とか社風で書いてあるかもしれませんが、メーカーは安定思考です。即座に昇格や昇給は難しいです)
  • 長期で勤めることを想定している方(時間をかけて人材を育てたい意向が強いです)
  • 基礎業務を真面目に取り組める方(能力があっても若手や未経験者は、最初の数年は基礎業務を担当します)
  • 年配者と上手くやれる方(平均年齢が高く長く勤めている方が多いので、年配者と仲良く仕事ができることは大事です)
  • 転勤が可能な方

上記特徴に当てはまる方は、メーカーの経理では歓迎されます。また活躍の可能性が高いです。

メーカー経理は下積み期間が比較的長い傾向があります。 経理未経験だと、2年程度は仕訳入力など決算の補助的な業務を担当することは覚悟しましょう。 しかし、基礎業務を疎かにすると、上司の信頼を獲得できないので連結決算など美味しい仕事が回ってこないので要注意です。

基礎的な業務を知っていることは、決算を取り纏める時に活きてきます。

現場を知らないと業務の流れを知らないので、上手く決算を取り纏めできません。

メーカー経理への転職におすすめな転職エージェント→【経理に強い転職エージェントのおすすめ】未経験者と経験者別に紹介

【体験談】メーカー経理に向いている人の性格や価値観は?

メーカー経理に向いている方は、

メーカー経理に向いている方はプライベートを確保しながら、平均以上の年収を手に入れたい方です。市場価値を上げることが出来る魅力的な業務が沢山あります。やる気があれば業務は任せて貰えますので、経理のキャリアをしっかりと積み上げていくことができます。

メーカー経理に向いていない方は、

圧倒的に優秀な人材には、メーカーの経理をおすすめしません。何故なら、超天才を評価する人事制度がありません。超天才にはメーカーは凄く退屈な会社に思えてしまうはずです。

なので、コツコツと真面目に業務をこなせる方がメーカーの経理に向いています。

【参考】メーカー経理に向いているかを科学的に調べてみる

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具体例を見て頂いた方が分かりやすいかと思いますので、私の結果を貼り付けます。

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適職診断で使うのは、【職務適性】です。

実際に職務適性を見ると、経理が9と出ています。私自身も経理にとても向いていると考えていますので、分析の精度の高さが伺えます。

※無料登録によりコンピテンシー診断が可能となります。

適職診断については下記の記事でも纏めていますので良かったら見てくださいね。

【仕事の価値観の無料診断】転職の成功には適性を知るのが大事な理由

メーカー経理の特徴と魅力の纏め

メーカー経理は、職場がホワイト以外にも、経理の市場価値を上げる業務が経験できる魅力があります。

規模が大きいので、グローバルに跨る仕事ができる経験は必ず自分のキャリアにとってプラスとなります。

また、世に自分の会社の製品が出るのは、少し嬉しいです(笑)

市場価値の上げ方に着目して解説しています。転職だけを正解とせずに、現職に留まりながら市場価値を上げる方法も述べられており、選択肢が多くて参考になります。転職を検討している方は是非読んでみてください。 気になった方は Kindle Unlimited で無料で読んでみて下さいね。

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星のおじさん

星のおじさん

【上場企業!IFRS!経理大好き!】【資格】税理士試験4科目合格(簿・財・法・消)TOEIC800点以上 【経歴】経理未経験→6年後に海外駐在(経営企画系統)【転職】20代:2回 【一言】税理士を目指したら海外で働くことになりました|会計の専門書マニアです(笑)

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